毎朝の楽しみである「風、薫る」ですが、今回の112話は本当に感情が追いつかないほどの激動の15分間でしたね。
環ちゃんの成長に目頭を熱くしたのも束の間、そこから一気に時間が飛び、胸が締め付けられるような出来事が立て続けに起こりました。
皆さんもきっと、テレビの前で言葉を失ったり、涙を流したりしたのではないでしょうか。
今回は、そんな忘れられない112話の全貌を、これまでの物語の歩みとともに丁寧に紐解きながら、これからの展開を徹底的に語り合っていきたいと思います。
風、薫る(朝ドラ)112話までの振り返り
■激動のこれまでを振り返る!直美の試練と捨松から託された未来
112話の怒涛の展開を深く味わうために、まずは少しだけ時計の針を戻して、前回までの歩みを振り返ってみましょう。
日清戦争という過酷な時代の波は、私たちのヒロインたちにも本当に大きな試練をもたらしました。
愛する夫である吾郎さんを戦地で亡くした直美ちゃんの深い悲しみは、思い出すだけでも胸が張り裂けそうになります。
それでも彼女は、吾郎さんが残してくれたかけがえのない新しい命である明ちゃんを無事に出産し、一ノ瀬家の温かいサポートを受けながら前を向いて歩み始めました。
戦地から過酷な経験を経て帰還し、どこか別人のように激変してしまった虎太郎くんの姿も、私たちの心に強い痛みを残しました。
そんな傷だらけの彼女たちの前に現れたのが、大山捨松さんでした。
捨松さんから「これからの看護の未来をあなたたちに託したい」と、バトンを渡されたりんと直美ちゃんの表情には、トレインドナースとしての誇りと覚悟が満ち溢れていました。
二人はその期待に応えるべく、お互いに支え合いながら、日々の無償看護や派出看護の仕事に懸命に向き合ってきたのです。
風、薫る(朝ドラ)112話ネタバレあらすじ
■第112話ストーリー:喜びの瞬間から一転、明治32年への爆速タイムスリップと悲しき別れ
こうしてバトンを受け取った二人がさらに実践を重ねる中で、112話の幕が開きます。
まずは何と言っても、りんちゃんの愛娘である環ちゃんが、念願の女学校へ入学するという最高に晴れやかな場面から始まりました。
一ノ瀬家にみんなが集まり、輝かしい記念写真を撮影する時間は、これまでの苦難を忘れるほどの幸福感に満ちていました。
その席で、りんちゃんの母親である美津さんが、環ちゃんを立派に育て上げたりんちゃんに向けて、優しく語りかけました。
「よく頑張りましたね」という美津さんの温かい言葉は、まるでこれまでのりんちゃんの孤独な戦いや苦労のすべてを包み込んで、優しく溶かしていくかのようでした。
しかし、この幸せな余韻に浸る間もなく、ドラマは驚くべきスピードで時間を飛び越えていきます。
なんと、そこから1年、さらに3年という月日が流れていき、時代は一気に明治32年へとタイムスリップしてしまったのです。
そして、その激しい時の流れの中で、私たちを優しく見守り続けてくれた美津さんが、この世を去ってしまったことが明かされました。
あまりに突然の「ナレ死」という形で美津さんを見送ることになり、心にぽっかりと大きな穴が空いたような寂しさが押し寄せます。
気がつけば、女学校に入学したばかりだった環ちゃんは最上級生となり、すっかり頼もしいお姉さんへと成長していました。
彼女たちの「恵風看護婦会」は、その丁寧な仕事ぶりが評判を呼び、派出看護の依頼もどんどん増えて、一見すると仕事は非常に順順そのものでした。
しかし、そんな順風満帆な日々に、不穏な影が忍び寄ります。
りんちゃんがずっと担当している患者であり、在宅での療養を続けている宮川佳枝さんの元を訪れたとき、佳枝さんから思いもよらない不穏な話を聞かされるのです。
それは、世間に派出看護を行う会が乱立し、質の低下を招いていること、そして怪しい同業者の粗悪なライバル会社についての悪い噂でした。
さらに時を同じくして、恵風看護婦会の事務所に見知らぬ謎の男性2人組がふらりと現れます。
彼らは何か重要なことを言いたげな様子を見せながらも、結局は一言も発することなく、不気味な沈黙を保ったまま立ち去っていきました。
風、薫る(朝ドラ)112話ネタバレ感想
■112話の感想:涙腺崩壊のねぎらいと、怒涛の演出に心が追いつかない私の本音
今回の放送を観終えて、私はしばらくテレビの前から動けなくなってしまいました。
冒頭の美津さんがりんちゃんをねぎらうシーンは、本当に涙が止まらなくて、朝からティッシュが手放せませんでした。
美津さんを演じた水野美紀さんは、武家の女性としての凛とした美しい佇まいや厳格な所作を守りながらも、母親としての計り知れない愛情を完璧に表現されていて素晴らしかったです。
だからこそ、その直後に訪れた爆速の時間跳躍と、美津さんの突然の訃報には、あまりの衝撃に頭がクラクラしてしまいました。
あの温かい笑顔をもう新しいシーンで見られないと思うと、本当に寂しくて、胸が押しつぶされそうです。
ですが、時の流れの中で美しく成長した環ちゃんを演じる瀧七海さんの姿には、一筋の希望のような眩しさを感じました。
彼女の持つ凛とした空気感は、母親であるりんちゃんの強さをしっかりと引き継いでいるようで、キャスティングの妙に深く唸らされました。
そして何より、後半から一気に漂い始めたサスペンス調のサスペンス展開に、ゾクゾクするような高揚感を覚えずにはいられません。
佳枝さんを演じる相田翔子さんの上品な雰囲気の中に混ざる不安な表情や、無言で立ち去った謎の男たちのビジュアルなど、演出の細部まで緊張感が張り詰めていて最高でした。
恵風看護婦会が築き上げてきた信頼を揺るがすような、近代化の裏に潜む人間の業が描かれようとしているのですね。
風、薫る(朝ドラ)112話からどうなる?
■次回113話の展開を大予想!悪質な派出看護会に潜む「あの人物」の正体とは?
さて、ここからが朝ドラ考察ブロガーとしての血が騒ぐ、次回113話の徹底予想と考察です。
佳枝さんから悪い噂を聞かされた直美ちゃんとりんちゃんは、事態を解決するために、しのぶちゃんが持ち帰った悪評の真相を追うことになります。
しのぶちゃんが耳にしてきた生々しい噂を頼りに、彼女たちは問題の悪質な派出看護会へと直接、乗り込んでいくようですね。
そこで直面するのが、次回予告でも大きく取り上げられている「意外な人物との遭遇」という大事件です。
この悪質な看護会を裏で操っている、あるいはそこで働いている「意外な人物」とは、一体誰なのでしょうか。
私は、過去に登場し、お金に困って「看護は儲かる」という甘い言葉にそそのかされた、かつての仲間や知り合いではないかと睨んでいます。
もしかしたら、かつて看護婦養成所で共に学んだものの、別の道を歩んで生活に困窮してしまった人物という線も十分に考えられますね。
事態を重く見た直美ちゃんは、これ以上の質の低下を防ぐため、内務省衛生局の柳生藤次さんの元を訪ねる決意をします。
中村倫也さん演じる柳生さんは、非常に頭脳明晰で冷静沈着な官僚ですが、直美ちゃんの必死の直談判に対して、一体どのような反応を示すのでしょうか。
当時の明治政府の法律や規則がまだ派出看護の乱立に追いついていない中、柳生さんが直美ちゃんの熱い思いに突き動かされていく過程が、今後の大きな見どころになりそうです。
女性たちの自立を阻む、質の低い粗悪なライバル会社の出現に対して、トレインドナースとしての誇りを胸にどう立ち向かうのか、本当にハラハラします。
まとめ
■時代の激流に立ち向かう彼女たちを、明日からも全力で応援しよう!
今回の112話は、まさに喜びと哀しみ、そし不穏な未来への予感が凝縮された、密度の濃い神回でした。
美津さんという大きな心の支えを失った彼女たちですが、その命のバトンは確実に次の世代へと受け継がれています。
これから始まるであろう、粗悪な派出看護婦会との泥沼の戦いや、政府を巻き込んだ制度作りのドラマは、間違いなく物語の大きな山場になるはずです。
私たちはただ、彼女たちの揺るぎない志を信じて、毎朝ハラハラしながら見守っていくしかありません。
明日からの放送も、絶対に一瞬たりとも見逃せませんね。
