最近、街を歩いていると「あれ、ロッテリアじゃないの?」と二度見してしまうような赤い看板を見かけることが増えましたよね。
2026年に入ってから、かつてのロッテリアが次々と「ゼッテリア」という名前に姿を変えていて、ネット上でもかなりの話題をさらっています。
僕も最初は「パクリ店かな?」なんて失礼なことを思ってしまいましたが、調べてみるとそこには外食業界を揺るがす大きな物語が隠されていました。
今回は、この謎多き新チェーン「ゼッテリア」について、僕自身の体験も交えながら徹底的に深掘りしていこうと思います。
ゼッテリア|ロッテリアの違いは?関係会社?パクリ?
■ロッテリアとの決定的な違いと意外な関係性
まず皆さんが一番気になるのは、この二つのブランドがどういう関係なのかという点でしょう。
結論から言えば、これらはパクリでも何でもなく、同じ「株式会社ロッテリア」が運営する、いわば「兄弟ブランド」のような存在なんです。
運営母体は、牛丼の「すき家」や「はま寿司」で知られるゼンショーホールディングスで、2023年にロッテから事業を譲り受けたのが始まりでした。
関係性を整理すると、老舗のロッテリアという土台の上に、ゼンショー流の新しい戦略を詰め込んだ進化形がゼッテリアだと言えます。
大きな違いの一つはメニューの構成で、ロッテリアが「エビバーガー」や「リブサンド」といった長年の定番を大切にしているのに対し、ゼッテリアは「絶品バーガー」シリーズを主軸に据えています。
また、お店の雰囲気もガラッと変わっていて、ゼッテリアは「カフェテリア」としての機能を重視した大人っぽい落ち着いた空間作りが特徴です。
僕が実際に店舗を訪れた際も、ファストフード特有の騒がしさが抑えられ、どこか洗練されたカフェのような居心地の良さを感じました。
さらに、注文システムもタブレットやタッチパネルを導入するなど、デジタル化が進んでいて、今の時代に合わせた効率的なオペレーションが組まれています。
ゼッテリア|なぜロッテリアは改名?
■なぜロッテリアはゼッテリアへと改名されたのか
「長年親しまれた名前をなぜ変える必要があったのか」という疑問は、多くのファンが抱いているはずです。
公式な発表では、メイン商品の「絶品(ZEPPIN)バーガー」と「カフェテリア(CAFETERIA)」を組み合わせた造語だとされています。
ただ、業界通の間では「ゼンショー(ZENSHO)」の頭文字である「ゼ」を冠することで、新しい親会社のカラーを打ち出す狙いがあるとも囁かれています。
また、契約上の問題として、ロッテグループの手を離れたことで「ロッテ」という名称をいつまでも使い続けるわけにはいかないという裏事情もあるようです。
実際に2026年現在、不採算店舗の閉鎖や設備の更新時期に合わせて、既存のロッテリアが急速にゼッテリアへと業態転換されています。
ゼンショー側は将来的に全国のロッテリアをゼッテリアに置き換える方針を示しており、この流れは今後さらに加速していくでしょう。
単なる名前の変更ではなく、マクドナルドのような「スピード重視」のモデルから、スターバックスのような「滞在型」のモデルへとシフトしようとする強い意志を感じます。
一人のユーザーとしては、慣れ親しんだ名前が消える寂しさもありますが、新しい体験を提供しようとする挑戦的な姿勢にはワクワクさせられます。
ゼッテリア|絶品チーズバーガーとは?
■看板メニューである絶品チーズバーガーの真実
ゼッテリアを語る上で絶対に外せないのが、その名の由来にもなった「絶品チーズバーガー」の存在です。
実はこれ、ロッテリア時代から続く人気メニューなのですが、ゼッテリアになってから中身がかなりアップデートされているんです。
ロッテリア版は牛肉100パーセントのパティに4種類のチーズをブレンドしたソースを合わせ、肉の旨みをシンプルに味わうスタイルでした。
一方でゼッテリア版は、パティの重量を増やし、コルビージャックチーズやオーロラソース、さらにはレタスなどの野菜を加えて、よりボリューミーな仕上がりになっています。
実際に食べ比べてみると、ゼッテリアの方はチーズのミルク感が非常に濃厚で、一口の満足度が格段に上がっていることに驚かされます。
ただ、ロッテリア時代の「肉とチーズだけ」というストレートな潔さを愛していたファンからは、少し複雑な声も上がっているようです。
僕個人の感想としては、ゼッテリアのバンズが驚くほど「ふわもち」食感で、具材のジューシーさをしっかり受け止めている点が高評価でした。
単品で500円を超える価格設定はファストフードとしては強気ですが、その分「ちゃんとした食事をしている」という実感を味わえます。
スパイシーさは控えめになり、より幅広い層に受け入れられるマイルドで贅沢な味わいへと進化したと言えるでしょう。
ゼッテリア|店舗は?
■急拡大するゼッテリアの店舗ネットワーク
2023年に東京の田町芝浦店から始まったゼッテリアですが、今やその勢いは止まるところを知りません。
2026年現在、首都圏や関西、名古屋などの都市部はもちろん、北海道から九州まで全国各地に店舗が広がっています。
特に駅ナカやショッピングモールのフードコートといった、利便性の高い場所への出店が目立つのもゼンショーグループらしい戦略です。
北海道では札幌市を中心にサッポロファクトリーやイオンなどの商業施設内での転換が進み、帯広市のようにロッテリアが完全に消滅した地域もあります。
東京でも新宿や渋谷、原宿といった一等地に加え、武蔵小金井やオペラシティなど生活圏内にも続々と新店がオープンしています。
大阪では道頓堀や天王寺、さらには関西国際空港といった象徴的な場所にもゼッテリアが登場し、その存在感を示しています。
面白いのは、関空の店舗のように「お好み焼きバーガー」や「おにぎり」を販売する地域独自のメニュー展開を行っている点です。
「どこに行っても同じ」ではなく、その土地に合わせた工夫が見られるのは、旅行好きの僕としては嬉しいポイントですね。
もし皆さんの近所にあるロッテリアが急に改装工事を始めたら、それはゼッテリアに生まれ変わるサインかもしれません。
ゼッテリア|口コミは?
■ユーザーが語るゼッテリアのリアルな口コミと評判
ネット上の声を見てみると、ゼッテリアに対する評価は非常に興味深い形で分かれています。
ポジティブな意見として多いのは、「コーヒーが美味しくなった」「内装がオシャレで居心地が良い」というカフェとしての質の高さです。
特にゼンショーが強みを持つ「フェアトレードコーヒー」は、深いコクと酸味のバランスが良く、仕事の合間に一息つくには最適だと評判です。
一方で、ロッテリア時代からの熱狂的なファンからは「リブサンドポークがなくなったのが耐えられない」という悲鳴にも似た不満も上がっています。
確かに、青春の味としてリブサンドを愛していた人にとっては、メニューから消えてしまった喪失感は相当なものでしょう。
また、「注文用のタブレットが少し使いにくい」「セット価格が千円近くて高く感じる」といった、利便性やコスパに関する手厳しい指摘も見受けられます。
ポテトについても、ロッテリアの「外カリ中ホク」から、ゼッテリアの「細めカリカリ」に変わったことで好みが分かれているようです。
それでも、バンズの質の高さや濃厚なチーズの味わいを評価する声は根強く、新しいファンを着実に獲得している印象を受けます。
僕自身は、PC作業ができる電源付きの席がある店舗が多いことに感謝しており、現代のノマドワーカーにはかなり味方になってくれる店だと感じています。
まとめ
ロッテリアからゼッテリアへの変貌は、単なる名前の付け替えではなく、時代のニーズに応えようとする巨大な外食改革そのものでした。
慣れ親しんだメニューが消える寂しさは拭えませんが、それ以上に「新しい美味しさ」や「快適な空間」を提供しようとする姿勢は評価に値します。
ロッテリアのDNAを受け継ぎつつ、ゼンショーの資本力とノウハウで磨き上げられたゼッテリアは、2026年の今、バーガー界の新しいスタンダードになりつつあります。
絶品チーズバーガーの濃厚なコクを味わいながら、お気に入りのカフェのようにゆっくりと過ごす贅沢は、一度体験してみる価値があります。
もし街角で赤い「Z」の文字を見かけたら、食わず嫌いせずにぜひその扉を開けてみてください。
きっと、今まで知らなかった新しいハンバーガー体験があなたを待っているはずですから。
皆さんの今日という日が、美味しいハンバーガーとの出会いで素晴らしいものになることを願っています。
