新しいドラマが続々と始まる2025年夏クールですが、僕が今、一番注目しているのは、中村アンさんと小澤征悦さんがW主演を務める「こんばんは、朝山家です。」です。
テレビ朝日の日曜ドラマ枠でスタートするこの作品、実はただのホームドラマじゃないんです。
もう情報解禁の段階から「ほぼ実話」という言葉が飛び交っていて、一体どんな物語が展開されるのか、僕もめちゃくちゃ気になっています。
今回は、この「こんばんは、朝山家です。」の魅力について、皆さんにご紹介したいと思います。
ドラマ好きの皆さん、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
ドラマ「こんばんは、朝山家です。」ネタバレ|どんな話?
この夏から始まる「こんばんは、朝山家です。」は、見ていて「あるある!」と共感の嵐が吹き荒れそうな、リアルな家族の日常を描いたホームドラマです。
主人公は、国民的ドラマを手掛ける売れっ子脚本家の夫・朝山賢太を小澤征悦さん、そして彼の才能を信じ、事務所の社長も務めるスーパーウルトラな妻・朝子を中村アンさんが演じています。
この設定だけでもう面白そうですよね。
賢太は、自分が認められることに必死すぎて家事や子育てをないがしろにし、常にエゴサーチばかりしている“残念な夫”なんです。
そんな賢太を、売れない頃から経済的にも精神的にも支え続けてきた朝子が、日々イライラを募らせて“キレる妻”に変貌していくんです。
この夫婦の「衝突と罵声」が、このドラマの大きな見どころだと僕は思います。
もちろん、愛もちゃんとあるみたいですよ。
朝山家には、反抗期で不機嫌がデフォルトの高校生の長女・蝶子(渡邉心結さん)と、自閉スペクトラム症の特性を持つ小学6年生の長男・晴太(嶋田鉄太さん)がいます。
特に晴太くんの役どころは、朝が弱くて学校に行きづらかったり、大きな音が苦手だったり、と繊細に描かれているようです。
そんな弟に、姉の蝶子が「怠け者」だと罵ってしまうシーンもあるみたいで、発達障害を持つきょうだいが抱える葛藤にも深く切り込んでいるところが、ただのコメディでは終わらないこのドラマの奥深さだと感じています。
僕もまだ結婚はしていませんが、このドラマを見たら、家族というものの「リアル」をきっと肌で感じられるんだろうなって期待しています。
こんばんは朝山家です(ドラマ)ネタバレ|実話がモデル?
「ほぼ実話」ってホント?モデルは誰?
このドラマが放送前から「ほぼ実話」と話題になっているのは本当です。
関連のSNSでも公式にそう紹介されているんですよ。
そして、そのモデルとなっているのは、このドラマの脚本と監督も務める足立紳さんご夫婦なんです。
足立紳さんの奥様は、晃子(あきこ)さんという方です。
ドラマの中の中村アンさん演じる「キレる妻」朝子や、小澤征悦さん演じる「残念な夫」賢太の姿は、まさに足立ご本人たちの関係が元になっていると言われています。
制作発表の記者会見でも、足立晃子さんが夫である足立紳さんのことを「(紳さんは)ずっと『似た匂いを感じる』と言っていた、そんなことはない!」とツッコミを入れる一幕があったそうで、まさにドラマそのものの夫婦の掛け合いが繰り広げられたと聞いて、早くドラマが見たくなりました。
こういった裏話を聞くと、ドラマの「リアルさ」がさらに増して、より作品に没入できそうですよね。
共演者の嶋田鉄太くんも「足立夫妻と本当に同じだしほぼ実話。
だいたいのセリフ、実際に言ってるんで!とにかく実話です」と証言しているくらいですから、その再現度には期待が高まります。
こんばんは朝山家です(ドラマ)|原作・脚本は足立紳!
原作・脚本はあの有名人!
「こんばんは、朝山家です。」の脚本は、先ほども触れた通り、足立紳さんが手掛けています。
そして、このドラマの原案となっているのは、足立紳さんが「GetNavi web」で2020年3月から2025年3月まで毎月連載していた日記「後ろ向きで進む」なんです。
この日記には、足立紳さんとその家族のリアルな日常が赤裸々に綴られていたそうです。
仕事のこと、家族とのこと、そして夫婦喧嘩など、自虐的でありながらも足立さんの感情が哀しくも面白く描かれていたといいます。
時折、奥様の晃子さんの日記やイラストも挟まれていたそうで、それがまたリアリティを増していたんでしょうね。
足立紳さんといえば、最近ではNHKの朝ドラ「ブギウギ」の脚本を担当されたことでも話題になりましたよね。
他にも、日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した映画「百円の恋」や、監督・脚本を務めた「喜劇 愛妻物語」など、数々の名作を生み出している、まさに「人間ドラマ」を描く天才なんです。
彼の作品には、いつも「これ、本当にあった話なんじゃないか?」と思わせるような、生々しいリアリティが魅力だと僕は思っています。
だからこそ、ご自身の日常を元にした今回のドラマは、足立紳ワールドの真骨頂と言えるのではないでしょうか。
あの朝ドラとも関係が?
このドラマの第1話では、賢太が脚本を手掛けた朝の国民的ドラマ、通称「国ドラ」の『ムキムキ』がいよいよ放送されるシーンが登場します。
賢太は家族に一緒に見てほしいとアピールするのですが、結局一人で寂しく迎える、という残念な展開らしいです。
この『ムキムキ』、何かモデルがあるのかな?と気になりますよね。
実は、賢太のモデルである足立紳さんは、実際に朝ドラの脚本を執筆しています。
それが、2023年に趣里さんが主演を務めた「ブギウギ」なんです!
そうなんです、『ムキムキ』は『ブギウギ』をモチーフにしているんです。
足立紳さんの日記にも、「ブギウギ」の初回放送日のことが綴られていたそうです。
なんとその前日に奥様と喧嘩していて、放送日も喧嘩が継続中。
奥様は仕事やボランティアで外出してしまい、足立紳さんは結局息子さんと一緒に「ブギウギ」をご覧になったとか。
このエピソードが、ドラマの賢太と重なっていて、なんだかすごく人間味を感じてしまいますね。
もしかしたら、ドラマの中でも「ブギウギ」にちなんだ小ネタが満載かもしれません。
また、足立紳さんの原作・脚本・監督作品であるドラマ「それでも俺は、妻としたい」を見た方は、「あれ?似てるぞ?」と思ったかもしれませんね。
実はこのドラマも足立紳さんの自伝的小説が原作で、売れない脚本家の夫と恐妻の組み合わせ、さらには息子役の子役が「こんばんは、朝山家です。」と同じ嶋田鉄太くんなんです!
同じ夫婦がモデルになっているので、似ているのも納得ですよね。
まとめ
こんな風に、過去の作品との繋がりや、実際の出来事がどうドラマに落とし込まれているのかを考えながら見るのも、このドラマの楽しみ方の一つだと思います。
ぜひ、皆さんも「こんばんは、朝山家です。」を一緒に見て、この「ほぼ実話」の家族の奮闘ぶりを見守っていきましょう。