第102回全商簿記検定1級を受験された皆さま、本当にお疲れさまでした。
2026年6月28日の試験本番を終えて、今は少しホッとされている方もいれば、自己採点の結果にドキドキしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の検定は、これまでの努力が試される非常に重要な一日になりましたね。
私も資格取得を目指す皆さんの熱量に触れるたび、指導者として身が引き締まる思いがします。
まずは試験の全体像を整理しながら、今回の102回大会がどのような位置づけだったのかを一緒に振り返っていきましょう。
第102回全商簿記検定1級|概要
■試験の仕組み
全商簿記1級の最大の特徴は、会計部門と原価計算部門の二本立てになっている点にあります。
この二つの科目に合格して初めて、1級取得という輝かしい称号を手にすることができるのです。
一度に両方受けるのも良いですが、一科目ずつ合格を積み上げていく科目合格制度が認められているのは、受験生にとって非常に心強い味方ですよね。
科目合格の有効期限は取得した回を含めて4回以内、つまり約2年間となっています。
試験時間はそれぞれ90分間で、100点満点のうち70点以上を確保することが合格への絶対条件です。
受験料も各部門1,600円と非常にリーズナブルで、高校生だけでなく一般の方も挑戦しやすい環境が整っています。
第102回全商簿記検定1級2026出題範囲
■踏み込んだ出題範囲
会計部門では、中規模以上の株式会社を舞台にしたダイナミックな処理が求められます。
精算表や貸借対照表、損益計算書の作成はもちろんですが、社債発行や資産除去債務といった高度な論点も避けては通れません。
さらに会計学の理論問題では、企業会計原則の深い理解が試されるため、単なる暗記だけでは太刀打ちできない奥深さがあります。
一方で原価計算部門は、モノ作りの現場におけるコスト管理のプロを目指す内容です。
材料費や労務費の計算から始まり、総合原価計算や個別原価計算、さらには経営判断に直結するCVP分析まで幅広くカバーされています。
特に標準原価計算における差異分析は、パズルのような面白さがある反面、論理的な思考力が試される難所と言えるでしょう。
製造原価報告書の作成も頻出ですので、勘定の流れを完璧にイメージしておく必要があります。
第102回全商簿記検定1級2026解答|原価計算、財務会計は?
■気になる解答と公開状況
試験が終わると、誰もが真っ先に模範解答を探したくなるものですよね。
主催の全国商業高等学校協会は、試験終了後に公式サイトで問題と解答をPDF形式で迅速に公開してくれます。
例年の流れからすると、第102回の公式解答も試験実施から1週間から数週間以内にはアップロードされる見込みです。
現時点ではまだ公式の発表を待つ段階ですが、SNSやネット掲示板では受験生たちが記憶を頼りに答え合わせを進めています。

原価計算の大問1で見られた直接原価計算の問題や、第2問の組別原価計算の数値について、活発な意見交換が行われているようですね。
会計部門についても、連結会計や財務分析の回答に不安を感じている声が散見されます。
非公式の情報に一喜一憂しすぎるのは禁物ですが、仲間の受験者と情報を共有することで見えてくる傾向もあります。
全商簿記検定1級|合格率と難易度
■合格率と難易度のリアル
全商1級の合格率は、部門にもよりますが概ね40%から60%前後で推移することが多いです。
日商簿記1級のような超難関とは異なり、努力がそのまま結果に結びつきやすい素直な出題が魅力と言えるでしょう。
難易度の位置づけとしては、日商簿記2級と同等か、あるいはそれを少し超えるレベルといったところでしょうか。
特に会計部門は計算量が多く、一つのミスがドミノ倒しのように全体に響くため、正確な集計力が合格を左右します。
逆に原価計算は、一度解法のロジックを理解してしまえば、会計よりも高得点が狙いやすい科目だと言われています。
今回の102回についても、過去問を徹底的に解き込んできた方にとっては、実力を発揮しやすい難易度だったのではないでしょうか。
基礎的な知識をいかに丁寧に積み重ねられたかが、勝負の分かれ目になったはずです。
まとめ
■学びの軌跡と次への一歩
今回の試験を終えて、自分の弱点や得意分野がより鮮明になったのではないでしょうか。
資格取得はゴールではなく、皆さんのキャリアを形作るための素晴らしいプロセスの一つです。
もし思うような結果が出なかったとしても、その悔しさをバネに次の第105回試験へ向けて準備を始めるチャンスです。
独学や学校での学習は時に孤独ですが、同じ目標を持つ仲間が全国にいることを忘れないでください。
合格を勝ち取った皆さんは、ぜひその高度な会計知識を実務やさらなる上位資格へのステップアップに活かしてください。
私も、皆さんの情熱が素晴らしい結果として結実することを、心から応援しています。
このブログが、皆さんの簿記学習における指針やモチベーションの維持に少しでも役立てば幸いです。
