朝ドラ『ブラッサム』第25話は、これまでの物語の積み重ねが一気に花開くような衝撃的で美しい回でしたね。
東京・本郷での偽りの兄妹生活から一転して二人の恋情が爆発し、さらに新たな命の宿りまで描かれる怒涛の展開に胸が熱くなりました。
ドラマティックな場面の連続に、テレビの前で息をのんで見入ってしまった方も多かったのではないでしょうか。
今回は、第25話の見どころや感情揺さぶるストーリーを隅々まで読み解きつつ、これまでの流れや次回北海道編への考察までたっぷり語り尽くします。
ブラッサム(朝ドラ)25話までの振り返り
■第25話までの『ブラッサム』の歩みと切ない愛の軌跡
東京へと舞台が移ってからの珠と保は、下宿先で周囲の目を欺くために「兄妹」という嘘の肩書きを背負って暮らしていました。
帝大生として勉強に励みながら新聞配達をする保と、下宿の家事をこなしつつ西洋レストラン「悠樂軒」で働く珠の毎日は、互いを思いやりながらもどこか素直になれない切なさに満ちていました。
そんな中、珠は「悠樂軒」で一流文芸雑誌『首都公論』の敏腕編集長である黒崎大三郎や副編集長の山中勇三と出会い、自らの内に秘めた創作への情熱を急激に燃え上がらせていきます。
仕事や家事の合間を縫って夜遅くまで机に向かい、必死の思いで書き上げた短編小説を黒崎編集長に直接手渡すという思い切った行動に出た珠でしたが、返ってきたのは「稚拙だ、つまらん」という厳しい一蹴でした。
打ちのめされて深く落ち込む珠の前に現れたのが、悠樂軒の常連客で作家志望の青年、左良太でした。
左は編集長に原稿を差し出した珠の勇気を真っ直ぐに称賛し、そのあたたかい励ましの言葉によって、珠は再びペンを握る勇気を取り戻して前を向くことができたのです。
ブラッサム(朝ドラ)25話ネタバレあらすじ
■朝ドラ『ブラッサム』第25話の怒涛のストーリー全貌
第25話は、珠が左良太から温かい言葉を受け取り、お互いに刺激し合う仲間として笑顔で固い握手を交わす場面から幕を開けます。
帰りが遅い珠を案じて外へ捜しに来ていた保は、二人が仲睦まじく語り合い手を握り合う光景を偶然目撃してしまいました。
これまで「良き兄」として胸の奥に閉じ込めてきた激しい嫉妬と恋心が溢れ出し、保は感情を抑えきれずに左へ怒りをぶつけて追い払ってしまいます。
残された珠に対して、保は「1年以上前からずっと珠さんがこっちを向くのを待っていた」と、内に秘めていた強い想いを震える声で告白しました。
恋仲になればいつか関係が終わってしまうのではないかと恐れる珠に対し、保は「絶対に裏切らない、約束する」と誓い、激しく抱きしめます。
「わしはまだ、兄様のままか?」と問いかける保の胸の中で、珠もついに「うち、保さんが好きじゃ」と答え、二人はついに恋人として結ばれました。
部屋も布団も以前と変わらないはずなのに全てが違って見えると語り合う二人は、しっかりと手を握り締めながら穏やかな朝を迎えます。
その後、珠は保の世話や悠樂軒での仕事をこなしながら、「このままでは終われない」と溢れ出る情熱のままに新しい小説の執筆に没頭していきました。
しかし数ヶ月が経ったある朝、朝食の準備をしていた珠は釜の蓋を開けた瞬間に強い吐き気を催し、崩れ落ちてしまいます。
医者の診察を受けた結果、珠の体に新しい生命が宿っていることが判明し、妊娠3ヶ月であることが告げられました。
予期せぬ知らせに呆然としながらも、珠は「うち、お母になるんじゃ」と顔をほころばせ、保と共に親になる喜びを噛み締めます。
その頃、『首都公論』の編集部では、黒崎編集長が山中副編集長に対し、珠の原稿について「稚拙と言ったが純粋で、無邪気に心をえぐってくる瞬間があった、ゾッとしたよ」と本音の評価を漏らしていました。
一方、下宿先で妊娠を報告した二人に対し、大家のマキや辰五郎は驚きつつも、帝大生である保の将来や出産・子育てにかかる資金面の現実的な問題を優しく問いかけるのでした。
ブラッサム(朝ドラ)25話ネタバレ感想
■第25話の感想!溢れる愛と秘められた才能に心が震えた理由
第25話は、わずか15分という放送時間の中に怒涛のドラマがぎっしりと詰まっていて、感情が追いつかないほどの感動と興奮を味わいました。
ずっと「優しいお兄さん」の仮面を被り、自分の情熱を押し殺してきた保が、嫉妬によって感情を裸にしたシーンは胸が痛くなるほどの迫力がありましたね。
金子大地さんの不器用で情熱的なお芝居が見事で、珠を強く抱きしめる腕の力強さに、彼が耐えてきた月日の重みが溢れ出ていました。
珠が抱いていた「恋人になると終わりが来るのが怖い」という切実な不安も、彼女が歩んできた波乱の過去を思うと深く納得でき、だからこそ結ばれた瞬間の美しさが際立っていました。
そして何より痺れたのは、遠藤憲一さん演じる黒崎編集長が裏で見せたあの表情と本音の言葉です。
目の前では冷たく突き放しておきながら、影では珠の描く文章の恐ろしいほどの純粋さに恐怖すら覚えていたという展開は、ゾクゾクするような快感がありました。
下宿の大家さんたちが呆れながらも「煮っ転がしが食べられないのか」と心配し、お産や将来のお金の話をリアルに諭してくれる温かさも、物語に深い味わいを添えていましたね。
ブラッサム(朝ドラ)25話からどうなる?
■『ブラッサム』次回からの展開考察!北の大地へ向かう二人の未来
来週からの第6週「ふたり、北へ」では、ついに物語の舞台が東京から北海道へと大きく移動していくことになります。
帝大生である保がこれからどうやって学業を続け、家族を養っていくのかという現実的な壁の前に、叔母の照子と札幌の銀行に勤める親戚の木村正吾が現れます。
照子たちが提示する出産費用や生活費の支援と引き換えに、二人が北海道へ渡るという決断を迫られるのは間違いありません。
保のモデルとなった実在の人物の軌跡を考えても、保は学業を休学あるいは断念し、北海道で働く道を選ぶ可能性が極めて高いと考えられます。
新キャラクターである木村正吾やその妻の浪江といった親戚たちとの出会いが、北の大地での二人の暮らしにどんな波乱をもたらすのか目が離せません。
また、黒崎編集長が珠の才能に真に気づいた直後での移動となるため、北海道という離れた地からどのようにして珠が再び文壇への扉を開いていくのかも大きな見どころです。
お腹の赤ん坊という愛の証を抱きながら、極寒の北国で二人がどのような愛と創作のストーリーを紡いでいくのか、期待が膨らんで止まりません。
まとめ
第25話は、珠と保の恋がついに成就し、新しい命の芽生えと小説家としての才能の萌芽が同時に描かれた、間違いなく前半の最高潮となる素晴らしい回でした。
偽りの兄妹という束縛から解き放たれた二人が、今度は親としての責任と厳しい現実に向き合っていく姿には、人間としてのたくましい成長を感じます。
東京から北海道へと舞台が移り、生活環境が激変しても、珠の中に芽生えた創作の炎と保への愛が消えることは決してないでしょう。
これから二人を待ち受ける新たな試練と北の大地での物語を、これからも熱い情熱を持って見守り続けていきましょう。
