2026年度の共通テストを終えた受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした。
試験会場から漂う独特の緊張感から解放されて、今は少しホッとしているところでしょうか。
それとも、自己採点を前にしてドキドキが止まらない状況かもしれませんね。
共通テストも新課程に移行して2年目を迎え、私自身も予備校の速報を食い入るように見守っていました。
今回の「歴史総合、日本史探究」は、単なる知識の詰め込みでは太刀打ちできない、まさに「探究」の名にふさわしい内容でした。
これから今年の試験がどのような構成だったのか、そして難易度や配点の予測はどうなっているのか、ベテランブロガーの視点で熱く詳しく解説していきますね。
共通テスト2026日本史探究,歴史総合|問題構成
■2026年の問題構成と変化
| 大問 | テーマ(出題分野) | 設問数 | マーク数 | 配点(予想) | 2025年との比較と解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 災害の歴史(歴史総合) | 7 | 8 | 25点 | 2025年: 「歴史上の境界」(8問、8マーク、25点)。災害史は新課程で重視されるテーマで、縄文時代から現代までの地震・洪水・火山噴火を扱い、開発との関係や対応策を問う。資料として地図やグラフが多く、環境史の観点から多面的考察を要求。2025年に比べて日本史知識の割合が増え、世界史との融合が薄れた。 |
| 第2問 | 日本の漁業の歴史(日本史探究) | 5 | 5 | 15点 | 2025年: 「菓子の探究活動」(5問、5マーク、15点)。縄文時代から江戸時代までの漁業変遷を、図や史料で問う。計算問題(例: 漁業仕組みのノートを基にした地引網漁の判断)があり、社会経済史の理解をテスト。漁業は食料史や地域史と連動し、持続可能性の視点が現代的。昨年より資料読解が慎重さを求め、思考力がアップ。 |
| 第3問 | 絵画資料の読み取り(日本史探究) | 5 | 6 | 15点 | 2025年: 「外交と文化の関わり」(5問、5マーク、15点)。飛鳥~鎌倉時代の政治史・文化史を絵画で読み取り、連動型問題(出来事選択と理由の組合せ)が出題。2017年試行調査以来の本試験初登場で、選択肢の多さが難易度を上げる。絵画は視覚資料として新課程の目玉で、資料の成立背景理解を促す。 |
| 第4問 | 中世における女性と政治との関わり(日本史探究) | 5 | 5 | 15点 | 2025年: 「中世の武士」(5問、5マーク、15点)。鎌倉・室町時代の女性の役割を荘園制と絡めて問う。院政期の用語や領域型荘園の知識が必要。ジェンダー史の観点が新しく、女性史のトレンドを反映。昨年並みの難易度だが、細かい知識(長講堂領など)が鍵。 |
| 第5問 | 近世の城郭(日本史探究) | 5 | 5 | 15点 | 2025年: 新規テーマ。近世の城郭をテーマに、政治・軍事史を問う。資料として城郭図が用いられ、機能や変遷を考察。城郭は文化遺産としても注目され、観光史とのつながりも。昨年にはないテーマで、近世史の深掘りが求められた。 |
| 第6問 | 近現代日本における政治的リーダーシップ(日本史探究) | 5 | 5 | 15点 | 2025年: 新規テーマ。明治以降の政治リーダーを扱い、現代史との連動。資料読解が中心で、グローバル化や民主主義の視点。戦後史まで含むため、時事問題(リーダーシップの変容)とリンクしやすい。 |
まず全体を俯瞰してみると、大問の数は昨年から変わらず6つの構成で安定していました。
一方で、マーク数は昨年の33個から1つ増えて34個になり、設問のボリューム感は微増しています。
第1問は「歴史総合、日本史探究」の共通問題として「災害の歴史」という非常に今日的なテーマが扱われました。
続く第2問は縄文時代から江戸時代までの「漁業の歴史」、第3問は「絵画資料の読み取り」がテーマです。
第4問では「中世の女性と政治」、第5問は「近世の城郭」、そして第6問では戦後までを含む「政治的リーダーシップ」が問われました。
特筆すべきは、資料の読解を重視する姿勢がさらに鮮明になったことで、歴史総合の部分では資料の数が昨年の14点から28点へと倍増しています。
さらに、第3問では前の設問で選んだ選択肢によって次の正答が変わる「連動型問題」が本試験で初めて登場し、受験生を驚かせたことでしょう。
個人的には、こうした新形式の導入は、受験生の思考プロセスそのものを評価しようとする出題者の強い意志を感じてワクワクしてしまいました。
共通テスト2026日本史探究,歴史総合|難易度は難化?難しかった?
■難易度と受験生の生の声
大手予備校の分析を見てみると、河合塾や駿台・ベネッセなどは軒並み「昨年並み」という評価を下しています。
歴史総合において日本史の知識を必要とする割合が増えたため、日本史を中心に学習してきた人には解きやすい部分もあったようです。
しかし、SNSなどでの受験生の反応を追ってみると、「資料が多すぎて時間が足りない」といった悲鳴に近い感想も散見されました。
特に連動型問題や、グラフ、地図、さらには風刺漫画まで多用されたことで、情報処理能力の差が如実に出たのではないかと推察します。
歴史総合の別の組み合わせである世界史探究では、なんと「ベルサイユのばら」が出題されるなど、ユニークな試みも話題になりましたね。
日本史探究においても、単に年号を覚えるのではなく、資料から何が読み取れるかを慎重に判断する力が求められた一年でした。
私は、この「知識を前提とした読解」というトレンドが、これからの歴史教育のスタンダードになっていくのだと改めて実感しています。
各予備校の難易度分析
- 河合塾: 昨年並み。歴史総合で日本史知識だけでは対応できない問題が複数だが、日本史探究の資料読解は慎重さが求められるものの、全体難易度は変わらず。
- 東進: 昨年並みだが、資料数が倍増し、日本史・世界史の統合視野が強まったため、やや難化傾向。
- 代々木ゼミナール: 昨年同程度だが、日本史知識の難易度が上がり、平均点がやや下がる可能性。
- ベネッセ(データネット): 昨年並み。問題量は変わらず、思考力を求める姿勢が継続。
共通テスト2026日本史探究,歴史総合|配点は?
■2026年の配点詳細と分析
配点については、第1問の歴史総合パートが25点と高く設定されており、ここが全体の得点源かつ勝負所となりました。
| 大問 | 配点(予想) | 詳細と理由 |
|---|---|---|
| 第1問 | 25点 | 歴史総合の基幹大問で、資料多用のため高配点。問4の冷戦理解や問7の現代課題がポイント。 |
| 第2問 | 15点 | 計算要素ありで、正確性が求められる。漁業史の変遷を5マークで15点は標準。 |
| 第3問 | 15点 | 連動型でミスしやすいため、配点控えめ。絵画読み取りの文化的理解をテスト。 |
| 第4問 | 15点 | 女性史と荘園制の知識統合。院政期の細かい用語が配点の鍵。 |
| 第5問 | 15点 | 城郭の機能分析。近世史の標準配点。 |
| 第6問 | 15点 | 政治リーダーシップの現代史。時事連動で15点は妥当。 |
| 合計 | 100点 | – |
残りの第2問から第6問までは、それぞれ一律で15点ずつの配分となっており、バランスの取れた構成です。
第1問は8つのマーク箇所があり、歴史総合と日本史探究の知識を融合させる力が試されています。
第3問の絵画資料などはマーク数が6つと少し多く、計算が必要な設問も含まれるなど、一筋縄ではいかない工夫が見られました。
第4問のジェンダー史的な観点や、第6問の村山富市内閣までをカバーする現代史の配点も、受験生にとっては気の抜けないポイントだったはずです。
配点の枠組み自体は2025年度とほぼ同じで、安定した運用がなされていると言えるでしょう。
1点に泣く受験生を多く見てきた身としては、こうした資料読み取り問題の1問1問の重みを大切にしてほしいと切に願っています。
共通テスト2026日本史探究,歴史総合|平均点は?
■平均点の予想と傾向
さて、気になる平均点の予想ですが、2025年度の日本史探究の平均点は56.99点でした。
また、歴史総合(50点満点)の平均点は24.83点となっており、新課程への戸惑いが見られた初年度の数字と言えます。
2026年度は、受験生側にも新形式への慣れが出てきていることを考慮すると、昨年同等か、あるいはわずかに上昇して55点から60点の間(100点満点換算)に収まると予想されます。
ただし、情報処理に時間がかかる問題が増えたため、下位層と上位層で点数が大きく二極化する可能性も否定できません。
もし難化という調整が入れば、50点台前半まで落ち込むリスクも共通テスト特有の傾向として常に考慮しておく必要があります。
現役生にとっては、既卒者の増加という厳しい環境もあり、平均点以上に自分自身の得点率が重要になってくるでしょう。
最後まで諦めずに、この平均点予想を一つの目安として、次の二次試験や私大入試への戦略を立ててほしいと思います。
まとめ
■試験を終えたあなたへ
今回の共通テストを通じて、歴史を学ぶことの本当の面白さに気づけたなら、それは点数以上の価値があるはずです。
災害の歴史や政治のリーダーシップなど、私たちが生きる現代社会と地続きのテーマが数多く出題されました。
歴史は暗記ではなく、過去の資料と対話しながら「なぜ」を考える学問なのだというメッセージを、私はこの試験問題から強く受け取りました。
たとえ思うような結果が出なかったとしても、あなたが積み重ねてきた努力は決して無駄にはなりません。
共通テストはあくまで通過点であり、ここからが本当の勝負の始まりです。
まずは温かいものでも食べて、心と体をゆっくり休ませてあげてください。
あなたがこの冬を乗り越えて、春に満開の笑顔を咲かせることを心から応援しています。
また次のステップに向けて、一緒に歩んでいきましょう。
