ども! 映画とドラマをこよなく愛する中年独身男性ブロガーの僕です
今回は、あのSFアクションの金字塔「ターミネーター」シリーズの中でも、ちょっと変わった立ち位置にある作品、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』について語り尽くしたいと思います
公開から時間が経っているので、そろそろ深掘りしても大丈夫かなと
この映画、シリーズファンからは賛否両論あるんですが、僕としては語りどころ満載で、思わず胸が熱くなる場面も多かったんですよね
さあ、皆さんも僕と一緒に、この複雑だけど魅力的な作品の世界に飛び込んでみましょう!
ターミネーター新起動ジェニシス解説ネタバレ|あらすじ
まずは物語の始まりから追っていきましょうか
西暦2029年、人類の抵抗軍を率いるジョン・コナーは、機械軍スカイネットとの壮絶な戦いを勝利寸前まで持ち込んでいました
まさに人類の希望そのものといったジョンなんですが、スカイネットは最後の手段として、ジョンの存在を歴史から消し去ろうと画策するんですよね
彼らは殺人ロボット、T-800をジョンの母親であるサラ・コナーを抹殺するため、1984年へと送り込むんです
これを知ったジョンは、彼の右腕とも言えるカイル・リースを、サラを守るために同じく1984年へ送り出します
ここまでは、なんだかお馴染みの展開だなって思いますよね
そうなんです、初代『ターミネーター』と全く同じように話は進むはずだったんです
ところが、カイルが1984年に到着すると、そこは彼の知っている過去とはまるで違う世界が広がっていたんです
彼はサラ・コナーに遭遇するんですが、彼女はもう、か弱いウェイトレスなんかじゃないんですよ
9歳の頃からターミネーターに育てられた“戦士”として、すっかりたくましくなっていて、なんと彼女を守る“おじさん”と呼ぶT-800、つまりアーノルド・シュワルツェネッガー演じるガーディアンが既に存在しているんです
これには本当に驚きましたね
さらに、カイルが到着した直後には、未来から送り込まれた液体金属のT-1000まで現れて、三つ巴の激しい戦いが繰り広げられるんです
もうこの時点で、頭の中が「あれれ?」ってなりますよね
カイルは、この大きく書き換えられたタイムラインの中で、「Genisys(ジェニシス)」が実はスカイネットの新たな形態であり、2017年に起動することで「審判の日」が訪れるという、未来の記憶を垣間見ます
この予期せぬ情報を得たサラとカイル、そして“おじさん”は、タイムマシンを使い、審判の日の阻止を目指して2017年へと向かうことになるんです
そして2017年
彼らを待ち受けていたのは、なんと人類の抵抗軍リーダーであったはずのジョン・コナーでした
彼はスカイネットによって、T-3000という新型ターミネーターに変えられてしまっていたんです
この衝撃的な展開には、思わず声が出そうになりましたよ
T-3000となったジョンは、Genisysシステムの完成を画策し、サラたちを阻止しようとします
ここから、サラ、カイル、そして“おじさん”は、未来のジョンとの避けられない戦いに身を投じていくことになるんです
サイバーダイン社にGenisysが隠されていると知り、彼らはそこを破壊するために最後の戦いに挑みます
ターミネーター新起動ジェニシス|最後の結末は?※ネタバレ注意
さて、物語のクライマックス、サイバーダイン社での最終決戦は、本当にハラハラドキドキの連続でした
サラ、カイル、そして“おじさん”は、爆弾を仕掛けてGenisysシステムを破壊しようとします
しかし、T-3000となったジョン・コナーが彼らの行く手を阻みます
このジョン、最初は「あれ?意外と強くない?」なんて思ってしまったんですが、徐々にその恐るべき能力を発揮し始めるんですよね
特に、その身体を粒子レベルで操る能力は、まさに最新型ターミネーターの脅威をまざまざと見せつけられました
“おじさん”は、ジョンを倒すには電磁発生器の強力な磁場が唯一有効だと気づきます
そして、その磁場の中にジョンを引きずり込み、自らもろとも破壊されることを選ぶんです
このシーンはね、本当に泣けましたよ
長年サラを守り続けてきた“おじさん”の、まさに「俺のサラを頼む」というセリフと行動に、胸が締め付けられるような思いがしました
ジョンは磁場の中でバラバラになり、サイバーダイン社も大爆発を起こし、Genisysシステムは完全に破壊されたかのように見えました
これにより、「審判の日」は一旦回避され、サラとカイルは地下のシェルターに避難して無事でした
これで全てが終わったと思ったんですが、物語はまだ終わりません
なんと、液体金属の中に落ちた“おじさん”が、T-1000のような能力を得て復活するんです!
これには驚きを通り越して、「マジか!」ってなりましたね
不死身のターミネーターが、さらにアップグレードされるなんて、一体どうなっちゃうんだって思いました
そして、物語の最後、カイルは自分の幼い頃の姿に会いに行き、未来で体験した「Genisysがスカイネットだ起動する前に破壊しろ」というメッセージを伝えます
これで、タイムループが完成したことになるんでしょうかね
サラとカイルは結ばれ、希望に満ちた未来へと歩み始めます
しかし、映画が終わった後のミッドクレジットシーン
これがまた僕の心をざわつかせたんですよね
サイバーダイン社の地下深くには、Genisysのコアがまだ無傷で残っていたんです
これはつまり、スカイネットは完全に消滅したわけではなく、いつかまた復活する可能性がある、ということですよね
「審判の日」は避けられない運命なのか、それともただ延期されただけなのか
このシリーズの永遠のテーマが、ここでもしっかりと示された形です
このシーンがあったから、続編への期待も高まったんですが、残念ながらこの後の物語は作られませんでした
だからこそ、このエンディングが余計に印象に残っているのかもしれませんね
ターミネーター新起動ジェニシス解説|キャスト・相関図
この映画のキャスト陣は、新旧が入り混じっていて、それまでのシリーズを見てきたファンにとっては、かなりのサプライズだったんじゃないでしょうか
メインキャストは、もちろんアーノルド・シュワルツェネッガーがT-800(通称“おじさん”またはPops)としてカムバックしています
彼が年老いたターミネーターを演じることで、どこか人間らしい温かみとユーモアが加わっていて、個人的にはすごく好きでしたね
「古い、でもポンコツじゃない」というセリフには、思わずニヤリとしてしまいました
そして、若きサラ・コナーを演じるのはエミリア・クラーク
彼女のサラは、リンダ・ハミルトンが演じたサラとはまた違った魅力があって、可愛らしさの中に秘めた強さが印象的でした
彼女が“おじさん”と築いてきた疑似親子の関係性が、この映画の「肝」だったなと思います
カイル・リース役にはジェイ・コートニー
彼が過去に飛ぶと、すでにたくましいサラと“おじさん”がいて、自分の役割に戸惑う姿が面白かったですね
そして、誰もが知る人類の救世主、ジョン・コナー
今回はなんと、ジェイソン・クラークが演じ、物語の途中でまさかのT-3000という敵になってしまうんです
この設定には本当に度肝を抜かれましたし、彼の演技も相まって、複雑な感情を抱きました
ジョン・コナーがキリストのイニシャルである「J.C.」に由来すると言われている中、今回のジョン役のジェイソン・クラークも、カイル役のジェイ・コートニーも「J.C.」なんですよ
これには製作陣の遊び心を感じて、思わず笑ってしまいました
敵役として登場するT-1000には、韓国のトップ俳優イ・ビョンホンが抜擢されています
登場シーンは多くなかったですが、その無表情な冷徹さが、初代T-1000のロバート・パトリックに負けず劣らずの不気味さを醸し出していましたね
他にも、物語に絡んでくる刑事オブライエンをJ・K・シモンズが演じていて、彼の個性的な存在感も光っていました
スカイネットの物理的具現化であるT-5000、通称アレックスを演じるのはマット・スミス
彼がジョンをT-3000に変貌させた張本人という設定で、まさにシリーズ全体を揺るがす黒幕でしたね
このように、主要人物たちの関係性が、過去のシリーズとは大きく異なっていて、まさに「新起動」というタイトルにふさわしい、大胆なキャラクター相関図が描かれているのが、この作品の大きな特徴と言えるでしょう
ターミネーター新起動ジェニシス|ネタバレ感想
さて、この『ターミネーター:新起動/ジェニシス』
公開前から大きな話題を呼び、僕もワクワクしながら劇場に足を運んだ一人なんですが、蓋を開けてみれば、世間の評価はかなり賛否両論に分かれましたよね
まず、多くのファンが絶賛したのは、やはりアーノルド・シュワルツェネッガーのT-800としての完全復活でした
彼がスクリーンに登場するだけで、あの「ダダンダンダダン!」というテーマ曲が脳内で鳴り響き、鳥肌が立つほど興奮しましたね
特に、若き日のT-800と“おじさん”T-800が激突するシーンは、CG技術の進化を存分に感じさせ、まさにファンサービス満点でした
初代や『T2』の名シーンを緻密に再現しつつ、そこから予測不能な展開に繋がっていく序盤の構成も、多くのファンを惹きつけたポイントだったと思います
「懐かしいけど、新しい!」という感覚に、僕もすっかり引き込まれてしまいました
エミリア・クラーク演じるサラ・コナーも、これまでのサラとは一味違う魅力があって、彼女の可愛らしさと力強さのバランスがとても新鮮でした
“おじさん”との家族のような絆も、この作品ならではの温かい要素だったなと感じます
アクションシーンも迫力満点で、ゴールデンゲートブリッジでのバトルなんかは、手に汗握る展開でしたよね
一方で、批判の声も少なくありませんでした
一番多く聞かれたのは、やはり複雑すぎるタイムラインと、過去作を「なかったこと」にしたような展開に対する戸惑いでしょう
僕も途中、「ん?これってどういうことだっけ?」って、ちょっと混乱してしまう瞬間がありましたね
特に、人類の救世主であるジョン・コナーが敵になってしまうという、あの「まさか、あの人が敵に!」という設定は、賛否の嵐を巻き起こしました
僕も、正直なところ「ジョンはヒーローであってほしかった」という気持ちが少なからずありました
ただ、新しい挑戦としては面白かったのも事実です
T-1000を演じたイ・ビョンホンは素晴らしかったですが、彼の出番が意外と少なかったことや、新しいターミネーターであるT-3000が、T-1000ほどのインパクトに欠けると感じた人もいたようです
僕も「もっとT-3000の恐ろしさを見せてほしかったな」という物足りなさは感じましたね
また、シュワちゃんの「アイル・ビー・バック」が少しユーモラスな使われ方をしていたり、全体的にコメディ要素が強すぎると感じた人もいたみたいです
この映画は、元々新たな三部作の第一弾として企画されていたんですが、興行成績が伸び悩み、残念ながら続編は作られませんでした
だから、物語の最後に残された伏線、特にミッドクレジットシーンで描かれたGenisysコアの生存が、回収されないままになっているんですよね
これが、僕としては少し寂しいところです
個人的な感想を言わせてもらうと、確かに完璧な映画ではありませんでした
ストーリーには粗削りな部分もあり、タイムトラベルの矛盾を突き詰めて考えると、頭がこんがらがってしまうのも無理はありません
でも、僕はこの映画、結構好きなんです
長年のファンへのリスペクトが随所に感じられましたし、新しい試みもたくさんあって、飽きさせない工夫が凝らされていました
何より、大好きなシュワちゃんが、またスクリーンで暴れてくれたことが、僕にとっては最高のプレゼントでしたね
もし、あなたがまだこの映画を観ていないなら、あるいは以前観て少し戸惑った経験があるなら、ぜひもう一度、フラットな気持ちで観てみてほしいです
きっと、この作品の持つ独特の魅力に気づけるはずですよ
それでは、また次の映画で会いましょう!