2026年度の共通テスト、本当にお疲れ様でした。
今年は新課程入試の2年目ということもあり、数学や物理、そして新科目の「情報I」など多くの科目で平均点が下がり、多くの受験生が自己採点の結果に頭を抱えているのではないでしょうか。,
僕も毎年この時期になると、リサーチの判定に一喜一憂する教え子たちの姿を見て、胸が締め付けられるような思いになります。
判定というものは、今の自分の立ち位置を教えてくれる「羅針盤」ではありますが、それがすべてを決定するわけではありません。,
今回の記事では、河合塾、駿台・ベネッセ、東進という主要3社の判定基準がどう違うのか、そして厳しい判定からどうやって逆転を勝ち取るのかを、最新の2026年度データをもとに深く掘り下げていきます。,
どうか一人で悩まずに、この記事を次の一歩を踏み出すための地図として使ってくださいね。,
河合塾バンザイシステムのE判定,D判定,C判定,B判定
■河合塾バンザイシステムの判定基準と得点差のリアル
河合塾の共通テストリサーチ、通称「バンザイシステム」は、例年37万人を超える受験生が参加する国内最大級の規模を誇り、その精度の高さから多くの受験生に支持されています。,
ここでの判定はC判定を「合格可能性50%」のボーダーラインと定義しており、まさに合否の分かれ目となる中心的な指標です。,
具体的にA判定を狙うなら、ボーダーラインから得点率で5%から10%程度、点数にすると30点から50点以上の貯金が必要になるのが一般的です。
B判定は合格可能性約65%とされており、ボーダーよりプラス10点から30点ほど上回っている層がここに含まれます。,
逆にD判定は可能性35%前後で、ボーダーを10点から30点ほど下回るとこの評価になりますが、二次試験での挽回が十分に視野に入る位置だと言えます。,,
さらに厳しいE判定は、ボーダーから30点以上、あるいは5%以上も得点が足りない場合に付けられるもので、合格可能性は20%未満という非常に厳しい現実を突きつけてきます。,
僕個人の意見としては、河合塾のデータは母集団が大きいため、ここで出た「志願者内順位」は他のどの指標よりも重く受け止めるべきだと考えています。,
ベネッセ・駿台データネットのE判定,D判定,C判定,B判定
■ベネッセ・駿台データネットが示す判定の幅と活用法
駿台予備学校とベネッセが共同運営する「データネット」は、国公立大学や理系学部を目指す層に非常に強い影響力を持っています。,
河合塾が特定のパーセンテージで判定を区切るのに対し、駿台は「20%刻みのレンジ(幅)」で判定を出しているのが大きな特徴です。
たとえばC判定の幅は40%以上60%未満と広く設定されているため、河合塾でD判定だったとしても、駿台ではC判定として扱われるケースが多々あります。,
B判定は60%以上80%未満の範囲を指し、合格可能性が高いものの、二次試験での油断は禁物なゾーンだと言えるでしょう。
A判定については河合塾と同様に80%以上の高い可能性を意味しており、ボーダーを30点から50点以上引き離している受験生がここに君臨します。,
D判定は20%以上40%未満となっており、20%台前半でもD判定が付くことがありますが、河合塾の基準では20%以下は即E判定になるため注意が必要です。
僕が受験生を見てきた経験上、理系志望の人にとっては、このデータネットの判定の方がライバルたちの実像を正確に映し出していると感じることが多いです。,
東進の合否判定システムのE判定,D判定,C判定,B判定
■東進の合否判定システムが持つ独自の強み
東進ハイスクールが提供する「合否判定システム」は、AIによる高精度な分析を武器にしており、現役生の動向をリアルタイムで反映するのが魅力です。,
判定基準自体はA判定80%以上、B判定65%、C判定50%と河合塾に近い設定になっています。
ただ、東進が優れているのは、共通テストの点数だけでなく二次試験の予測得点を加味した「総合評価」を出してくれる点にあります。,
さらに、他の予備校があまり対応していない私立大学の一般入試についても、共通テストの結果から合格可能性を算出してくれます。
僕が知る限り、現役生は直前まで成績が伸びる傾向にあるため、東進のシステムはその「伸びしろ」を含めた戦略設計に非常に役立つはずです。,
複数のリサーチ結果がバラバラで混乱することもあるかもしれませんが、東進のようなAI分析も一つの視点として取り入れることで、より冷静な判断ができるようになります。,
共テリサーチがE判定,D判定の合格率・逆転は?
■D判定からE判定でも合格を掴み取る確率の真実
「E判定」という文字を見ると、絶望して志望校を諦めたくなる気持ちは痛いほどよく分かります。,
しかし、統計を冷静に見れば、E判定は受験者全体の5割から6割近くが取得する判定であり、決してあなた一人が特別なわけではありません。,
合格可能性20%以下とは、逆に言えば「5人に1人は合格している」ということであり、可能性は決してゼロではないのです。,
実際、河合塾の追跡データでも、A判定で落ちる人が15%いる一方で、E判定から合格を勝ち取る人が同じく15%程度存在しています。,
特に国立大学の場合、共通テストと二次試験の配点比率が3対7や2対8といった「二次重視」の大学であれば、共通テストのマイナス分を逆転できる余地が大きく残されています。,
僕が指導してきた中にも、共通テストでボーダーから100点以上下回るE判定を出しながらも、記述試験で満点近いスコアを叩き出して合格した猛者が何人もいます。,,
E判定は今の実力の否定ではなく、「このままのやり方では届かない」という警告として前向きに捉えてほしいと僕は願っています。,
共テリサーチがC判定、B判定は?
■C判定とB判定に潜む合格の可能性と落とし穴
C判定は合格可能性が約50%、つまり「二人に一人が合格し、二人に一人が不合格になる」という、まさに勝負の分水嶺です。,
B判定になれば可能性は60%から80%まで上がりますが、それでも決して「安全圏」と呼べるほど甘い世界ではありません。,
判定が良いからといって慢心し、ラストスパートで勉強の手を抜いてしまうと、下位判定から死に物狂いで追い上げてくるライバルに一気に抜き去られてしまいます。,
特に2026年度のように難化した年は、上位層の得点が圧縮されているため、数点のミスが順位を大きく入れ替えてしまう恐れがあります。,
僕がこれまで見てきた不合格例で最も多いのが、B判定やA判定で安心してしまい、過去問演習を疎かにしたケースです。,
逆に言えば、C判定であっても自分の立ち位置が定員の半分より上にいるのであれば、自信を持って出願し、二次試験で着実に点数を積み重ねることで合格はぐっと引き寄せられます。,
判定のアルファベットだけに目を向けるのではなく、自分より上に何人のライバルがいて、二次試験で何点取ればその壁を越えられるのかを数値化することが大切です。,
共テリサーチがE判定,D判定の逆転合格は?
■土壇場から逆転合格を現実にするための戦略
逆転合格を実現するために最も必要なのは、判定を無視することではなく、判定を冷徹に分析して「行動」を変えることです。,
まず、志望校の配点比率を再確認し、自分の得意科目が二次試験で大きなウェイトを占めていないかチェックしてください。,
数学や英語など、二次試験で使う科目が突き抜けて得意な「一点突破型」の受験生は、たとえ共通テストで出遅れても逆転できる可能性が非常に高いです。,
次に、過去問演習を「解きっぱなし」にするのではなく、合格最低点から逆算して、あとどの分野で何点積み上げればいいのかを科目ごとに具体化しましょう。,
僕がお勧めするのは、今日から試験当日まで、苦手分野の基礎を徹底的に叩き込み、模試で間違えた問題を「なぜ間違えたのか」まで深掘りして復習することです。,
また、今の時期はメンタルが崩れやすいですが、適度な気分転換を取り入れながら「自分は合格できる」と信じ抜く強い意志を持つことが、最後の最後で明暗を分けます。,
どうしても一人で戦略が立てられないときは、信頼できる先生や塾のコンサルタントに頼り、最短距離の学習計画を一緒に作ってもらうのも賢い選択です。,
まとめ
共通テストリサーチの判定結果は、今のあなたを映す「鏡」ではありますが、あなたの未来を縛る「鎖」ではありません。,
河合塾の精度、駿台の範囲設定、東進のAI分析、これらすべてを賢く使い分け、今の自分の位置を客観的に把握することからすべてが始まります。,,
たとえ判定が悪くても、二次試験までの残り一ヶ月で、人間は驚くほどの成長を遂げることができます。,
後悔のない出願先を選び、やるべきことを一つずつ積み上げていけば、春にはきっと笑顔で第一志望の門をくぐることができるはずです。,
あなたの努力が報われ、最高の結果を掴み取れるよう、僕は心から応援しています。,
