2026年度の共通テスト、本当にお疲れ様でした。
昨日までの緊張が嘘のように静まり返った街並みを眺めながら、私は今、この文章を綴っています。
新課程導入から2年目という、受験界では「荒れる」と言われるジンクスの年でしたが、皆さんの手応えはいかがだったでしょうか。
国語という科目は、その時の心理状態や文章との相性に左右されやすく、終わった後に言い知れぬ不安に襲われることもありますよね。
今回は、最新の情報を網羅しながら、今年の問題が一体どのようなものだったのか、そしてこれからの展望について、皆さんの心に寄り添うようにじっくりと紐解いていきたいと思います。
共通テスト2026国語|問題構成
■2026年と例年の構成
2026年度の国語は、試験時間90分、満点200点という新課程の基本的な枠組みをそのまま引き継いで実施されました。
大問数は昨年と同じく5問構成でしたが、設問数は27問へと2つ増え、逆にマーク数は37個と1つ減るという、絶妙な変化を見せています。
第1問の論理的な文章では、櫻井あすみさんの「『贈与』としての美術・ABR」が出題され、芸術における「わからなさ」という抽象的なテーマが扱われました。
第2問の文学的な文章には、昭和の文豪である遠藤周作の「影に対して」が選ばれ、死後に発見された作品という点でも注目を集めましたね。
注目の第3問、いわゆる「実用的文章」では、イワシを題材にした科学絵本の工夫について考えるという、非常に具体的かつユニークな設定がなされていました。
第4問の古文は『うつほ物語』から、第5問の漢文は長野豊山の『松陰快談』が出題され、古典分野でも複数素材を読み比べる姿勢が強調されています。
昨年と比較して最も驚かされたのは、第3問からグラフの読み取りが消え、全て文章ベースの資料になったという点ではないでしょうか。
共通テスト2026国語|難易度は難化?
■難化の真相と受験生のリアル
予備校各社の分析を総合すると、今年の難易度は「やや難化」というのが共通した見解のようです。
私自身も問題を解いてみて、特に第1問の論理的な文章において、選択肢が非常に紛らわしく、根拠を見極めるのに骨が折れると感じました。
SNSや受験生の声を見てみると、「文章量が多くて時間が足りない」「実用的文章の意図が掴みづらくてパニックになった」という切実な感想が溢れています。
新課程2年目特有の「調整」が入ったのか、単一のテキストだけでは完結しない、情報の関連付けを求める設問が受験生の肩に重くのしかかった印象です。
第2問の小説では、生徒の対話やノートを活用した設問が復活し、読解の深さがよりシビアに問われるようになりました。
こうした変化の中で、最後まで集中力を切らさずに文章に向き合い続けた皆さんの精神力には、本当に頭が下がる思いです。
共通テスト2026国語|配点は?
■2026年の配点と分析
配点については、論理的な文章が45点、文学的な文章が45点、実用的文章が20点、古文と漢文がそれぞれ45点という合計200点のバランスでした。
新課程になってからの大きな特徴は、この現代文110点、古典90点という傾斜配分が定着したことにあります。
具体的な配点ミスは許されないというプレッシャーの中、第1問では内容説明や理由説明が高配点となっており、ここでの失点は手痛いものになったはずです。
第3問の実用的文章は20点と比較的低めですが、設問が3問しかないため、1問あたりの重みが増しているのが怖いところですね。
古文では現代語訳が15点分も占めており、基礎的な語彙力や文法知識がスコアを安定させるための命綱になったと言えるでしょう。
漢文でも句法の知識を問う設問が安定して出題されており、着実に点数を積み重ねられたかどうかが明暗を分けたようです。
共通テスト2026国語|平均点は?
■平均点の推移と予想の行方
2025年度の平均点が126.67点と、比較的解きやすい内容だったこともあり、今年は反動で平均点が下がることが予想されています。
現時点での予備校の推測では、昨年から約10点ほど低下し、110点から116点前後、あるいは57%程度の得点率に落ち着くのではないかと見られています。
この「10点の差」というのは、受験生の皆さんにとっては非常に大きく、ボーダーラインに影響を与える死活問題ですよね。
過去の推移を振り返ると、共通テストの国語は100点台前半から120点台まで激しく変動する傾向があり、今年はまさに「厳しい方の調整」が入った年と言えます。
特に理系の受験生からは、時間の不足による失点を嘆く声が多く、平均点を押し下げる一因になっているのかもしれません。
しかし、平均点が下がるということは、それだけ皆が苦戦したということであり、一点の重みが相対的に増していることを忘れないでください。
まとめ
■2026年度国語のまとめ
2026年の共通テスト国語は、新課程の精神をより深化させた、非常に「骨のある」内容でした。
グラフが消えた実用的文章や、2年連続の日本漢文といった意外性のある出題は、単なるパターン学習ではない、真の思考力を問うメッセージのようにも感じられます。
読むべき文字数は1万字を超え、時間との戦いは熾烈を極めましたが、皆さんが積み重ねてきた努力は決して無駄にはなりません。
もし結果が思うようなものでなかったとしても、それは皆さんの能力の欠如ではなく、今年のテストの特殊性が引き起こした一時的な現象に過ぎないのです。
この厳しい試験を乗り越えた経験は、これからの人生において、どんな難解な文章を読み解く力よりも大きな財産になるはずです。
まずは頑張った自分を精一杯褒めて、温かい飲み物でも飲みながら、ゆっくりと心と体を休めてくださいね。
皆さんのこれからの道が、希望に満ちたものであることを心から願っています。
