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ばけばけ(朝ドラ)31話ネタバレ感想・あらすじ

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朝ドラ

朝ドラ「ばけばけ」第31話!切なすぎる嘘と”ラストサムライ”効果に涙と笑い

朝ドラ「ばけばけ」第31話、ご覧になりましたか?

月曜日の朝から、こんなにも胸が締め付けられる展開になるとは思わず、もう私は涙腺崩壊でした。

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ばけばけ(朝ドラ)31話までの振り返り

■第30話まで: トキの決意を固めた「うらめしい」現実

前週の第30話にかけて、ヒロイン・トキ(髙石あかり)を取り巻く状況は、まさに「ドコ、モ、ジゴク」(第6週サブタイトル)の名の通り、極限まで追い詰められていましたよね。

没落士族の松野家は、父・司之介(岡部たかし)の事業失敗以来、莫大な借金を背負い続けています。

トキは銀二郎(寛一郎)との結婚生活も破綻し、彼が出奔したことで、再び松野家に戻るという悲しい選択をしました。

そして、なんといっても衝撃的だったのが、実母である雨清水タエ(北川景子)と弟の三之丞(板垣李光人)が路頭に迷い、タエ様が物乞いをする姿をトキが目撃してしまったこと。

労働を知らない元上級武士のタエ様と世間知らずな三之丞を、このまま冬を前に見捨てることはできない。

家族(松野家)の生活も厳しい中、トキは大切な人たちを助けるために、外国人英語教師ヘブン(トミー・バストウ)の女中になるという、大きな、そして危険な決意を固めたのでした。

ばけばけ(朝ドラ)31話ネタバレあらすじ

■31話あらすじ:給金20円と二重の嘘

第31話は、トキがヘブンの女中になるために錦織(吉沢亮)の立ち会いのもと、ヘブン宅を訪れるシーンから始まりました。

士族の娘を求めていたヘブンは、トキを見るなり、まさかの不採用を告げます。

「シジミサン、ノー!」と鼻で笑い、突然「腕を見せろ」「脚も見せて」と要求するヘブン先生。

この時のトキの、戸惑いと羞恥と怒りが入り混じった表情の変化、髙石あかりさんの演技力が本当に凄まじかったです。

ヘブンはトキのたくましい腕や脚を見て、士族の娘には見えない、「ウデ、フトイ。アシ、フトイ。シゾク、チガウ」(士族の娘ではない、しじみ売りだ)と、ひどい言葉でトキを値踏みしたのです。

今どきの感覚で言えば、これはもうパワハラ、セクハラですよね、胸が締め付けられました。

しかし、ここで錦織が機転を利かせます。

トキが、ヘブンの憧れる“ラストサムライ”こと祖父・勘右衛門(小日向文世)の孫であることを伝えると、ヘブンの態度は急変。

「スバラシ…」の一言でトキの採用を認め、いきなりひと月分の給金20円を渡しました。

この「おじじ様(勘右衛門)の存在が初めて役立った」という、シリアスな中に飛び込んでくるふじきみつ彦先生のユーモアに、ネットも大爆笑でした。

そして、ここからが本当に切ないのです。

トキは、女中になったことを家族に知られるわけにはいかないと、「花田旅館で働くことになった」と嘘をつきました。

さらに、受け取った給金20円を手に、路頭に迷う三之丞を呼び止めます。

トキは、お札をわざとくしゃくしゃにして古くなったように偽装し、「亡くなった傳おじ様が、雨清水家のために私に託したお金だ」と、また一つ大きな嘘をついて三之丞に渡しました。

お金を渡した後、肩を落として歩くトキの姿と、その後の傅おじ様(堤真一)に心の中で詫びるトキの泣きそうな笑顔は、健気さの極みで、私の胸をえぐりました。

ばけばけ(朝ドラ)31話ネタバレ感想

■視聴者の声:「健気すぎて辛い」と「酷すぎる」が交錯

この第31話、視聴者の反応も非常に熱く、特にSNS(X)では、トキの心情描写とヘブンのカオスな言動について、多くのコメントが寄せられました。

多くの方が「おトキが健気すぎて辛い」と感じていたようです。

高石あかりさんの演技力については、「お金を渡した後の表情、いろんな感情が顔に現れている」「なんという演技力」と、特にセリフのないシーンでの表現力が絶賛されていました。

また、ヘブン先生の「腕を見せろ」「脚を見せろ」という無遠慮な「値踏み」に対しては、「酷w」「ヘブンさん、めっちゃ失礼w」「武士の娘にどんな幻想をw」と、笑いながらもその失礼さに呆れる声も多かったですね。

この物語の根底には士族の没落というシリアスな現実があるからこそ、「ラストサムライ」の威光で採用が決まるという展開に、「おじじが役にたった…」と、泣き笑いする視聴者が続出しました。

トキが三之丞に「傳おじ様から預かったお金」だと嘘をついたシーンについても、「おトキちゃん、うまい嘘をついたな」「これ、本当は嘘と気付いてるんじゃ…?三之丞」といった、今後の展開を案じる声が並び、トキのメンタルを心配するコメントも多く見られました。

ばけばけ(朝ドラ)31話からどうなる?

■次回32話:ラシャメンの恐怖とウメの温かい決意

次回第32話からは、ついにトキの女中としての生活がスタートします。

トキは、外国人であるヘブンの女中になることは、世間から「ラシャメン」(洋妾)と呼ばれることを覚悟しなければならないと考えています。

恐怖と緊張を抱えながらヘブンの家へ向かうトキを、花田旅館の平太(生瀬勝久)、ツル(池谷のぶえ)が出迎え、優しく勇気づけてくれるようです。

中でも注目したいのは、女中のウメ(野内まる)の行動です。

ウメはトキの覚悟を応援したいと、なんと自分もトキと一緒にヘブンの家で働くことを申し出るのです。

ウメの目的は、トキとヘブンが2人きりにならないようにすること

この時代の「女中」という立場の危うさを察しているからこその、ウメの温かくて強い友情と気遣いに、早くも感動の予感です。

史実の小泉セツも貧しさからハーンの家に住み込みの女中として入った過去があり、トキがこの試練をどう乗り越え、ヘブンとの関係を深めていくのか、緊張と期待が膨らみます。

まとめ

■小さな嘘が結ぶ、明治の「怪談」

第31話は、士族の没落という「うらめしい」現実の中で、トキが家族を救うために「二つの大きな嘘」をつき、女中になるという苦渋の決断をする、物語の大きな転換点となりました。

ヘブン先生のあまりに失礼な物言いが、逆に「ラストサムライ」というカオスなユーモアで丸く収まる展開は、脚本のふじきみつ彦先生ならではの「かなしくておかしい」世界観が凝縮されていましたね。

トキの嘘は、きっと長くは続かないでしょう。

いつか、花田旅館で働いていると思っている家族にバレてしまう時が来る…その時、この切ない嘘がどんな新しい現実に「化けて」いくのか、トキの強さとヘブンとの絆に期待して、来週も一緒に見守っていきましょう!

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