合格発表の画面で「補欠」という二文字を目にしたとき、胸が締め付けられるような、どうしようもない不安に襲われている受験生や保護者の方は少なくないはずです。
正規合格でも不合格でもない、この宙ぶらりんな状態は、合格への微かな希望と確約のないもどかしさが入り混じり、精神的に非常に過酷なものだというのは痛いほど分かります。
私自身、長年受験指導に携わってきた中で、この時期にスマホを握りしめて連絡を待ち続ける皆さんの姿を何度も見てきましたし、その想いに寄り添いたいと心から思っています。
2026年度の学習院大学入試は、新設学部の登場もあり例年以上に注目を集めていますが、まずは冷静に今の立ち位置を理解し、次に取るべき行動を整理することから始めましょう。
皆さんの努力が報われる「奇跡」を信じつつ、現実的なデータに基づいた最新の情報を徹底的に解説していきますので、最後まで心を落ち着けて読んでみてください。
学習院大学2026補欠合格(追加・繰り上げ)対象の入試方式と学部
まず皆さんに正しく把握してほしいのは、学習院大学で補欠合格の可能性があるのは「一般選抜」のみに限定されているという厳然たる事実です。
具体的には全学部で実施される「コア試験」が主な対象であり、法学部、経済学部、文学部、理学部、国際社会科学部に加え、2026年に新設された国際文化交流学部でも補欠設定と繰り上げが行われる可能性があります。
一方で「プラス試験」に関しては少し複雑で、国際社会科学部と新設の国際文化交流学部のみで補欠・繰り上げが実施されますが、法・経済・文・理学部のプラス試験ではそもそも補欠という概念が存在しません。
また、大学入学共通テスト利用入学者選抜においては、どの学部であっても補欠合格や繰り上げ合格は一切行われないため、この方式で不合格だった場合は残念ながら次を待つことはできません。
特に注意が必要なのは、法・経済・文学部のコア試験で第二志望まで併願している場合で、第二志望でも補欠の対象になりますが、文学部だけは第一志望のみが対象となる独特のルールがあります。
個人的には、2026年に誕生した国際文化交流学部の補欠運用がどう動くかが今年の大きな鍵になると見ており、初年度特有の読めない動きに注目が集まっています。
学習院大学2026補欠合格(追加・繰り上げ)の仕組みと発表日程のスケジュール
学習院大学の繰り上げ合格は、正規合格発表時にUCAROで「補欠」と通知された人の中から、入学手続者が定員に満たなかった場合にのみ上位から順に選ばれるシステムです。
この「補欠」というステータスは、あくまで合格候補者リストに載ったというだけで、大学側も「入学を許可されるとは限らない」とはっきり明記している点は忘れてはいけません。
繰り上げの発表は例年最大3回にわたって行われるスケジュールが組まれており、2026年度も3月上旬から下旬にかけて緊迫した時間が流れることになります。
法学部と経済学部、国際社会科学部のコア試験およびプラス試験では、第1回が3月5日、第2回が3月13日、そして最終となる第3回が3月24日に設定されています。
文学部と理学部、そして注目の国際文化交流学部のコア試験およびプラス試験では、第1回が3月4日、第2回が3月12日、最終の第3回が3月24日という日程で進んでいきます。
発表当日、公式ホームページで「繰り上げ合格発表の有無」が夕方までに告知され、該当者がいる場合のみUCAROの表示が「補欠」から「合格」へと切り替わります。
合格した場合は速達で入学手続書類が届きますが、残念ながら繰り上げに至らなかった方には個別通知がないため、自分でこまめに確認しに行く姿勢が求められます。
第3回での合格となった場合は、入学金等の一括納入が必須で延納も認められないため、時間的にも金銭的にも非常にタイトな準備が必要になることを覚悟しておきましょう。
学習院大学2026補欠合格(追加・繰り上げ)実施の可能性は?
厳しいことを言うようですが、学習院大学の繰り上げ合格が実施される可能性は、他の大学と比較しても決して高くはないのが現実です。
その最大の理由は、学習院が近年「定員厳格化」を徹底しており、正規合格者の段階で入学の意志が極めて高い層をシビアに見極めて発表している傾向があるからです。
過去のデータを見ても、補欠合格の候補者を大量に出しながら、実際には「繰り上げ合格者ゼロ」という年が法学部や経済学部などで珍しくありません。
もちろん例外もあり、新設される国際文化交流学部のように予測が難しい学部や、理学部、国際社会科学部の一部の学科では、例年一定数の動きが見られることもあります。
また、早慶や他のGMARCH上位校の合格発表スケジュールによって辞退者が増えれば、連鎖的に学習院でも欠員が生じてチャンスが巡ってくることも考えられます。
しかし、現状の厳格な運用を考えると、「今年も第1回で少し動けば御の字」くらいの冷静な視点を持っておくことが、皆さんのメンタルを守るためにも重要だと私は考えています。
学習院大学2026補欠合格(追加・繰り上げ)受かる確率は?ほぼ合格?
「補欠になったんだから、ほぼ合格と同じですよね?」という切実な声をよく耳にしますが、学習院に関してはその認識は非常に危険です。
統計的な体感や過去の合格者報告から推測すると、補欠から実際に合格を勝ち取れる確率は5%から10%未満、学部や年度によっては実質的に0%に近いことさえあります。
特に人気の文学部哲学科や史学科などは、繰り上げが全く出ないことが恒例化しており、「補欠=不合格に近い」というシビアな現実を突きつけられることも少なくありません。
一方で経済学部などは、過去に数十名規模の繰り上げを出した年もあるため、一概に絶望する必要はありませんが、順位が公開されない学習院では自分の立ち位置を把握する術がありません。
私が指導してきた経験上、学習院の補欠通知は「合格ラインに非常に近いが、現時点では席がない」というメッセージであり、過度な期待はせず、次の戦いに備えるべきサインだとお伝えしています。
合格最低点からほんの数点差という非常に惜しい位置にいることは間違いありませんが、その数点の壁が学習院においては非常に厚いことを理解しておいてください。
学習院大学2026補欠合格(追加・繰り上げ)いつまで待つ?電話に出れなかったら?
補欠合格を待つ間は、いつ連絡が来るか分からず電話の着信音に敏感になる毎日だと思いますが、目安となる期限をしっかり決めておくことが大切です。
私立大学である学習院の場合、最終の繰り上げ発表が行われる3月24日、あるいは年度末の3月31日までは可能性がゼロではないため、そこまでは希望を捨てずにいて良いでしょう。
連絡方法は主にUCARO上での表示変更と書類の発送ですが、特に3月下旬などの急ぎの局面では、大学から願書の電話番号に直接かかってくるケースも想定されます。
もし大学からの電話に出られなかったとしても、一度のミスで即座に権利が消えることは稀ですが、何度も不通が続くと「入学の意志なし」と判断され、次の候補者に権利が移ってしまう恐れがあります。
この時期は知らない番号や非通知設定からの電話であっても必ず出るようにし、万が一着信履歴が残っていたら、一刻も早く折り返しの連絡を入れるのが鉄則です。
また、電車に乗っている際などに出られない場合も、次の駅で降りてすぐにかけ直す誠意を見せれば、チャンスを失わずに済むことがほとんどですから、パニックにならないことが肝要です。
まとめ
学習院大学の補欠合格は、合格への扉が完全に閉ざされたわけではありませんが、その先へ進むのは決して容易ではない、非常に厳しい戦いであることを再確認できたでしょうか。
2026年度入試という節目の年に、あと一歩のところで足踏みしている皆さんのもどかしさは計り知れませんが、補欠という結果自体が、皆さんのこれまでの努力がハイレベルであった証です。
3月上旬の第1回発表から中旬、下旬へと続くプロセスを見守りつつも、並行して滑り止め校の手続きや来年に向けた準備など、現実的な「次の一手」を止めてはいけません。
補欠の結果を待つ時間を単なる「空白」にするのではなく、もし繰り上がらなかった場合に後悔しないための準備期間に変えることが、最終的にどんな結果であっても皆さんの未来を拓く力になります。
皆さんのスマートフォンに、学習院からの「合格」という最高の通知が届くことを、私も一人の教育者として、そして一人の人間として、心から願っております。
