2026年度の大学入学共通テストを受け終えた受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした。
情報Ⅰという科目が導入されてから2年目を迎えた今回、試験会場から出てきた皆さんの表情を見て、私も指導者として身が引き締まる思いがしています。
昨年の「簡単すぎた」という声とは一変し、今年はかなり骨のある内容が並び、戸惑った人も多かったのではないでしょうか。
今回の記事では、最新の情報をどこよりも詳しく、そして皆さんの心に寄り添いながら徹底的に分析していこうと思います。
これから自己採点をする人も、来年以降の戦いを見据えている人も、ぜひ最後までじっくりと読んでみてください。
共通テスト2026情報1|問題構成
■2026年の問題構成:2年目の変化と特徴
まずは、誰もが気になっている問題の全体像から紐解いていきましょう。
2026年度も大問4題という構成自体は昨年と同じでしたが、中身を開けてみると驚きが詰まっていました。
第1問は小問集合で、主記憶装置と補助記憶装置の違いといったコンピュータの仕組みから、情報セキュリティの事例、さらには2進法と16進法の変換まで幅広く問われました。
第2問は、役所の住民情報システムを題材にした「A」と、ビット演算を用いた画像合成を扱う「B」の中問形式でした。
特に「B」では、これまでの試作問題などで見られた確率シミュレーションではなく、画像処理という新しい切り口が登場したのが大きなトピックです。
第3問は文化祭のゲーム待ち時間をテーマにしたプログラミングで、ガントチャートを読み解きながらアルゴリズムを構築する力が必要でした。
そして第4問は、桜の開花日というオープンデータを使い、データの収集から前処理、回帰分析までを実践的に追う内容でした。
全体のページ数は昨年の32ページから34ページへと増加し、読むべき情報量も着実に増えています。
私個人の感想としては、単なる暗記ではなく「学んだ知識をどう使うか」という出題者の強いメッセージを感じる構成だったと思います。
共通テスト2026情報1|難易度は難化?難しかった?
■難易度はどう変わった? 受験生たちの本音
次に、試験直後の難易度評価と受験生の皆さんの生の声について触れていきます。
大手予備校各社の分析を総合すると、昨年に比べて「難化」あるいは「やや難化」という見解が一致しています。
河合塾や代々木ゼミナールがはっきりと「難化」と断じていることからも、2025年度の平均点が高すぎたことへの調整が入ったのは間違いありません。
実際に受験した人たちからは、「時間が全く足りなかった」という悲痛な叫びが続々と届いています。
特に第2問Bのビット演算や、第1問の進数変換で足止めを食らってしまい、後半のプログラミングに余裕を持って挑めなかった人が多かったようです。
「知識ではなく思考問題ばかりで困惑した」という感想もあり、現場での緊張感とプレッシャーは相当なものだったと推察します。
マーク数も昨年の51個から60個へと大幅に増えており、60分という限られた時間での処理能力がこれまで以上に求められました。
私も問題を解いてみて、一つ一つの判断に時間がかかる巧妙な仕掛けがいくつもあり、受験生の皆さんの苦労を思うと胸が痛むほどです。
共通テスト2026情報1|配点は?
■配点の仕組み:2026年の内訳をチェック
点数配分についても、しっかりと整理しておくことが自己分析には不可欠です。
2026年度の配点は、第1問が20点、第2問が30点、第3問が25点、第4問が25点という、昨年同様のバランスでした。
しかし注意したいのは、各大問の中身における「解答数(マーク数)」の変化です。
第1問は11、第2問Aは9、第2問Bは8、第3問は15、第4問は13となっており、特に後半のプログラミングとデータ活用で多くの解答が求められています。
1問あたりの重みが変わる中で、粘り強く最後までマークを埋める精神力が試されたと言えるでしょう。
信州大学のように8科目を統一して配点化する動きや、北大・京大などで情報が必須化されるなど、配点の重要性は年々増しています。
志望校によっては情報Ⅰの点数が合否に直結する場合もあるため、この配点を意識した振り返りは非常に重要です。
共通テスト2026情報1|平均点は?
■平均点の推移:昨年の高得点からの調整
それでは、多くの人が最も注目している「予想平均点」の話に移りましょう。
新課程初年度だった2025年度の最終平均点は、69.26点という非常に高い数値でした。
当時は「簡単すぎた」との評価もあり、2年目の今年は平均点が大きく下がることが早くから予測されていました。
現在出されている予備校の速報値を平均すると、2026年度の情報Ⅰの平均点は58点前後になると予想されています。
予備校によっては60点から65点程度と見る向きもありますが、いずれにせよ昨年比でマイナス10点前後の大幅なダウンは避けられないでしょう。
データネットの分析によれば、文系全体の予想平均点が昨年より35点近く下がる見込みであることも、情報の難化が少なからず影響していることを物語っています。
平均点が下がるということは、それだけ差がつきやすい試験だったということであり、冷静に自分の立ち位置を把握することが大切です。
もし点数が伸び悩んでいたとしても、それはあなただけでなく全体的な傾向ですので、過度に落ち込む必要はありません。
まとめ
■これからの戦いに向けて
2026年の共通テスト情報Ⅰを振り返ってみて、皆さんはどんなことを感じましたか。
「2年目のジンクス」という言葉通り、思考力を限界まで試される、非常に厳しい戦いだったと思います。
しかし、日常生活の中にある情報技術を題材にしたこれらの問題は、皆さんがこれから大学で学ぶための大切な基礎力となるはずです。
平均点が下がると予測される中で、ここでの1点の重みが二次試験や私立大入試の戦略を大きく左右することになります。
結果に一喜一憂しすぎず、まずは全力を尽くした自分をしっかりと褒めてあげてください。
受験はまだ続きますが、この情報Ⅰで培った論理的な思考は、必ず他の科目の記述試験でもあなたの助けになってくれると信じています。
皆さんの努力が最高の結果に結びつくよう、私はこれからも情熱を持って応援し続けます。
最後まで走り抜ける勇気を持ち続けて、未来のキャンパスライフをその手で掴み取ってください。
