『チェンソーマン』の核心に迫る!マキマの正体と最後の謎を徹底解剖
どうも、熟練ブロガーの俺です。
皆さん、『チェンソーマン』のマキマさんについて調べているということは、あの抗いがたい魅力に囚われている一人ですね?
彼女こそが物語の真のキーパーソンであり、そのミステリアスな存在感と恐るべき正体、そして何より衝撃のラストは、読者に強烈な印象を残しました。
今回は、多くの謎に包まれたマキマという存在を、深く、そして愛情をもって徹底的に解説していきますよ。
ネタバレ全開なので、未読の方はぜひ注意して読み進めてくださいね。
チェンソーマンwikiネタバレ|マキマとは?
■最強美女上司マキマの素顔と魅力
マキマは、主人公デンジの上司として登場する、内閣官房長官直属のデビルハンターです。
公安対魔特異4課のリーダーを務める彼女は、外見は赤髪を一本の三つ編みにした、推定20代前半から半ばの美女。
目を引くのは、そのグルグルと渦を巻いたような赤い瞳ですよね。
物語の序盤から中盤にかけては、謎が多く人智を超えた力を使う、ミステリアスな存在として描かれていました。
デンジにとっては、借金を肩代わりし、仕事や住居を与えてくれた恩人であり、憧れの存在です。
しかし、その性格は「優しさと恐ろしさを兼ね揃えた」二面性を持っています。
デンジに対しては優しく面倒見の良い態度を見せる一方で、「返事は『はい』か『ワン』だけ」「使えない犬は安楽死させられる」と、平然とデンジを犬扱いする恐ろしい一面を覗かせました。
彼女の趣味は意外にも映画鑑賞で、デンジとのデートでは一日に6作品もハシゴして観るほどです。
特に印象的だったのが、ある映画の感動的な抱擁シーンを見て、マキマさんが涙を流すというギャップを見せたこと。
あの完璧に見える女性の涙は、読者である我々の心をグッと掴んで離しませんでしたよね!
チェンソーマン ネタバレ|マキマの正体・目的は?
■正体は支配の悪魔!真の目的は世界改変?
さて、物語の核となるのが、マキマの正体です。
長きにわたり謎に包まれていた彼女ですが、その正体は、古く強大な悪魔の一人、「支配の悪魔」であることが判明しました。
支配の悪魔の名にふさわしく、マキマは「自分より程度が低い」と認識した相手であれば、人間だけでなく悪魔や魔人、さらには死体までも命令一つで完全に支配できる能力を持っています。
「これは命令です」というセリフは、文字通り相手を強制的に支配する合図だったわけですね。
彼女は支配した悪魔の能力を自分のものとして使うことも可能で、例えば、ネズミなどの下等生物の耳を借りて盗聴したり、「ばん」と言って指先から見えない銃弾を放つ能力(これは恐らく銃の悪魔の能力を利用したもの)も使っています。
そして、マキマの行動の背後には壮大な目的がありました。
彼女は「チェンソーマンを使ってより良い世界を作りたい」と明言しています。
マキマがチェンソーマンに執着したのは、彼が食べた悪魔をその「概念ごと消滅させる」という唯一無二の力を持っていたからです。
彼女はこの力を使って、「戦争」や「飢餓」、「ナチス」や「核兵器」といった、人々から恐怖をなくせば幸せになれる負の概念を世界から消し去りたかったのです。
しかし、物語の終盤、ポチタによって語られた彼女の真の望みはさらに切実でした。
それは、「恐怖の力でしか関係を築けない」支配の悪魔が、「ずっと他者との対等な関係を築きたかった」という、孤独な願いだったのです。
人間を犬のように愛し、支配することでしか繋がれない悲しい悪魔が、人間的な友情や家族愛に憧れていたというのは、なんともやるせない真実です。
チェンソーマン ネタバレ|マキマの最後は死亡?
■マキマの最後は死亡?不死身のカラクリと終焉
マキマは何度も致命傷を負いながらも、そのたびに何事もなかったかのように復活しています。
彼女が銃で頭を撃ち抜かれても死ななかったのは、内閣総理大臣との間に結んだ、あまりにも理不尽な契約が理由でした。
その契約とは、マキマに向けられた「攻撃」は全て、ランダムな日本国民の事故や病死に変換されるというもので。
つまり、マキマを殺すということは、日本国民の命を犠牲にし続けることを意味していたため、通常の手段では文字通り不死身の状態だったのです。
では、そんなマキマは本当に死亡したのでしょうか?
はい、マキマは物語の最終決戦(コミックス11巻、96話・97話)で、ついにデンジの手によって倒されます。
デンジは、マキマが自分自身(デンジ)ではなく、心臓に宿る「チェンソーマンの匂い」でしか識別していないという弱点に賭けました。
デンジは心臓のポチタを抜き出して身代わりとして戦わせ、心臓がないことで「チェンソーマンの匂い」がなくなった自分自身は、マキマに認識されないまま奇襲をかけました。
そして、マキマの不死性を打ち破ったのが、デンジがとった「食べる」という前代未聞の行動です。
デンジはマキマを「攻撃」ではなく「愛」として取り込んだことで、総理大臣との契約の穴を突き、彼女を完全に消滅させることに成功しました。
しかし、支配の悪魔という概念は消えず、彼女はマキマとしての記憶を失い、「ナユタ」という少女として転生し、デンジに引き取られます。
これはマキマという存在が、形を変えて物語に影響を与え続けるという、藤本タツキ先生らしい恐ろしくも美しい決着でしたね。
チェンソーマン ネタバレ|マキマをなぜ食べる?
■衝撃の「マキマ定食」デンジが食べた理由
「マキマの最後は死亡?」の項目でも触れましたが、マキマを倒す鍵は、デンジが彼女を「食べる」という行為でした。
この行為は、ファンや読者の間で「マキマ定食」という、ブラックユーモアに満ちた名前で呼ばれています。
なぜデンジはマキマを食べなければならなかったのでしょうか?
それは、マキマへの行為が「攻撃」と認識されると、彼女が不死性を発動させ、日本国民が身代わりとなって死んでしまうからです。
デンジは、物理的な攻撃ではマキマを倒せないと悟り、契約の範疇外の手段を思いつきました。
それが、「攻撃じゃない、愛ですよ愛」というセリフに込められた、「食べる=愛による一体化」という発想です。
デンジは、アキやパワーを奪われたにもかかわらず「まだ心底マキマさんが好きだ」という複雑な感情を抱えており、「マキマさんと俺、一つになりゃいいんだ」と考えたのです。
愛する人を食べることで、彼女の罪を自分が代わりに背負い、復活できないようにするという、常識破りでありながらも、デンジらしい純粋で歪んだ愛情表現だったわけです。
最終話では、デンジがマキマの肉をタッパーから取り出し、生姜焼きにして食べる描写があり、これが「マキマ定食」の由来となりました。
さらには、ハンバーグやカツ、寿司、ステーキ、肉まん、髪の毛を使ったスパゲッティに至るまで、マキマの体を余すことなく料理して食べ尽くした描写は、少年漫画のラストとしてはあまりにもショッキングで、当時のジャンプ本誌は本当に騒然としましたよ。
藤本先生、本当にやってくれましたよね!
マキマ役は誰?担当声優を解説!
アニメ『チェンソーマン』で、あの魅力的で恐ろしいマキマの声を担当したのは、声優の楠木ともり(くすのきともり)さんです。
1999年生まれ、東京都出身の楠木さんは、『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』のレン役や、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の優木せつ菜役など、人気作品のキャラクターを多く演じています。
マキマ役としての彼女の演技は、キャラクターの持つミステリアスな雰囲気や、時には背筋が凍り付くような威圧感を、低く落ち着いた声のトーンで見事に表現していました。
あの、一見優しそうでいて、底知れない冷たさを感じさせるマキマの演技は、まさに楠木ともりさんの神秘的な声質と演技力あってこそだと思います。
アニメでマキマさんのセリフを聞くたびに、原作で感じた魔性の女の魅力が、さらに増幅された気がしますね!