『チェンソーマン』屈指の愛されキャラ! パワーちゃん徹底解説
ああ、パワーちゃん。
僕が『チェンソーマン』で一番好きなキャラクターについて、みんなもGoogle検索で情報を集めているんですね!
分かります、あの破天荒さ、唯一無二の魅力ですよね。
デンジのバディとして、早川家の一員として、彼女が残したインパクトは計り知れません。
今回は、彼女のキャラ設定から、胸を締め付けるような最期、そして我々ファンが待ち望む復活の可能性まで、熱く語っていきたいと思います。
チェンソーマンwikiネタバレ|パワーちゃんとは?
** パワーちゃんの性格と魅力**
初めてパワーちゃんが登場した時の衝撃は忘れられませんよね。
頭には二本の赤い角が生えた美少女なのに、一人称は「ワシ」、他人を「ウヌ」と呼ぶ尊大な口調。
「おうおう! ひれ伏せ人間!! ワシの名はパワー!」なんて台詞で現れた時には、ぶっ飛んだキャラが出てきたな、と興奮しました。
彼女は基本的にワガママで、見栄っ張り、そして重度の虚言癖持ちです。
トイレの水を流さない、風呂にあまり入らないといった非常識な行動は、同居人のデンジやアキを何度も困らせていましたね。
特に面白いのが、都合が悪くなると平気で嘘をつくところです。
例えば、コベニの車を運転して事故を起こした時、「ワシのせいじゃない」「人のせいにするのか、この人殺しが!」とコベニに責任をなすりつけ、最終的に自分の手柄に変換してしまうムーブには爆笑しました。
その傍若無人ぶりはデンジもドン引きするほどです。
でも、彼女がこんなにも人気なのは、その「クズさ」と「純粋さ」のギャップでしょう。
普段は傲慢なのに、マキマの前では驚くほど大人しくなって敬語を使う臆病な一面もあります。
そして何より、野良猫のニャーコを食用にしようと拾ったのに、情が湧いて食べられなくなり、悪魔から命がけで取り返そうとする姿。
この人間的な(いや、悪魔的ですが)情の深さが、彼女の最大の魅力だと僕は思っています。
チェンソーマン ネタバレ|パワーちゃんの正体
** パワーちゃんの正体と能力**
パワーちゃんの正体は、悪魔が人間の死体に憑依して生まれた「血の魔人」です。
魔人は本来、理性がないバケモノとして駆除対象ですが、パワーちゃんは比較的理性が高かったため、マキマに保護され公安対魔特異4課のデビルハンターとして働いていました。
彼女の名前の由来が、天使の階級の一つである「能天使(Powers)」から来ているというのも、皮肉が効いていて深いですよね。
彼女の能力は、その名の通り「血を操る」こと。
自分の血を凝固させてハンマーやナイフ、槍といった様々な武器を作り出し、敵と戦います。
岸辺隊長との特訓では、事前にペットボトルに溜めておいた血を遠隔操作で槍に変えるという、頭を使った技も披露していました。
ただし、この能力には致命的な弱点があります。
血を大量に消費するため、すぐに貧血になってしまうんです。
また、血を飲みすぎると頭の角が増えてパワーアップできるのですが、傲慢な悪魔になってしまうため、マキマの指示で定期的に血抜きが行われていました。
後に、デンジの体内でポチタの一部を食べた時には、魔人ではなく「血の悪魔」としての姿で復活し、相手の体内の血を武器に変えるという強力な能力も見せました。
チェンソーマン ネタバレ|パワーちゃんの最後は死亡?
** パワーちゃんの壮絶な最期**
人気キャラにも容赦がない『チェンソーマン』ですが、パワーちゃんの最期は本当に衝撃的で、心がえぐられました。
彼女は物語の中で、なんと二度も命を落としています。
一度目は原作10巻の81話で、マキマによって殺されました。
アキの死で精神的に追い詰められていたデンジは、マキマの犬になることを選び、マキマの家へ。
その日、デンジの誕生日ケーキを持って玄関に現れたパワーちゃんを、マキマはデンジにドアを開けさせた瞬間、指鉄砲で「ぱん」と撃ち抜き瞬殺してしまいます。
誕生日という特別な日に、家族同然だったパワーちゃんを目の前で失う。
これは、デンジが「普通の生活」を送れないようにし、ポチタとの契約を破棄させるという、マキマの冷酷な計画の一部だったのです。
しかし、彼女は一度、奇跡の復活を遂げます。
以前、パワーちゃんが(旅行に行けなかったお詫びとして)デンジに自分の血を飲ませていたことがあり、そのわずかな血がデンジの体内に残っていたのです。
マキマとの最終決戦で瀕死になったデンジを救うため、ポチタは残ったパワーの血に語りかけ、自分の一部を食べさせて血の悪魔として復活させました。
復活したパワーちゃんはマキマに怯えつつも、デンジとの楽しい日々を思い出し、「デンジは初めてできた友達」だと、命がけで彼を守り抜き逃走します。
そして、ゴミ箱に逃げ込んだ先で、生きる希望を失ったデンジと最後の会話を交わします。
彼女はデンジに生きる目的を与えるために、自分の血を全て譲るという契約を結び、11巻の91話で完全に消滅したのです。
あの、自己中心的で臆病だったパワーちゃんが、友達のために全てを捧げる自己犠牲を見せたシーンは、何度読んでも涙が止まりません。
チェンソーマン ネタバレ|パワーちゃんの復活・転生は?
** パワーちゃんは2部で復活する?**
パワーちゃんが最後に交わした契約こそが、彼女の復活の可能性を示す最大の伏線です。
「ワシを見つけに来てくれ」。
彼女はデンジに、悪魔は現世で死んでも地獄に転生し、地獄で死ねばまた現世に蘇るという輪廻転生について話しました。
だから、地獄で血の悪魔として生まれ変わった自分を「見つけて、どうにか仲良くなって、またパワーに戻してくれ」と。
悪魔との契約は絶対なので、デンジはこれを守らなければなりません。
この契約が『チェンソーマン』第2部の物語の重要な柱になることは、まず間違いないでしょう。
実際に、第1部で死亡した支配の悪魔(マキマ)が「ナユタ」として転生して再登場していますし、永遠の悪魔など他の悪魔も復活しています。
そのため、「血の悪魔」という存在が地獄のどこかで復活し、現世に戻ってくる可能性は非常に高いと考えられます。
ただ問題は、転生した悪魔は以前の記憶や人格を持っていないということ。
次にデンジが出会う血の悪魔は、もはや私たちが愛したあのパワーちゃんではないかもしれません。
個人的には、もし生まれ変わるなら、男の悪魔になって「相棒」としてデンジと再会する展開も熱いな!なんて妄想しちゃいますね。
第2部が進行している今も、まだパワーちゃん(血の悪魔)は再登場していませんが、デンジのトラウマの一つとして彼女の死が描かれていることから、再会は必ず物語に大きなインパクトを与えるはずです。
チェンソーマン ネタバレ|パワーちゃんの声優
** パワーちゃんの声優**
アニメでパワーちゃんの声を担当しているのは、ファイルーズあいさんです。
彼女は『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』の空条徐倫役や、『ダンベル何キロ持てる?』の紗倉ひびき役など、人気作品の主要キャラを数多く演じていますね。
あの、自信満々で高圧的な「ワシ」口調から、闇の悪魔に怯えてデンジに甘えるか弱い姿。
そして最期の決意のこもった叫びまで、ファイルーズあいさんの演技力あってこそ、パワーちゃんの魅力が最大限に引き出されていると感じます。
アニメ放送前から「イメージにピッタリ」と評判でしたが、まさにハマり役でしたよね。
僕も彼女の演技を聞いて、「パパパパワー!」という掛け声に元気をもらっています。
まとめ
パワーちゃんは、マキマの策略によりデンジの目の前で一度殺され、その後ポチタの力で血の悪魔として復活。
最終的には「初めての友達」デンジを救うために自らの命と引き換えに契約を結び、消滅しました。
悲劇的な最期でしたが、あの「ワシを見つけに来てくれ」という台詞は、彼女がデンジの心の中に永遠に生き続けることを示していると信じています。
第2部での血の悪魔の転生、そしてデンジとの再会がどのような形になるのか、今から楽しみでなりませんね!
彼女がまたデンジとバディとして、くだらないことで騒ぎ合う日々が戻ってくることを、ファンの一人として心から願っています。