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フライト・オブ・フェニックス(映画)ネタバレ感想|実話?キャスト相関図は?

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砂漠の真ん中で絶望の淵に立たされた時、あなたなら「静かな死」を待ちますか、それとも「無謀な希望」にすべてを賭けますか。

数多くのサバイバル映画が世に送り出されていますが、映画『飛べ!フェニックス』(1965年)のリメイク『フライト・オブ・フェニックス』ほど、人間の執念と再生を泥臭く描いた作品は他にありません。

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フライト・オブ・フェニックス(映画)|wiki情報

■作品情報

この映画は、2004年に公開されたジョン・ムーア監督によるアクション・アドベンチャーの野心作です。

1965年の名作『飛べ!フェニックス』を現代に蘇らせたリメイク版であり、エルストン・トレヴァーの小説を原作としています。

物語の舞台は、灼熱の太陽が照りつけるモンゴルのゴビ砂漠です。

製作には約4,500万ドルから7,500万ドルという巨額の費用が投じられ、ナミブ砂漠での過酷なロケが敢行されました。

デニス・クエイド、ジョヴァンニ・リビシ、タイリース・ギブソンといった、個性豊かな実力派俳優たちが顔を揃えている点も見逃せません。

公開当時は興行的に苦戦しましたが、視覚効果やアクションシーンについては高い評価を得ています。

撮影現場では、俳優のジャレッド・パダレッキが車両横転事故を起こしたり、カメラマンが模型飛行機の衝突で重傷を負うなど、文字通り命がけの製作が行われました。

フライト・オブ・フェニックス(映画)|実話?

■実話に基づいた物語か

多くの人が「これは実話なの?」と疑問に思うようですが、厳密には完全なフィクションです。

ただ、まったくの空想というわけではなく、原作者が着想を得た具体的なエピソードが存在します。

1942年、第二次世界大戦中にリビアの砂漠で遭難したB-24爆撃機の残骸が、数年後に発見された事例がヒントになったと言われています。

その爆撃機は、主翼やエンジンが無事な状態で発見され、乗員が不時着後もしばらく生存し、助けを求めて歩き続けた形跡があったそうです。

また、機体を改造して脱出するというアイデア自体も、航空力学の観点からは「十分可能」だとする専門家の見解もあります。

過去には、壊れた零戦の部品を繋ぎ合わせて飛行させたという驚くべき記録も残っているため、あながち夢物語とも言い切れません。

フライト・オブ・フェニックス(映画)|あらすじ

■砂漠からの脱出を描くあらすじ

物語は、モンゴルのゴビ砂漠にある石油採掘所が、業績不振により突然閉鎖されるところから動き出します。

「閉鎖請負人」の異名を持つベテランパイロット、フランク・タウンズと副操縦士のA.J.は、作業員たちを北京へ送り届けるために輸送機C-119で飛び立ちます。

しかし、離陸直後に猛烈な砂嵐に遭遇し、重量オーバーも重なってエンジンが停止、一行は砂漠のど真ん中に不時着してしまいます。

奇跡的に10名が生き残りますが、通信手段はなく、救助が来る見込みも限りなくゼロに近い絶望的な状況です。

食料と水が刻一刻と底を突いていく中、一人の謎めいた男エリオットが、墜落した機体の残骸を使って新しい飛行機を造るという、狂気じみた提案をします。

最初は誰もが相手にしませんでしたが、仲間が次々と命を落としていく中、彼らは「ただ死を待つ」か「飛行機を造るか」の二択を迫られることになります。

極限の飢えと渇き、そしてグループ内の激しい対立に耐えながら、彼らはガラクタの山を「フェニックス(不死鳥)」へと変えていくのです。

フライト・オブ・フェニックス(映画)|キャスト相関図

■キャストと登場人物の相関

物語の中心となるのは、デニス・クエイド演じる船長、フランク・タウンズです。

彼はベテランゆえの頑固さを持ち、当初はエリオットの提案を真っ向から否定しますが、やがて仲間たちのために希望を託す決断を下します。

そして、本作で最も異彩を放つのが、ジョヴァンニ・リビシ演じるエリオットでしょう。

自称「航空設計技師」の彼は、傲慢で掴みどころのない性格をしており、その不気味な存在感はまるでスリラー映画のようです。

紅一点のケリー・ジョンソン役には、ミランダ・オットーが扮し、男ばかりの集団の中で唯一の良心として奮闘します。

タイリース・ギブソンが演じる副操縦士A.J.は、フランクの忠実な相棒として、荒くれ者たちの仲裁役を担います。

さらに、『Dr.HOUSE』で有名なヒュー・ローリーが、嫌味なエリート社員イアン役で出演しており、物語に絶妙なスパイスを加えています。

他にも、最年少のデイヴィスや、希望を求めて彷徨うリドルなど、一癖も二癖もあるキャラクターたちが入り乱れ、命がけの共同作業に挑みます。

フライト・オブ・フェニックス(映画)ネタバレ|最後の結末

■感動と執念の結末

ついに「フェニックス号」が完成しますが、そこで衝撃の事実が発覚します。

エリオットは本物の航空技師ではなく、実は「模型飛行機」のデザイナーだったのです。

絶望と怒りが一行を襲いますが、砂嵐の中で機体がふわりと浮き上がるのを見て、彼らはエリオットの理論が正しいことを確信します。

エンジン始動のためのショットガン・スターター(起爆剤)は残り5発、チャンスは限られていました。

失敗を繰り返しながらも、最後の1発でエンジンが力強く咆哮し、一行は砂漠の盗賊団の猛追を振り切って滑走を始めます。

機体は断崖絶壁から真っ逆さまに落下しますが、間一髪で風を掴み、大空へと舞い上がりました。

ラストシーンでは、生還した彼らのその後が写真で紹介されます。

フランクとA.J.は自分たちの航空会社を設立し、エリオットはNASAの期待の星として雑誌の表紙を飾り、それぞれが新しい人生を歩み始めます。

フライト・オブ・フェニックス(映画)ネタバレ|『飛べ!フェニックス』との違い

■オリジナル版『飛べ!フェニックス』との違い

1965年のオリジナル版を知っている方なら、いくつかの大きな変更点に気づくはずです。

まず不時着場所が、サハラ砂漠からゴビ砂漠へと変更されています。

最大の違いは、オリジナルでは男たちだけの物語だったのに対し、リメイク版では女性リーダーのケリーが加わったことです。

また、1965年版では本物の飛行機を使用して撮影されましたが、その際にスタントパイロットのポール・マンツが事故死するという悲劇が起きています。

2004年版はCGやVFX、ラジオコントロールの模型を駆使しており、より派手でダイナミックなアクションが楽しめます。

オリジナル版のエンディングはより哲学的で重厚な印象を与えますが、リメイク版はハリウッドらしい、爽やかでポジティブな結末になっています。

また、エリオットの設定も、かつては「ドイツ人の設計士」という冷徹なイメージでしたが、リメイク版ではより風変わりで「オタク的」なキャラクターへとアップデートされています。

フライト・オブ・フェニックス(映画)ネタバレ感想

この映画、世間の評価は少し厳しいようですが、僕は大好きなんですよ。

確かに「そんな簡単に飛行機なんて造れるか!」とツッコミたくなる気持ちもわかります。

でも、追い詰められた人間たちが、模型飛行機の知識にすべてを賭けるという設定、熱くないですか?

特にジョヴァンニ・リビシの、あの「何をしでかすかわからない不気味な天才感」には、思わず惹きつけられてしまいました。

灼熱の砂漠で、汗と油にまみれながら巨大な鉄の塊と格闘する彼らの姿を見ていると、現代社会で忘れかけていた「生きる執着心」を思い出させてくれます。

映画の後半、崖から飛び立つ瞬間のカタルシスは、理屈抜きで心が震えるものがありました。

ラストの後日談で、みんなが自分の名前を冠した成功を手にしているのを見ると、「負け犬」なんて言葉はどこにもないんだなと勇気をもらえます。

まとめ

『フライト・オブ・フェニックス』は、単なるパニック映画の枠を超えた、力強い人間ドラマです。

極限状態における友情、裏切り、そして「希望」という名の狂気が、見事に映像化されています。

オリジナル版への敬意を払いつつも、現代的なスリルを追求した本作は、今こそ観るべきサバイバル映画だと言えるでしょう。

砂漠の熱風と、エンジンの爆音、そして彼らの歓喜の声を、ぜひご自身の目で確かめてみてください。

仕事や人生に少し疲れた時、この「不死鳥」の飛翔が、あなたの心にも火を灯してくれるはずです。

何か一つ、今のあなたにとっての「フェニックス」を見つけるきっかけになれば嬉しいです。

他に気になるキャラクターやシーンがあれば、ぜひ教えてくださいね!

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