出品したばかりの商品のコメント欄に、突然事務局のようなアカウントから怪しいメッセージが届いて驚いていませんか?
「異常な活動が確認されたため お客様の投稿が他のユーザーには表示されないよう非表示にされたことをお知らせいたします活動状況を」
「アカウントでの不審な活動が確認されるまで出品物件へのアクセスは制限されています制限を解除するには以下のページにアクセス」
なんて書かれていたら、誰だって一瞬ヒヤッとして焦ってしまいますよね。
僕自身も長年フィッシング対策を追いかけていますが、この手口を初めて見たときは本当に卑劣で強い憤りを覚えました。
結論からお伝えしておくと、これらのコメントは100%悪質なフィッシング詐欺であり、あなたのアカウントが実際に停止されているわけではありません。
大切な個人情報や売上金を守るために、何が起きているのか、そして今すぐ何をすべきなのかをわかりやすくお話ししていきますね。
メルカリで変な意味不明コメント「異常な活動」は公式で本物?偽物で詐欺?
商品コメント欄に届く
「異常な活動が確認されたため お客様の投稿が他のユーザーには表示されないよう非表示にされたことをお知らせいたします活動状況を」
「アカウントでの不審な活動が確認されるまで出品物件へのアクセスは制限されています制限を解除するには以下のページにアクセス」
といった書き込みは、すべて偽物であり公式とは一切関係がありません。
メルカリ公式が利用制限やアカウントの異常をユーザーに通知する際、公開されている商品のコメント欄を使うことはシステム上絶対にあり得ないからです。
本物の事務局からの重要なお知らせは、必ずアプリ内の個人向け「お知らせ」欄や登録メールアドレス宛に直接届く仕組みになっています。
コメント内に記載されている「jp.support-mercari.com」や「jp.verification-mercari.com」といったURLは、公式のドメインである「mercari.com」や「jp.mercari.com」に見せかけた偽サイトへの誘導リンクです。
焦ってそのリンクを開いてしまうと、メルカリそっくりの偽画面が表示され、銀行口座情報やログイン情報の入力を求められます。
相手のアカウント名が「通知」や「アシスタント」となっていてメルカリのロゴ画像が設定されていても、それは偽装された個人アカウントに過ぎません。
ちなみにメルカリの公式機能だった「メルカリAIアシスト」は2024年8月に提供を終了しているため、アシスタント名義の自動通知自体が存在しないのです。
過去に取引実績や良い評価がある普通のアカウントから届く場合もありますが、それは乗っ取られた他人のアカウントが勝手に悪用されている可能性が非常に高いと考えられます。
出品や値下げを行った直後の数分以内に書き込まれることが多く、自動化されたプログラムを使って機械的に狙い撃ちしているのが実態です。
不安を煽って正常な判断力を奪おうとするのはフィッシングの典型的な手口ですので、まずは深く息を吐いて落ち着いてくださいね。
メルカリ詐欺の事例
現在メルカリ内で横行しているフィッシング詐欺には、いくつかの典型的なパターンが存在します。
最も被害が多いのは今回のケースのように、出品した商品のコメント欄へ利用制限や非表示処置を騙る定型文を投稿する手口です。
出品者に「早く制限を解除しなければ」と思い込ませ、コメント欄やプロフィール欄に置いた外部URLを踏ませようと誘導してきます。
また、「購入したいのですが〇枚目の写真が見えないので外部サイトで確認させてほしい」といった口実でLINEや外部掲示板へ誘導する手法も確認されています。
さらにアプリ外の動きとして、「メルカリ安心ガード」などの存在しない偽アプリのインストールを促す不審なメールやSMSも出回っています。
もし誘導先の偽サイトでIDやパスワードを入力してしまうと、アカウントが乗っ取られて売上金を勝手に引き出される被害に遭ってしまいます。
クレジットカード番号や電話番号などの個人情報が盗み取られた場合、ダークウェブなどの不正な市場で売買される危険性もあります。
悪質な犯人グループは言葉巧みにあなたの財産を狙ってきますので、本当に油断ができません。
メルカリで変な意味不明コメント「異常な活動」対処法
不審なコメントが届いたときに絶対にやってはいけないのは、記載されたURLをタップすることとコメントへ返信することです。
返信をしてしまうと相手に「生きたアカウントである」と認識されてしまい、さらなるスパム行為の標的にされるリスクが高まります。
アカウントの状態が本当に安全か確認したいときは、コメントのリンクではなくスマートフォンにインストールされている公式アプリを自分で起動してください。
アプリ内のマイページやお知らせ画面を確認し、何も異常メッセージが出ていなければあなたのアカウントは完全に無事です。
確認を終えたら、該当コメントの横にある旗マークから「不適切な商品の報告」や「外部サイトへの誘導」を選択して事務局へ通報を行いましょう。
通報後はそのコメントを削除し、さらに相手のプロフィール画面の右上のメニューからアカウントをブロックしてください。
ブロック設定を行っておけば、同じ相手から再び不快なコメントを受け取ったり購入されたりするのを未然に防ぐことができます。
万が一うっかりリンクを開いてしまった場合でも、個人情報やパスワードを入力せずにすぐページを閉じれば基本的には安全です。
念のためアプリの「マイページ > 個人情報設定 > ログイン履歴」を開き、見覚えのない不審な端末がログインしていないかチェックしてみましょう。
もし偽サイトでパスワードや認証番号を入力してしまった場合は、一刻も早くメルカリのパスワードを変更し、ログイン中の全端末から強制ログアウトを行ってください。
他のWebサービスで同じパスワードを使い回しているなら、二次被害を防ぐためにそちらのパスワードもすぐに変更することが大切です。
銀行口座やクレジットカードの情報を入力してしまったときは、すぐに該当の金融機関やカード会社へ電話して利用停止の措置をとってください。
不正利用が発生した場合は被害日から60日以内に事務局へ連絡して補償手続きを進める必要があるため、警察のサイバー犯罪相談窓口への相談も含めて迅速に行動しましょう。
まとめ
メルカリの出品コメント欄に届く「アカウントが制限された」「投稿が非表示になった」という警告は、100%偽物のフィッシング詐欺です。
画面にどれだけ恐ろしい言葉が並んでいても、焦ってリンクを開く必要はまったくありません。
「リンクは押さない」「返信しない」「公式アプリから確認する」という3つの鉄則さえ守れば、詐欺の被害を完全にシャットアウトできます。
困ったときは一人で抱え込まず、通報機能を使って冷静に対処していきましょうね。
