【ばけばけ第8話】「あのあの話」の正体は?髷が招いた破談とトキの涙、そして9話で始まる運命の予感!
ねえ、皆さん!今週の「ばけばけ」は本当に凄まじい波乱の展開で、毎日朝から目が離せませんでしたよね。
もう、松野家のお父様とおじい様の珍道中ぶりには、笑っていいのか、トキちゃんの代わりに泣けばいいのか、感情がぐちゃぐちゃになってしまいました。
特に第8話のラストで飛び出した「あのあの話」の応酬ときたら、まるで谷川俊太郎さんの詩を見ているみたいで、私、思わず声を出して笑っちゃいましたよ!
今回は、この爆笑と涙が入り混じった第8話を中心に、第9話の展開まで熱く語り尽くしたいと思います。
さあ、ティッシュと温かいお茶をご用意して、一緒に振り返りましょう!
ばけばけ(朝ドラ)8話までの振り返り
■前回7話:怪談デートで芽生えた希望と、髷が呼んだ大失敗!
第2週「ムコ、モラウ、ムズカシ。」というタイトル通り、トキちゃん(髙石あかり)の婿探しは最初から難航していました。
貧乏生活から抜け出すため、一念発起で婿取りを決意したトキちゃんでしたが、職場の同僚の結婚が決まり、もう焦りまくりでしたよね。
そんなトキちゃんの気持ちを察したのが、仲人を引き受けてくれた雨清水家の傳さま(堤真一)でした。
傳さまがトキちゃんを誘った「ランデブー」の場所が、まさかの怪談「松風」の舞台である清光院!
怪談好きのトキちゃんが、怖さのあまり傳さまにしがみつく姿は本当に可愛らしくて、「でもそれが楽しくて今、最高に楽しいです」というトキちゃんの言葉に、私もキュンとしました。
この時、トキちゃんは「なぜ傳さまとタエさま(北川景子)はこんな遠戚の私を可愛がってくれるのだろう」と不思議がっていましたが、この後の展開を考えると、もう胸が締め付けられますよね。
そして迎えたお見合い当日、トキちゃんは、お見合い相手の中村守道さん(酒井大成)を見て、「小豆洗いには似ちょらんけど良き」と好印象を持ちます。
私も画面越しに「お、今回はイケメンで良さそう!」と期待したのですが、そこは「ばけばけ」のコメディ展開。
まさか父の司之介(岡部たかし)と祖父の勘右衛門(小日向文世)が、時代遅れの髷と袴姿で乗り込んできて、相手方をドン引きさせてしまうなんて!
あの時の、中村さん一家の「え…マジ?」という顔、忘れられません!
ばけばけ(朝ドラ)8話ネタバレあらすじ
■8話あらすじ:ブチ切れトキの叫び!父と祖父のせいで破談
そして第8話、気になるお見合いの結果は、なんと即答で破談でした。
そりゃそうですよね…明治の時代に、いくら元士族とはいえ、現代の若者から見れば、司之介さんと勘右衛門さんの姿は異様でしかなかったでしょう。
破談の理由は、中村家が「いまだに武士を引きずっている一家には婿入りはさせられない」と感じたからでした。
トキちゃんは全く悪くないのに、家族のせいで破談の憂き目に遭うなんて、あまりにも不憫で。
追い打ちをかけるように、司之介さんは全く悪びれず、「次は髷を結っている男と見合いを!」と新たな作戦を立て始める始末。
ここで、トキちゃんの感情が爆発しました。
「人のためになって、人に好かれて人を幸せにする…。それができんのなら、せめて人に迷惑かけない武士やってよ。人の邪魔にならん、せめて娘の見合いをダメにしない程度のね!」
このブチ切れながらの涙の叫び、本当に胸に突き刺さりましたよね。
私の周りにもいます、家族を心配して言った言葉が、全く響かない人…トキちゃんの怒りは、時代を超えて共感できるリアルなものでした。
その後、松野家は謝罪のために雨清水家を訪れますが、傳さまは「親が子の足を引っ張ってはいけない」と苦言を呈します。
そしてラスト、タエさまがトキちゃんだけを残し、司之介たちを部屋から追い出すシーン。
松野家の大人たちが口々に連呼したのが、あの謎めいた「あのあの話」でした。
ばけばけ(朝ドラ)8話ネタバレ感想
■視聴者爆笑!SNSで話題の「あのあの話」の真意
「ばけばけ」第8話のハイライトといえば、間違いなくこの「あのあの話」をめぐる大人たちのコミカルな応酬でしょう!
司之介さんが「あの話ではございませんよね?」と確認すれば、傳さまが「あの話とはなんじゃ」ととぼけ。
「あのあの話でございます」「あのあの話ですよおそらく」と、松野一家とタエさまだけが何を指しているか分かっている様子が、もう笑いの極致でした。
SNSでも「あのあの話で終わった!」「残りの1分をあの話で押し切ったw」と大盛り上がりでしたよね。
この「あのあの話」とは、多くの視聴者が察している通り、トキちゃんの出生に関する秘密、つまり、トキちゃんが雨清水家から松野家に養女に出された、もしくは傳さまとタエさまの本当の子どもではないかという疑惑のことだと考えられます。
史実のモデルである小泉セツも、生後すぐに親戚の稲垣家(ドラマの松野家に相当)に養女に出されていますし、その後、実家である小泉家(ドラマの雨清水家に相当)に戻るという流れがあります。
この重要な秘密を、傳さまとタエさまがトキちゃん本人に打ち明けようとしている、その直前で8話が終わってしまったのですから、もう「早く続きが見たい!」という気持ちでいっぱいです。
ふじきみつ彦さんの脚本は、重いテーマを扱う中に、こういうコミカルな緩急を入れてくるのが本当に絶妙で、「BK名物妄想劇」と並ぶ「BK名物あのあの話」になりそうですね。
ばけばけ(朝ドラ)8話からどうなる?
■次回9話の展開予想:婿取り断念?新たな出会いと史実の波乱
第9話のあらすじを見ると、物語はさらに大きく動きそうです。
お見合いが破談となったことで、傳さまとタエさまは、また司之介たちのせいで縁談が潰れないようにと、トキに婿取りではなく嫁入りを勧めることになります。
そして、なんとトキちゃんに早くも二度目のお見合いのチャンスが訪れるのです。
そこでトキちゃんが出会うのが、鳥取藩の元士族の長男・山根銀二郎(寛一郎)です。
ここで史実ファンとしては「おお!」となりましたよね。
トキちゃんのモデルである小泉セツさんは、実際に一度結婚して離縁しています。
史実では、セツさんの最初の夫は前田為二といい、鳥取の士族の次男でした。彼は貧乏に耐えられず、結婚から一年足らずで出奔してしまったのです。
ドラマの「山根銀二郎」さんは、この「最初の夫」前田為二さんがモデルだと考えられます。
つまり、9話で出会うこの銀二郎さんとの結婚が、史実でセツさんが辿った波瀾万丈な結婚生活へと繋がっていく可能性が高いのです。
きっと、この出会いがトキちゃんの人生に、大きな転機をもたらすでしょうが、それがすぐに幸せな「化け」にはならないかもしれない、というのが「ばけばけ」の奥深いところかもしれませんね。
そして、8話のラストで持ち越された「あのあの話」が、9話の冒頭で明かされるのかどうかも見逃せません。
傳さまとタエさまがトキちゃんに何を語るのか、トキちゃんが「嫁入り」という提案をどう受け止めるのか、来週もドキドキが止まらなさそうです。
まとめ
■明治の世の結婚難、トキの旅路はまだ始まったばかり!
第2週は、トキちゃんの結婚をめぐる松野家のドタバタ劇が、笑いと涙、そして出生の秘密という重いテーマを織り交ぜながら描かれました。
司之介さんと勘右衛門さんという「時代の変化に取り残された武士」の姿は、滑稽でありながらも、明治の没落士族の苦悩をリアルに描いています。
トキちゃんの「人の邪魔にならん武士」という叫びは、まさに明治という西洋化の波の中で「どう生きるべきか」を問う、このドラマの大きなテーマを象徴しているように感じます。
フィクションとして大胆に再構成されている「ばけばけ」ですが、その背景には小泉セツさんの波乱に満ちた生涯という確固たる史実があります。
山根銀二郎さんとの出会いは、トキちゃんが偉大な文豪、レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)と結ばれるまでの、避けられない試練なのかもしれません。
トキちゃんがこの苦難を乗り越えて、うらめしい世界をかけがえのないすばらしいものに「化けて」いく姿を、私も応援し続けたいと思います!
さあ、次はどんな「怪しい話」が飛び出すのか、明日からの放送も絶対に目が離せませんよ!