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テルマエ・ロマエ考察wiki|映画は何部作?3は?1・2のストーリー感想ネタバレ

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映画『テルマエ・ロマエ』で古代ローマと日本の風呂文化を深く掘り下げる!笑いと感動の秘密を徹底考察

映画『テルマエ・ロマエ』について検索している皆さん、ようこそ!

私は日頃から映画やドラマの考察をしているブロガーですが、この作品ほど「設定の勝利」を体現したコメディはないと思っています。

古代ローマの浴場技師が現代日本の銭湯にタイムスリップするという突拍子もないアイデアが、なぜこれほど多くの日本人を熱狂させたのか、その秘密を深く掘り下げていきましょう。

阿部寛さんの彫刻のような肉体美と、日本の風呂文化の奥深さに感動すること間違いなしです!

※ネタバレ注意

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テルマエ・ロマエ考察wiki|あらすじ

■映画『テルマエ・ロマエ』あらすじ

物語の舞台は西暦130年代、ローマ帝国が最盛期を迎えていた時代です。

主人公は、生真面目で融通が利かない古代ローマの浴場(テルマエ)設計技師、ルシウス・モデストゥス(阿部寛)。

彼は古き良きテルマエの設計を重んじていましたが、斬新さが求められる時代の中で失業してしまいます。

落ち込んだルシウスが公衆浴場に浸かっていると、突然、水中に開いた穴に吸い込まれ、驚くべきことに21世紀の現代日本の銭湯へとタイムスリップしてしまうんです。

ルシウスは、そこで出会う「平たい顔族」(日本人)の持つ、驚異的に進化した風呂文化――フルーツ牛乳、シャワー、ウォシュレットといった未来の技術に次々と衝撃を受け、敗北感を味わいながらも感動します。

古代ローマに戻った彼は、これらのアイデアを貪欲に取り入れ、斬新なテルマエを設計することで、瞬く間に人気技師となり、ついには第14代皇帝ハドリアヌス(市村正親)お抱えの技師にまで上り詰めるという筋書きです。

タイムスリップ先で彼と運命的な出会いを果たすのが、漫画家志望の日本人女性、山越真実(上戸彩)です。

この作品の面白さは、ルシウスの真面目さゆえに起こる「カルチャーギャップ・コメディ」であり、笑いを通じて風呂という文化の普遍性を描いているところが本当に秀逸ですよね。

テルマエ・ロマエ考察|映画は何部作?3は?

■映画『テルマエ・ロマエ』は2部作?3作目の可能性は?

映画『テルマエ・ロマエ』シリーズは、現在2部作として完結しています。

1作目が2012年4月28日に、そして続編の『テルマエ・ロマエII』が2014年4月26日に公開されました。

特に1作目は興行収入59.8億円を記録する大ヒットとなり、その反響の大きさが続編制作の大きな後押しになったのは間違いありません。

では、気になる3作目の可能性についてですが、現時点では阿部寛さん主演の実写映画として具体的な情報はありません。

ただ、2作目のラストシーンは、ルシウスと真実が再会するという、未来への期待を持たせる終わり方だったため、ファンの間では今でも「3作目が見たい」という声が絶えません。

また、原作漫画には、ルシウスが現代日本に戻ってから元の時代に帰れなくなるという、長編のエピソードが存在しており、これを軸にした実写化の可能性は以前から囁かれていました。

さらに原作漫画は2024年2月6日から、ルシウスの20年後を描いた続編『続テルマエ・ロマエ』が連載を開始しており、原作の世界は広がり続けています。

個人的には、あの濃すぎるキャストたちが再び集結し、さらなる日本の秘湯を巡る「湯ニークな映画」を、ぜひとも観てみたいと思っていますよ!

テルマエ・ロマエ考察|1のストーリー感想ネタバレ

■1作目『テルマエ・ロマエ』:ストーリーと熱い感想

映画『テルマエ・ロマエ』(2012年公開)は、古代ローマの真面目な浴場技師ルシウスが、日本の銭湯文化からヒントを得て成功していく物語です。

【1作目のストーリー概要】

ルシウスが初めて現代日本の銭湯にタイムスリップし、フルーツ牛乳富士山の壁画、機能的な湯桶に驚愕する場面は、いつ見ても爆笑必至ですよね。

その後、彼は漫画家志望の真実(上戸彩)と出会い、彼女がアシスタントをしていた漫画家の家の家庭風呂を見て、シャワーシャンプーハットのアイデアをローマに持ち帰ります。

そして、ハドリアヌス帝の個室風呂を設計する際、温水洗浄便座(ウォシュレット)という「平たい顔族の驚くべき奴隷」に遭遇し、その快感に涙するシーンは、この映画のハイライトの一つでしょう。

最終的に、ルシウスは妻の不倫という私的な悲劇を乗り越え、真実の家族たち「平たい顔族」の助けを借りて、戦争で疲弊した兵士たちのための湯治場(オンドル)を完成させ、ローマの危機を救います。

【個人的な熱い感想】

この映画の最高の功績は、キャスティングの完璧さに尽きます。

主演の阿部寛さんは、その濃い顔立ちと鍛え上げられた肉体美で、まるでギリシャ彫刻が動き出したかのような説得力があり、イタリア人からすら「あんな濃いイタリア人はいない」と冗談交じりの賛辞を受けたという逸話があるほどです。

北村一輝さん、市村正親さん、宍戸開さん、竹内力さんといった「濃い顔族」が古代ローマ人を演じるという大胆な発想が、この荒唐無稽な物語を一つの「様式美」として成立させているんですね。

ルシウスが真面目であればあるほど、現代の日常的な文化とのズレが強調され、観客は心の声のツッコミに笑いが止まらなくなります。

後半はややシリアスな展開や、真実との恋愛要素が加わることで、コメディとしてのテンポが失速したという意見もありますが、私としては、ルシウスの風呂文化に対する純粋な情熱と、文化を超えた繋がりが描かれていて、見終わった後には心が温かくなる傑作だと思います。

テルマエ・ロマエ考察|のストーリー感想ネタバレ

■2作目『テルマエ・ロマエII』:あらすじと個人的な評価

2014年公開の『テルマエ・ロマエII』は、前作の大成功を受けて、さらにスケールアップした続編です。

【2作目のストーリー概要】

ルシウスは、ハドリアヌス帝からコロッセオのグラディエーター(剣闘士)たちの疲れを癒すテルマエの改修を依頼されます。

アイデアに悩んだルシウスがタイムスリップした先は、巡業中の相撲取りたちが利用する風呂。そこで彼は、入浴剤、足つぼマッサージ、電動マッサージチェアといった癒しの技術を学び、ローマに持ち帰ってグラディエーターたちを癒やします。

続いて子供向けの娯楽としてのテルマエを依頼されたルシウスは、ウォータースライダーを備えた日本の温泉リゾート「湯~とぴあ」へタイムスリップし、真実と再会します。

物語は、次期皇帝候補ケイオニウス(北村一輝)とその瓜二つの兄ジェイオニウス(北村一輝の二役)が関わるローマの政権争いへと発展し、ルシウスと真実も陰謀に巻き込まれてしまいます。

真実は、自分が持っていた現代の歴史書『ローマの繁栄と滅亡』の記述から、ケイオニウスが結核にかかっているという史実を知り、さらにルシウスが後に落盤事故で亡くなるという悲しい未来を予言します。

危機的状況の中、指圧師や日本の力士たち(曙太郎、琴欧洲勝紀)の協力もあり、ついにバイアエの地で温泉が掘り当てられ、争いは平和的に収束し「湯ートピア」が完成します。

ルシウスは、自分の死の運命を知りながらも「テルマエに携わって死ねるなら本望」と決意しますが、現代に戻った真実が手がけた漫画が映画化されたロケ地で、井戸からタイムスリップしてきたルシウスと再会するという、希望のラストを迎えます。

【個人的な評価】

2作目は前作に比べて、予算規模が桁違いに大きくなっているのがすぐに分かります。

ブルガリアに建設されたコロッセオや古代ローマの街並みのオープンセットは圧巻で、エキストラ5,000人を動員したスペクタクルは、まさに「世紀のSF(すごい風呂)超大作」というキャッチコピーに偽りなしです。

物語としては「アイデアに悩む→日本に行く→持ち帰る」という基本構造は前作の「二番煎じ」だと感じる人もいましたが、日本の草津温泉力士など、新たな日本の濃い文化が加わり、飽きさせない工夫がされています。

特に、ルシウスがウォータースライダーを「罪人への罰か訓練装置」と解釈するシーンや、日本の鍼灸師がハドリアヌス帝を指圧で治療する展開は、その飛躍した発想に思わず笑ってしまいます。

そして、真実(上戸彩)とのロマンスがより深く描かれ、「涙を流すと現代に戻る」という切ない設定が、二人の別れのシーンに感動的な重みを与えていました。

ラストの再会シーンは、歴史の記述を覆し、愛と風呂の情熱が運命を変えたのだと信じさせてくれる、最高のハッピーエンドだと思います!

まとめ

■『テルマエ・ロマエ』再発見!平和と風呂文化の傑作コメディ

映画『テルマエ・ロマエ』シリーズは、古代ローマと現代日本という、本来交わるはずのない二つの文化を「風呂」という共通のキーワードで結びつけ、最高のエンターテイメントとして完成させました。

ルシウスが現代日本の「おもてなしの精神」「生活の知恵」が詰まった風呂文化に感銘を受け、それをローマに持ち帰って人々の幸福に貢献しようとする姿は、単なるコメディを超えて、文化交流の素晴らしさや職人としての情熱を描いています。

また、阿部寛さんをはじめとする「顔の濃い」俳優陣の、真顔で繰り出す全力のコメディ演技は、何度見ても腹筋が崩壊するほどの面白さです。

もし疲れて何も考えたくない時や、逆に日本の文化の素晴らしさを再認識したい時には、この作品は心底お勧めできますよ。

ルシウスのように、私たちも身近な銭湯や温泉に潜んでいるかもしれない「偉大な発明」「平たい顔族の知恵」を探しに、ひとっ風呂浴びに行ってみませんか?

最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

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