アップルサイダービネガー(netflix)解説|実話がモデル!ミラの元ネタは?

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こんにちは、はるをです!

この記事ではnetflixで配信されているドラマ「アップルサイダービネガー(英語版タイトル:Apple Cider Vinegar)」について解説しています。

「アップルサイダービネガー」は「奇跡の回復」を謳い、健康アプリで大成功を収めた女性の嘘が暴かれ、全てを失うまでを描いた実話に基づくドラマです。

アップルサイダービネガー | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
命に関わる重篤な病を治す方法として、代替治療を提唱する2人の若い女性。ひとりは知らずに、もうひとりは故意に世界をだましていく彼女たちの人生は、思わぬ方向に転がっていく。

アップルサイダービネガー(netflix)解説|実話がモデル!

『アップルサイダービネガー』の物語は、ベル・ギブソンというオーストラリアのインフルエンサーが起こした実際の事件にインスピレーションを得ています

彼女はSNSが登場した黎明期に、「健康的な食事と代替療法で末期の脳腫瘍を克服した」という驚くべき嘘をつき、多くの人々の関心を集め、初期の“スーパー・インフルエンサー”のひとりとなりました。

ベルは自身のSNSで「手術も不可能な状態で、余命4カ月と宣告された」と告白する一方で、「健康的な生活によって病気を治した」と主張。

この嘘をきっかけに、彼女はレシピアプリ「The Whole Pantry(ザ・ホール・パントリー)」を開発し、驚異的なダウンロード数を記録。

さらに、その成功を土台にウェルネスブランドへと事業を拡大し、オーストラリア版『エル』誌からは「今年最も刺激を与えてくれた女性」に選出されるなど、まさに時代の寵児となりました。

しかし、栄光の裏には大きな嘘が隠されていました。
実際には、ベルが脳腫瘍と診断された事実は一度もなかったのです。

2014年に「詐欺師ではないか」という疑いが持ち上がり始めた後、彼女はインスタグラムに「血液、脾臓、脳、子宮、肝臓のがんと診断された」と投稿しましたが、これもまた嘘でした。

2015年、オーストラリアの新聞記者たちが彼女の嘘を疑い調査を開始。

医療記録を確認することができなかった記者たちは、彼女が慈善団体に多額の寄付をしているという主張についても疑問を持ち始めました。

そして、調査の結果、ベルは実際には慈善団体に寄付をしていなかったことが明らかになります。

この報道をきっかけに、彼女を信じていたファンたちの間にも疑念が広がり、ベルのビジネスは急速に失速。

同年4月には、ついに雑誌のインタビューで「すべて、事実ではない」と告白せざるを得ない状況に追い込まれたのです。

その後、ベルは消費者保護法違反の罪で起訴され、5つの罪で有罪判決を受けました。

2017年には、寄付に関する虚偽の発言をしたことに関連して、ビクトリア州政府におよそ41万オーストラリア・ドル(約3965万円)を支払うよう命じられましたが、現在もその罰金は支払われていないと報じられています。

一時は「オロモ人への成りすまし」疑惑も浮上するなど、彼女の行動は社会に大きな波紋を広げました。

この一連の出来事は、SNS時代の情報発信の危うさや、ウェルネス業界における倫理観の欠如といった問題を私たちに深く考えさせるきっかけとなりました。

アップルサイダービネガー(netflix)解説|ミラの元ネタは?

さて、ドラマの中でベル・ギブソンのライバルとして描かれるミラ・ブレイクというキャラクターですが、ミラにはジェシカ・アインスコウという実在のモデルが存在します。

ジェシカ・アインスコウは、22歳の時に希少な軟部組織肉腫である上皮性肉腫と診断されたオーストラリアの女性です。

医師からは患部の腕の切断を勧められましたが、彼女はそれを受け入れず、ゲルソン療法と呼ばれる科学的に証明されていない代替療法を選択しました。

ジェシカは自身の闘病の過程を「The Wellness Warrior」というブログで発信し、多くのフォロワーを獲得。

彼女もまた、ウェルネス業界でカリスマ的な存在となり、イベントを開催したり、書籍を出版したりしました。

ドラマでは、ミラも同様に食事療法などのホリスティックなアプローチで癌に立ち向かう姿が描かれています。

しかし、ベル・ギブソンとは異なり、ジェシカ・アインスコウは実際に癌を患っていました

彼女の母親も乳がんと診断された後、娘と同じゲルソン療法を選びましたが、2013年に亡くなっています。

ジェシカ自身も、代替療法を続けていましたが、2014年には病状が悪化し、最終的には放射線治療などの従来の治療を受けることになりますが、2015年2月、29歳の若さで亡くなりました。

ドラマの中では、ベルとミラはライバル関係として描かれ、ミラはベルの嘘に気づき、それを暴こうとします。

しかし、実際には、ジェシカ・アインスコウとベル・ギブソンは友人関係にはなく、数回顔を合わせた程度の関係だったようです。

ベルはジェシカの葬儀に参列し、取り乱した様子を見せたとも報じられています。

ジェシカのマネージャーは、ドラマに登場するシャネルというキャラクターのモデルの一人とされています。

アップルサイダービネガー(netflix)解説|ミラ役の女優は誰?

そして、この勇敢な癌患者ミラ・ブレイクを見事に演じきったのが、オーストラリア出身の才能あふれる女優、アリシア・デブナム=ケアリーです。

彼女は、テレビドラマ『The 100』のレクサ役や、『Fear the Walking Dead』のアリシア・クラーク役で世界的に知られています。

『アップルサイダービネガー』では、病と闘いながらも信念を持ち、嘘を見抜こうとするミラの強さと脆さを繊細に表現し、多くの視聴者の心を掴みました。

アリシアの演技は、ミラの抱える葛藤や希望、そして病に侵されていく身体の苦痛をリアルに伝え、ドラマに深みを与えています。

彼女が役を通して見せる表情の一つ一つから、ミラの複雑な感情がひしひしと伝わってきて、私も心を揺さぶられました。

『アップルサイダービネガー』は、一人の女性の嘘が多くの人々の人生にどのような影響を与えるのか、そして現代社会における情報の信頼性とは何かを考えさせてくれる、非常に重要な作品だと改めて感じました。

モデルとなった実話を知り、ミラ・ブレイクの背景にあるジェシカ・アインスコウの存在、そしてそれを演じたアリシア・デブナム=ケアリーの卓越した演技を通して、このドラマをより深く理解していただけたら嬉しいです。

ぜひ、この衝撃的な物語を体験してみてください。きっと、あなたの心にも深く刻まれるはずです。

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