2026年が幕を開けて早々、Windows 11ユーザーの間で大きな話題となっている更新プログラムがあります。
それが、1月29日にリリースされたプレビューパッチ「KB5074105」です。
最新のAI機能や楽器演奏に欠かせないMIDIの強化など、魅力的な新機能が含まれている一方で、僕たちの日常を脅かすような不具合の報告もチラホラ聞こえてきています。
今回は、この更新プログラムを適用すべきか悩んでいる皆さんのために、最新情報を余すことなく深掘りして解説していこうと思います。
KB5074105の概要
このKB5074105は、Windows 11のバージョン24H2および25H2を対象とした非セキュリティのプレビュー更新プログラムです。
OSビルド番号は、26200.7705または26100.7705へとアップデートされます。
プレビューパッチということで、来月の「パッチチューズデー」に先駆けて新機能を試したいパワーユーザー向けのオプション提供となっています。
最大の見どころは、Copilot+ PCで利用できる「設定」エージェントが、ついに日本語を含む多言語を新たにサポートしたことでしょう。
さらに、Androidスマホで開いていたSpotifyの続きをPCで再生したり、Office文書の作業を再開したりできる「クロスデバイスレジューム(XDR)」機能も強化されています。
音楽制作を嗜む人には嬉しい「Windows MIDI Services」のアップデートも含まれており、MIDI 1.0と2.0の両方でパフォーマンスや信頼性が向上しています。
アクセシビリティ面では「ナレーター」の読み上げ詳細をより細かく制御できるようになったほか、Windows Helloが外付けの指紋センサーでも利用可能になりました [19。
また、2026年6月に期限が切れる「Windows Secure Boot」の証明書更新に関連して、ブートマネージャーの更新も実行されるという重要な役割も担っています。
KB5074105バグ不具合
新機能にワクワクする反面、実際にインストールしたユーザーからは悲鳴に近い報告も上がっています。
一番深刻なのは、クラシック版Outlook(Outlook Classic)でPOPアカウントを使っているケースで、アプリが正常に終了しなかったり、再起動ができなくなったりする問題です。
メールの送受信中にフリーズしてしまったり、最悪の場合はデータファイル(PST)が破損して大切なメールや連絡先を失うリスクすらあります。
僕も仕事でメールは欠かせないので、こういう「当たり前に動くべきソフト」が不安定になるのは本当に勘弁してほしいと感じてしまいます。
さらに、ノートPCのカメラが突然認識されなくなり、Web会議に参加できなくなったという切実な悩みもRedditなどで共有されています。
一部の環境ではWi-Fiが繋がらなくなる、あるいはネット接続が完全に遮断されるといった、現代社会では致命的なバグも報告されています。
また、ゲームを楽しみたい人にとって見過ごせないのが、特定のGPU構成で「KERNEL_SECURITY_CHECK_FAILURE」というブルースクリーン(BSoD)が発生する不具合です。
それ以外にも、ダークモードでエクスプローラーを開くと一瞬だけ画面が白く光るという、目にも優しくないバグが根強く残っているようです。
スタートメニューを下にスクロールした瞬間に勝手に一番上まで戻ってしまうという、地味ながらイライラが募る操作性の問題もユーザーから指摘されています。
KB5074105インストール失敗・アップデートが進まない・終わらない場合
「更新プログラムをインストールしようとしたら、35%付近で止まってしまった」という経験はありませんか。
KB5074105でも、ファイルの破損やサービスの競合が原因で、アップデートが途中で終わらないというケースが散見されます。
もしインストールが失敗し続けてしまう場合は、まずは「Windows Update トラブルシューティング ツール」を試してみるのが定石です。
これで解決しないなら、一時的なキャッシュフォルダである「SoftwareDistribution」の中身を一旦すべて削除して、リセットをかけてみるのも効果的です。
また、一部のセキュリティソフトが更新プロセスの邪魔をしていることもあるので、一時的に保護をオフにしてみるのも一つの手です。
「UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUME」というエラーでPCが起動しなくなる非常に稀なケースも報告されていますが、これは過去の更新プログラムのロールバックが不適切な状態だったことが原因のようです。
どうしてもWindows Update経由でうまくいかない時は、「Microsoft Update カタログ」から個別のファイルをダウンロードして手動で適用する方法が、案外すんなりいくこともあります。
そもそも、この更新は「プレビュー版」であり、セキュリティ上の修正は含まれていないため、今のPCに不満がなければ無理にインストールせず、来月の正式版を待つのが最も賢明な判断かもしれません。
まとめ
今回のKB5074105は、AIエージェントの日本語対応やスマホとの連携強化など、Windows 11をよりスマートにしてくれる内容が詰まっています。
しかし、Outlookの不具合やカメラの停止、ネットワークトラブルといった致命的なバグも共存しているのが現状です。
独身でPCが唯一の相棒みたいな僕のような人間にとって、ネットに繋がらなくなったりカメラが死んだりするのは、日常の楽しみを奪われるに等しい大問題です。
特に仕事でクラシック版Outlookやカメラを多用している方は、今は「様子見」を貫き、不具合が修正された後の月例アップデートを待つことを強くお勧めします。
もし既にインストールしてしまって困っているなら、設定の「更新の履歴」からアンインストールを行えば、元の平和な状態に戻れる可能性が高いですよ。
Windows 11がより快適なOSへと進化していく過程の痛みかもしれませんが、ユーザーとしてはもう少し安定した「おもてなし」を期待したいところですね。
