2026年、ついにリリースされた『ドラゴンクエストVII Reimagined』で再び熱い注目を集めているのが、大海賊シャークアイという男の生き様ですよね。
物語の終盤に登場する彼は、その圧倒的なカリスマ性と過酷な運命、そして家族への深い愛情で、僕たちプレイヤーの心に強烈なインパクトを残してくれます。
今回は、そんなシャークアイの基本情報から、最愛の妻アニエスとの泣ける再会、そして物語最大の謎である主人公との血縁関係について、一人のファンとして徹底的に深掘りしていきたいと思います。
ドラクエ7|シャークアイとは?
■伝説の海賊シャークアイ
シャークアイは、数百年前の過去の世界で大海賊団「マール・デ・ドラゴーン」を率いていた総領であり、その実力は魔王オルゴ・デミーラに目を付けられるほど卓越していました。
見た目は黒い長髪に赤いバンダナ、そしてたくましい体躯が特徴的なイケメンで、若くして一国の王に匹敵するほどの風格を漂わせています。
彼は単なる略奪者ではなく、弱い者を助け海の魔物を討つ「義賊」として知られており、コスタール王とは身分を超えた親友という熱い絆で結ばれていました。
水の精霊の加護を受けた「水の紋章」を一族で受け継いでおり、伝説の武器「水竜の剣」の本来の持ち主でもあります。
性格も非常に豪快で正義感が強く、愛猫のミントを溺愛するという意外な一面もあり、船内にはたくさんの猫が暮らしているほどの大の猫好きです。
コスタールを魔王の呪いから守るために船ごと氷漬けにされるという壮絶な封印を経験しますが、数百年の時を経て現代に復活した際も、すぐに人助けに奔走する姿は本当にかっこいいの一言に尽きます。
2026年の『Reimagined』版では、あの平田広明さんが声を担当しており、その渋いボイスが彼のキャラクター性をさらに引き立てていて、震えるほどマッチしています。
ドラクエ7|アニエスとは?
■献身的な妻アニエス
シャークアイの伴侶であるアニエスは、もともと「どこかの国の王女」という高貴な身分の女性でしたが、愛する夫のために国を捨てて海賊の妻として生きる道を選んだ、非常に情熱的で行動力のある女性です。
彼女の出自については作中で明言されていませんが、マーディラスの王女説や、あるいは最近発見された無人島だった頃のグランエスタードの王女ではないかという非常に興味深い考察もファンの間では根強く語られています。
シャークアイが魔王との決戦に向かう際、彼女は新しい命を身ごもっていましたが、夫は彼女と子供の安全を願って親友であるコスタール王のもとに彼女を預けました。
しかし、夫たちが氷漬けにされたショックや、さらにはお腹の中にいたはずの我が子が忽然と消えてしまうという不可解な悲劇に見舞われ、彼女は深い悲しみに沈むことになります。
それでも彼女は夫との再会を決して諦めず、その執念とも言える愛の深さが、物語をより切なく、そして感動的なものへと昇華させているのです。
僕個人としては、王女という身分をかなぐり捨ててまで一人の男に尽くした彼女の強さに、同じ男としてこれ以上ない憧れを感じずにはいられません。
ドラクエ7|シャークアイとアニエス(人魚)再会は?
■人魚としての再会
氷漬けにされた夫が目覚めるのは数百年先だと知ったアニエスは、人間としての寿命を捨ててまで彼を待ち続けるために、海底王の力を借りて不老不死の「人魚」へと姿を変えました。
人魚になれば二度と人間には戻れないはずでしたが、彼女の健気な姿に心を打たれた海底王の粋な計らいにより、一年に一日だけ人間の姿に戻れるという、まさに七夕のような奇跡が許されたのです。
人間に戻っている間だけ歳を取るため、彼女は一年に一日分しか老いることがなく、現代で目覚めたシャークアイを当時の面影を残したまま迎えることができました。
物語の中盤、現代で復活したシャークアイが「アニエスはもういないのか」と絶望し、珍しく弱音を吐いて落ち込むシーンは、見ているこちらまで胸が締め付けられるほど切ない瞬間です。
しかし、エンディングではついに、人間の姿に戻ったアニエスとシャークアイがマール・デ・ドラゴーンの甲板で寄り添い、共に海をゆく感動的な姿を確認することができます。
なぜ主人公が途中で事実を教えなかったのかという点については、年に一度しか会えないという残酷な事実を伝えることへの配慮や、世界を救った後に最高の形で再会させてあげたかったという優しさだったのではないかと僕は信じています。
ドラクエ7|シャークアイと主人公は親子で息子?
■主人公は実の息子
作中で明確に言葉にされることはありませんが、主人公がシャークアイとアニエスの実の息子であることは、もはや疑いようのない事実として数多くの伏線が散りばめられています。
過去のコスタールには「満月の夜に生まれた子が魔物になる」という魔王の呪いがかかっており、アニエスのお腹にいた主人公を守るため、水の精霊が時代を超えて現代のマーレの胎内へと子供を転送したのです。
フィッシュベルの住人が語る「主人公は予定日より4ヶ月も早く生まれた」というエピソードは、アニエスが妊娠してから転送されるまでの期間を裏付ける決定的な証拠と言えるでしょう。
また、シャークアイ以外の人間には決して懐かないはずの愛猫ミントが、初対面の主人公に対してだけは親愛の情を見せるという描写も、血の繋がりを感じさせる粋な演出です。
最も象徴的なのは、シャークアイと主人公のアザが共鳴し、欠けていたシャークアイの紋章が主人公へと受け継がれて完全な「水の紋章」となるシーンではないでしょうか。
シャークアイ自身も主人公が我が子であることに気づいていながら、彼を育ててくれたボルカノ夫妻への敬意を払い、あえて「殿」を付けて呼び続け、真実を胸に秘めたまま接する姿には、親としての究極の愛情を感じます。
育ての親であるボルカノと、実の親であるシャークアイが、お互いに「海の男」として認め合い、言葉を交わす場面は、血縁を超えた絆の尊さを僕たちに教えてくれているような気がしてなりません。
まとめ
シャークアイとアニエスの物語は、数千年の時を超えた愛と、水の精霊に導かれた親子の絆が織りなす、ドラクエシリーズ屈指の叙事詩だと言えるでしょう。
伝説の海賊としての強さだけでなく、一人の夫として、そして名乗ることはできずとも一人の父親として主人公を見守る彼の背中は、何度プレイしても色褪せることのない魅力を放っています。
今回紹介した数々の伏線や背景を頭に入れた上で、再び『ドラクエ7』の世界を旅してみると、今まで見落としていた小さな台詞の一つひとつに深い意味が込められていることに気づくはずです。
切ないけれど最後には温かい光が差し込むこの物語が、2026年の今、より美麗な映像と素晴らしいボイスで楽しめるようになったことは、まさに一人のゲーマーとしてこの上ない幸せだと感じています。
皆さんもぜひ、大海原を駆けるマール・デ・ドラゴーンの甲板に立って、彼らが紡いだ壮大なドラマをその肌で感じてみてください。
