YouTubeを開いた瞬間、なんだか画面がスカスカで違和感を覚えたことはありませんか。
いつもなら無限に続いていたはずの動画リストが、数本スクロールしただけでパタッと終わってしまう、あの妙な感覚です。
僕も夜中にダラダラと動画を漁るのが日課なので、この「底が見えてしまう」現象には本当に困らされました。
自分だけが取り残されたような寂しさを感じているかもしれませんが、実はこれ、多くのユーザーが今まさに直面しているリアルな悩みなんです。
今回はこの謎めいた現象の正体と、どうすれば元の賑やかなホーム画面を取り戻せるのかを、僕なりに深く掘り下げてお伝えしようと思います。
youtube おすすめ欄が少ない!ホーム動画が出ない?表示されない?
■おすすめが激減する症状
具体的には、ホーム画面を開いても最初に表示される動画がたったの5本から8本程度に制限されてしまいます。
通常なら無限スクロールで次々に新しい出会いがあるはずなのに、少し指を動かすだけで「底」に辿り着いてしまうんですよね。
この症状は特にiPhoneを使っているユーザーの間で目立っていて、2025年の12月頃から急激に報告が増えているのが特徴です。
人によっては動画が4本しか出なかったり、ショート動画ばかりが目立って通常の動画が隠れてしまったりすることもあります。
まるでYouTube側から「もう見るものはないよ」と突き放されたような、そんな不便な状態が続いているわけです。
youtube おすすめ欄が少ない!ホーム動画が出ない原因は?
■動画数が制限される意外な原因
この不思議な現象の裏には、YouTube側がこっそりと行っている「A/Bテスト」という実験が大きな影を落としています。
これは一部のユーザーを対象に、表示数をあえて絞ることで「質の高い推薦」ができているかを測定する試験的な試みなのです。
つまり、不具合というよりはYouTube側の「仕様」としてのテストに、あなたがたまたま選ばれてしまった可能性が高いと言えます。
また、2023年以降に強化された「視聴履歴がオフのアカウントにはおすすめを表示しない」という方針も、画面がスカスカになる大きな要因です。
履歴をオフにしていると、AIは「この人に何を見せればいいか分からない」と判断を保留し、安全な数本だけを表示して止まってしまうんですね。
さらにiOS 26へのアップデートに伴う一時的なキャッシュの破損や、アプリ側のロードエラーが重なっているケースも報告されています。
ネットワークの不安定さや、iPhoneの「適応型電源制御」などの設定が、追加の動画読み込みを邪魔していることさえあるようです。
youtube おすすめ欄が少ない!ホーム動画が出ない対処法は?
■ホーム画面を元に戻す対処法
もし画面が寂しいままなら、まずは自分の「視聴履歴」の設定がオフになっていないか真っ先に確認してみてください。
履歴をオンに切り替えてから、興味のあるジャンルの動画を3本から5本ほど最後までじっくり視聴するのが、復活への一番の近道です。
AIに「僕はこういうのが好きなんだ」と再学習させることで、数時間から1日程度で新しいおすすめが流れてくるようになりますよ。
他にも、YouTubeアプリを完全に終了させて再起動したり、iPhone本体を立ち上げ直したりする古典的な方法が意外なほど効果を発揮します。
一度アカウントをログアウトしてからログインし直すと、サーバーとの同期がリフレッシュされて表示が正常に戻ることもあります。
iPhoneユーザーなら、アプリを一度削除して再インストールすることで、溜まったゴミのようなキャッシュを綺麗に掃除するのも手ですね。
それでも改善しない場合は、YouTube側のテストが終了するのを、お気に入りのチャンネルを直接覗きながらゆったり待ってみましょう。
まとめ
■焦らず付き合うこれからのYouTube
突然おすすめが減ると「スマホが壊れたかな」と不安になりますが、あなたの端末に問題があるわけではないので安心してください。
YouTubeも新しいAIモデルである「Gemini Recs」の導入など、より精度の高い提案をしようと試行錯誤している最中なのです。
量より質を重視する今の流れは少し窮屈に感じるかもしれませんが、設定を見直せばまたあなたにぴったりの動画が並び始めます。
僕も最初は戸惑いましたが、これを機に普段見ないジャンルの動画を探してみるのも、アルゴリズムを広げる良い機会かもしれません。
少しの操作と数日の時間をおけば、またいつものように魅力的な動画たちがあなたのホームを鮮やかに彩ってくれるはずです。
ネットの海は広いですから、焦らず自分のペースで新しいお気に入りを探していきましょう。
