ついに新しいステージである帝都医大病院編が本格的に動き出しましたね。
見習いからプロの看護婦へと成長した彼女たちの姿に、毎朝背中を押されているような気持ちになります。
特に第62話「学びたい」では、立場が変わったからこそできる「優しさの形」が描かれていて、胸が熱くなるシーンの連続でした。
明治という激動の時代、女性が自立して働くことの厳しさと喜びを、これほど丁寧に描き出す脚本の筆致には本当に脱帽してしまいます。
それでは、興奮冷めやらぬうちに、本日放送された内容をじっくりと深掘りしていきましょう。
風、薫る(朝ドラ)62話までの振り返り
■看護婦取締としての第一歩!前回第61話のドラマチックな振り返り
まずは昨日放送された第61話のおさらいから始めましょう。
物語は明治22年1月、凍てつくような寒さの東京で幕を開けました。
養成所を卒業したりん、直美、多江、トメの4人は、ついに帝都医大病院へと配属されましたね。
驚いたのは、彼女たちが単なる新人看護婦ではなく、いきなり「看護婦取締」という指導的な立場に任命されたことです。
これには視聴者も「いきなり大役すぎる!」と驚きましたが、それだけ「トレインドナース」への期待が大きかったということでしょう。
直美が英語を勉強してきたというプライドの高い生徒・ヒデに対して、流暢な英語で「私たちはナイチンゲール式の看護を学んだのです」と言い返したシーンは、最高にクールで”Professional pride”を感じさせました。
一方、現場では旧来の「看病婦」たちとの間に、静かな火花が散っていました。
特にりんたちが提案した、患者の家族からの差し入れの受け取り禁止や、備品の厳格な管理といった新しい規則は、現場のベテランたちからすれば「小生意気な新参者」に見えたに違いありません。
そんな不穏な空気の中でも、看病婦のツヤがりんに対して「私も看護の勉強をさせてほしい」と切実に訴えかけたところで、前回は幕を閉じました。
風、薫る(朝ドラ)62話ネタバレあらすじ
■夢への扉が開いた瞬間!第62話のストーリーを徹底解説
本日の第62話は、ツヤの熱い思いを受けた、りんたちの行動から物語が動き出しました。
りんたちはツヤの願いを叶えるべく、自分たちが持つ「看護婦取締」という権限を最大限に活用しようと決意します。
試験も受けずに講義に参加させることへの慎重な意見もありましたが、かつては誰よりも厳格だった多江が「実技ができる彼女なら交渉の余地がある」と賛成に回ったのが印象的でした。
多江は、子供がいないことで離縁されたツヤの悲しい過去を知っていたからこそ、彼女の再出発を応援したかったのですね。
意を決して多田院長の元へ直談判に向かった4人は、看病婦に教育の道を開くべきだと、凛とした態度で主張しました。
院長は当初、困惑した表情を浮かべていましたが、彼女たちの熱意と合理的な提案に押され、ついに「条件付き」での受講を認めます。
その条件とは、29歳以下という年齢制限を設けることでしたが、これによってツヤはついに、ヒデら看護学生とともに講義を受ける資格を手にしたのです。
ツヤが「精一杯精進します」と涙を浮かべて挨拶する姿は、まさに”New beginning”を感じさせる素晴らしい瞬間でした。
そして、ドラマ後半では視聴者が待ちわびていた「初めての給料日」というビッグイベントが描かれました。
全員で声を揃えて封筒を開けると、そこには明治の「10円」という重みのある対価が入っていました。
公務員の初任給が50円ほどだった時代に10円というのは、決して高給とは言えませんが、自分たちの知識と技術で稼いだお金には特別な価値があります。
多江が「もっと偉くなって待遇を良くしてみせる」と野心を燃やす一方で、直美が「居候代を払わせてください」と美津に申し出るシーンは、彼女たちの自立心を象徴していましたね。
一方で、物語の終盤には不穏な影も忍び寄ります。
小説を書き上げたシマケンがりんを団子屋で待っていましたが、運命のいたずらか二人はすれ違ってしまいました。
さらに、謎の占い師・真風がりんに対し「順風満帆な時こそ気をつけなさい」という不穏な予言を残し、さらに新キャラクターの軍人・小川吾郎が病院に姿を現したところで、物語は明日に繋がれました。
風、薫る(朝ドラ)62話ネタバレ感想
■10円に込められた自立の誇り!私の個人的な感想
今回のエピソードを見ていて、最も強く感じたのは「女性の社会進出」というテーマの深さです。
「10円」という給料を手に、彼女たちがそれぞれ違う表情を見せたのが非常に興味深かったですね。
那須の元家老の娘として育ったりんが、泥臭く働き、初めて手にした現金を見て何を思ったのか。
美津が「胸を張りなさい。最後に勝ち戦にすればいいのです」と言葉をかけたシーンでは、親子二代で明治という新しい時代を戦い抜こうとする決意が伝わり、鼻の奥がツンとなりました。
また、ツヤのエピソードについても考えさせられるものがありました。
29歳以下という年齢制限が設けられたことで、ベテランのフユやヨシといった人々は、どんなに意欲があっても正規の看護婦への道は閉ざされたままです。
制度が変わる過渡期には必ず、こうした「報われない層」が生まれてしまうという冷徹なリアリティが、このドラマの深みですよね。
そして、シマケンとりんのすれ違いには「ああ、もう!」ともどかしい気持ちになりました。
シマケンは、りんのことが気になって仕方ない様子なのに、当のりんはプロとしての責任感で頭がいっぱいで、恋の気配すら感じさせません。
この二人の距離感が今後どう変化していくのか、あるいは新しい風として現れた軍人の小川が波乱を起こすのか、非常にワクワクします。
占い師・真風の「正しいが間違いで、間違いが正しい」という言葉は、今後の病院内の派閥争いや、治療方針の対立を予感させるようで、背筋が少し寒くなりました。
風、薫る(朝ドラ)62話からどうなる?
■波乱の予感!次回第63話で見逃せない注目ポイントを考察
明日放送の第63話では、いよいよ物語に「外からの圧力」が加わりそうです。
予告によると、直美は病院を見舞いに訪れた軍人・小川吾郎と激しい口論になるようですね。
小川は入院中の友人の見舞いに来たようですが、軍人としての規律や常識が、直美たちが守ろうとする病院の「新しい秩序」と衝突するのでしょう。
差し入れを巡る口論ということで、おそらく小川は「友人への厚意」として何かを持ち込もうとし、衛生面を重視する直美がそれを拒絶する展開が予想されます。
直美は目的のためなら手段を選ばない強かさを持っていますが、軍人を相手にどこまで毅然とした態度を貫けるのかが見どころです。
一方、念願の学びを始めたツヤには、早くも厳しい現実が立ちはだかるようです。
仕事の合間に受ける講義は、思っていた以上に高度で、基礎知識のない彼女にとっては”Hard to catch up”な状況かもしれません。
周りの学生たちは若く、教育もしっかり受けてきたエリート候補生たちですから、その格差にツヤが心を折ってしまわないか心配です。
りんはそんなツヤを必死に支えようと奮闘するようですが、自分自身も supervisor としての重責を担っている中で、どうバランスを取るのでしょうか。
看病婦と看護婦、そして軍隊という異なる価値観が、病院という一つの巨大な装置の中でどう混ざり合い、あるいは反発し合うのか。
「風、薫る」というタイトルの通り、この混乱の後にどのような新しい風が吹くのか、期待は高まるばかりです。
まとめ
■プロとしての自覚と、揺れ動く人間模様に目が離せない!
第62話は、看護婦たちがプロとしての最初の「対価」を受け取り、自分たちの地位を確立しようとする強い意志が感じられる素晴らしい回でした。
ツヤへの教育の門戸を開いたことは、彼女たちにとって大きな勝利ですが、それは同時に「教える側」としての更なる責任を背負うことでもあります。
経済的な自立を果たした喜びも束の間、次々と押し寄せる現実の荒波に、彼女たちがどう立ち向かっていくのか。
シマケンの小説の出来栄えや、軍人・小川の登場によってかき乱されるであろう直美の心境など、気になる要素が多すぎます。
占い師が予言した「順風満帆な時こそ危うい」という言葉が、どうか致命的なトラブルにならないことを祈るばかりです。
明日も朝8時、テレビの前で彼女たちの奮闘を全力で応援しましょう!
“Believe in yourself, and keep moving forward.”、彼女たちの歩む道が、明るい光に満ちていることを願って止みません。
