Netflixの人気シリーズ「ウェンズデー」シーズン2、皆さんも首を長くして待っていたんじゃないでしょうか。
僕もシーズン1からのファンなので、配信開始のニュースを聞いた時は、思わず「キタキタ!」と心の中で叫んでしまいました。
ティム・バートン監督が描く、あの独特のゴシックな世界観に再び浸れると思うと、本当にワクワクしますよね。
今回は、ついに配信が始まったシーズン2のパート1について、皆さんが気になっているであろうポイントを僕なりの視点で深掘りしていきますね。
シーズン2はNetflixで8月6日にパート1が、そして9月3日にパート2が世界独占配信される、2部構成になっているんですよ。
早く全話観たい! という気持ちは山々ですが、このじらし具合も、ウェンズデーの世界観に合っているような気がしてしまいます。
ウェンズデー シーズン2(netflix)ネタバレ|あらすじ
今回のシーズン2では、ウェンズデー・アダムスが再びネヴァーモア学園に戻ってきますが、事態は一変しています。
なんと彼女は、前回学園を救ったことで、図らずもキャンパスの人気者になってしまったんです。
本人にとっては迷惑千万な話ですが、この新境地から新たな謎が巻き起こります。
ウェンズデーは夏休み中に、予知能力を磨きつつ、シリアルキラーとの肝試しを楽しんでいたようですが、今回のシーズンでは、その予知能力がさらに深化しつつ、同時に不穏な変化も現れます。
幻視のたびに、彼女の目からは黒い涙が流れ落ちるんですよ。
しかも、今回はアダムス家の秘密がこれまで以上に深く掘り下げられ、ウェンズデーと母親のモーティシアとの間の複雑な関係性の根源も明かされていきます。
さらに、新しく赴任してきた学園長のバリー・ドートが、学園の資金集めのためにモーティシアに協力を求めるなど、ネヴァーモア学園自体も以前とは違う雰囲気に包まれていくんです。
新たな敵、そして予知される親友イーニッドの死の影。
ウェンズデーは、家族、友人、そして過去の因縁と向き合いながら、よりダークで複雑な超常現象ミステリーに巻き込まれていきます。
今回は、アダムスファミリーの面々が学園に集結するという、ファンにはたまらない展開も待っていますよ。
ウェンズデー シーズン2(netflix)|シーズン1との繋がり
ウェンズデーがネヴァーモア学園に編入したシーズン1は、2022年の配信開始から瞬く間に世界中で大ヒットしましたよね。
Netflix史上最も視聴された英語シリーズになるほどの人気ぶりで、その記録的な成功が今回のシーズン2へと繋がっています。
シーズン1では、ウェンズデーが学園の危機を救うために、ハイドという怪物や、その怪物を操っていたマリリン・ソーンヒル、そして彼女が復活させた悪しき先祖ジョセフ・クラックストーンと戦いました。
ソーンヒル先生はシーズン1の最後に蜂に襲われましたが、今回は意外な形で再登場します。
ハイドだったタイラーは捕らえられ、精神病院に収監されている状態でシーズン2を迎えますが、彼との因縁も再び描かれます。
製作陣も、シーズン1はあくまで物語の「土台作り」だったと語っていて、シーズン2ではネヴァーモアの世界をさらに広げ、隠された秘密や未解決の脅威が次々と明らかになっていきます。
ウェンズデーの両親の出身校でもあるネヴァーモア学園が、今回はアダムス一家の面々を巻き込み、新たな舞台となっていくんですよ。
ウェンズデー シーズン2(netflix)ネタバレ|ストーリー解説
現在配信されているパート1は、以下の4エピソードで構成されています。
どのエピソードも「Woe(悲哀)」という言葉が入っていて、タイトルからしてウェンズデーらしいですよね。
- 「悪夢ふたたび」
- 「隣の悪魔」
- 「悪夢の呼び声」
- 「声なき闇」
各エピソードの冒頭から、物語の引き込み方がすごくて、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
「悪夢ふたたび」
このエピソードでは、ウェンズデーが夏休み中に「カンザスシティの頭剥ぎ男」というシリアルキラーを捕まえ、司法に引き渡すという、なんともウェンズデーらしい日々を送っていたことが明かされます。
ところが、学園に戻ると、彼女は救世主として生徒たちの注目の的になってしまっていて、本人としてはこれ以上ない「悲劇」です。
さらに、彼女の宿敵ではないかと思われるストーカーが現れ、「見ているぞ!」といった不穏なメッセージを残していきます。
そして、弟のパグズリーもネヴァーモア学園に入学してきますが、彼は学園でなかなか馴染めずにいる様子。
新任の学園長バリー・ドートは、アウトキャストの誇りを極端に掲げる人物で、モーティシアに学園の資金集めを依頼します。
このエピソードのクライマックスで、ウェンズデーは親友イーニッドに触れた際に、彼女が死んでしまうという恐ろしい幻視を見て倒れてしまいます。
この時、目から黒い涙を流す演出が、なんともゾクゾクするんです。
また、パグズリーは学園の敷地内で、機械仕掛けの心臓を持つゾンビ「スラープ」を蘇らせてしまいます。
「隣の悪魔」
パグズリーが蘇らせたスラープは、ユージーンの養蜂小屋から逃げ出し、人間を襲う事件が発生します。
モーティシアはウェンズデーの幻視と黒い涙を心配し、彼女からグッディの魔術書を取り上げます。
そして、学園の資金集め委員長として、ウェンズデーの寮の近くに住み始めることに。
ウェンズデーはイーニッドの幻視を見てから、自身の超能力がうまく使えなくなってしまいます。
そんな中、シングルアイのカラスに殺される事件が連続して発生し、ウェンズデーは独自に捜査を進めます。
保安官に一時逮捕されてしまいますが、弁護士である父ゴメズのおかげですぐに釈放されます。
この事件の捜査中に、ウェンズデーのストーカーが透明人間のアグネス・デミルという女子生徒だと判明しますが、彼女は殺人事件とは無関係だと話します。
一方、ビアンカはドート校長に奨学金停止を脅され、サイレンの能力を使ってモーティシアに、彼女の母親であるヘスター・フランプに寄付を強要させようとします。
「悪夢の呼び声」
能力が使えなくなり、グッディの魔術書も奪われたウェンズデーは、学園のキャンプに参加し、昔ながらの探偵術で事件の手がかりを探すことになります。
このキャンプのエピソードでは、スクールカーストの低い「ノーミー」のスカウトグループとの衝突が描かれ、まるで昔のサマーキャンプ映画のような展開が楽しめます。
「声なき闇」
このエピソードでは、シーズン1の黒幕だったマリリン・ソーンヒルがサプライズで再登場します。
彼女はタイラーが収容されているウィローヒル精神病院に移送され、タイラーの担当精神科医であるフェアバーン博士が彼の治療にあたっています。
ソーンヒルは、タイラーを操っていたことを認めますが、タイラーはハイドに変身して彼女を襲います。
ウェンズデーは叔父のフェスターを連れて精神病院に潜入し、アウトキャストへの実験を暴こうとしますが、混乱の中でソーンヒルとタイラーが脱走。
しかし、タイラーは「あなたは僕の母親じゃない、飼い主だった」と言い放ち、ハイドに変身してソーンヒルを殺害してしまいます。
パート1の最後は、タイラーがウェンズデーを窓から投げ飛ばし、ウェンズデーが血まみれで倒れるという衝撃的なクリフハンガーで終わります。
ウェンズデー シーズン2(netflix)ネタバレ|ゼイヴィアの正体と能力は?
シーズン1でウェンズデーのボーイフレンド候補の一人だったゼイヴィア・ソープ。
彼は夢を通して予知能力を得て、その予知を絵として現実世界に描き出す能力を持っていました。
シーズン1の終盤では、ウェンズデーからハイドの怪物の容疑をかけられ、逮捕されてしまうという辛い展開もありましたよね。
しかし、後に真犯人がタイラーとその操り主であるマリリン・ソーンヒルであることが判明し、彼は無事に釈放されています。
残念ながら、今回のシーズン2では、ゼイヴィアを演じていたパーシー・ハインズ・ホワイトはキャストから外れてしまっているため、シーズン2にはゼイヴィアは登場しません。
彼の今後の動向が気になっていたファンの方も多いと思いますが、今はタイラーやソーンヒルの事件が中心に描かれていますね。
ウェンズデー シーズン2(netflix)ネタバレ感想
シーズン2のパート1を観終えて、真っ先に感じたのは「やっぱりウェンズデーは最高!」ということですね。
シーズン1の良さをそのままに、さらに深みと広がりが増した印象です。
特に、主演のジェナ・オルテガは、今回はプロデューサーとしても参加していて、彼女が目指した「恋愛要素よりも、もっとホラーでダークな側面に焦点を当てたい」という方向性が、しっかりと作品に反映されていると感じました。
彼女の演じるウェンズデーは、相変わらずのデッドパンな表情と鋭い機知で、観ている僕たちを惹きつけて離しません。
まるで千台の霊柩車を動かすほどのカリスマ性があるな、と本気で思います。
物語全体も、さらに不気味で陰惨な雰囲気を増していて、ティム・バートン監督の美学が細部まで行き届いています。
美術や衣装、そして音楽に至るまで、全てが「ウェンズデー」の世界観を強化していて、視覚的な満足度が非常に高いんです。
ウェンズデーのファッションも、よりシャープなラインのスカートやコートが増え、シアー素材やチュールを取り入れることで、ゴシックでありながらも繊細な魅力が加わっていて、個人的にはそこも注目ポイントでした。
ただ、正直なところ、今回は新しいキャラクターがたくさん登場しすぎて、物語が少し散漫になっていると感じる部分もありました。
それぞれのキャラクターにスポットライトを当てようとしすぎて、結果的に一つ一つのエピソードが薄く感じられてしまう瞬間があったのは否めません。
例えば、パグズリーとユージーンのゾンビ騒動は、ちょっと予測可能すぎて、せっかくの追加エピソードとしては物足りなさを感じてしまいましたね。
イーニッドの新しい恋愛模様も、ウェンズデーとの友情というメインテーマに比べて、少し置き去りにされているような気がしました。
それでも、アダムスファミリーの出番が増えたのは大歓迎です。
特にモーティシアとウェンズデーの母娘関係の描写は、より繊細でリアルになっていて、思春期の親子の衝突という普遍的なテーマが、この奇妙な家族を通して見事に描かれているんです。
祖母のヘスター・フランプの登場も、アダムス家の中に新たな波乱を巻き起こしてくれて、今後の展開が楽しみです。
まとめ
パート1が衝撃的なクリフハンガーで終わったこともあり、パート2の配信まで1ヶ月待たなければならないのは、本当に「じれったい!」の一言に尽きます。
Netflixさん、早く全部見せてくれー! と叫びたくなりますが、これも作品への期待感を高める戦略なのでしょう。
総じて、賛否両論はあれど、シーズン2は「ウェンズデー」の世界観を愛するファンなら間違いなく楽しめる傑作に仕上がっています。
パート2で、全ての謎がどう収束するのか、そしてウェンズデーとタイラーの因縁の対決がどうなるのか、今から9月3日が待ち遠しくてたまりません。
皆さんもぜひ、このダークで魅力的な世界にどっぷり浸かってみてくださいね。