映画『オーバーロード聖王国編』徹底考察！原作は？結末は？ネイアの運命も深掘り
やあ、みんな！ アニオタブロガーの俺だ。
いよいよ劇場公開され、その衝撃的な内容で話題をさらっている映画「オーバーロード聖王国編」について、原作を読み込んだ俺が徹底的に深掘りしていくよ。
検索でこの記事にたどり着いたってことは、きっと「あの凄惨な展開の裏側はどうなってるんだ？」とか、「ネイアちゃんの運命は？」って気になってるんじゃないかな。
この聖王国編は、原作ファンの間でも特に人気が高いパートで、アインズ様の勘違いとデミウルゴスの周到な策略が最高潮に達する、まさにオーバーロードの醍醐味が詰まった物語だ。
規制の厳しい地上波では描けなかったグロ描写があるって噂も、逆に映画館に足を運ぶ理由になってるよね。
さあ、聖王国の悲劇の裏で繰り広げられた、ナザリックの恐るべき真実を見ていこう！
オーバーロード聖王国編ネタバレ｜あらすじ
■聖王国編のあらすじ
平和を享受していたローブル聖王国に、突如として魔皇ヤルダバオト率いる亜人連合軍が襲いかかるところから物語は始まる。
もちろん、読者諸君なら知っての通り、このヤルダバオトの正体はデミウルゴスが仕組んだ茶番、完璧なマッチポンプだ。
聖王国の精鋭たち、聖騎士団長レメディオス・カストディオ、神官団長ケラルト・カストディオ、そして聖王女カルカ・ベサーレスが立ち向かうけど、ヤルダバオト（の使役悪魔）の圧倒的な力の前には無力だった。
特に衝撃的なのは、清廉な聖王女カルカ様が、ヤルダバオトに「棍棒」として使われ、無残に蹂躙されてしまうシーンだ。
彼女は民のために立派な志を持っていた善人なのに、生きたまま武器にされ、顔と体をぐちゃぐちゃにされるっていう、どうやったら思いつくんだってレベルの尊厳破壊が行われるんだよ。
国家崩壊の危機に瀕した聖王国は、最後の手段として、彼らが忌み嫌うアンデッドの王、アインズ・ウール・ゴウン魔導国に救援を求めに行く。
そこで使節団の従者として同行していたのが、今回の物語の裏の主人公、ネイア・バラハだ。
ネイアは上司である聖騎士団長レメディオスから、感情の制御を失った彼女のストレスのはけ口として理不尽なパワハラを受けていたんだ。
そんな中、アンデッドの王であるアインズ様が、彼女に「おつかいの途中だったか？」「邪魔をしてすまない」と王とは思えないほどの気遣いを見せるんだ。
この些細な出来事が、レメディオスとの対比も相まって、ネイアの心に深く刺さるわけだね。
アインズ様はモモンの代わりとして聖王国へ単身乗り込み、ネイアを傍仕えに指名して行動を共にする。
そして始まった反攻作戦では、人質を取った亜人に対して、レメディオスが「全員を救う」という理想に固執して身動きが取れなくなる中、アインズ様は人質ごと亜人を魔法で殺害し、現実的な打開策で多くの命を救ってみせる。
アインズ様は、この「マッチポンプ」作戦の詳細を知らされていないから、内心は「デミウルゴスの期待に応えなきゃ…」って胃を痛めながら、アドリブでなんとか王様ロールを頑張っているんだけどね。
この過程で、ネイアは「正義を行うには力がなくてはならない」と悟り、圧倒的な力と優しさを持つアインズ様こそが正義そのものだと確信するんだ。
物語の終盤、アインズ様はデミウルゴスに「助ける必要のある人間はいない、適当に間引け」という非情な指示を出すけど、これはネイアの生死に関わる恐ろしいフラグとなるんだよね。
オーバーロード聖王国編ネタバレ｜原作の何巻？
■原作は何巻？時系列を整理
映画を観て「この続き、早く読みたい！」ってなったファンが多いはず。
この聖王国編の物語は、原作小説で第12巻『聖王国の聖騎士（上）』と第13巻『聖王国の聖騎士（下）』に収録されているエピソードだ。
聖王国編は、物語の規模も登場人物の心情描写も深く、上下巻のボリュームがあるから、映画化されたのは本当に納得だよね。
アニメシリーズの時系列でいうと、第4期の7話と8話の間にあたる、アニメでは完全にカットされていた部分なんだ。
テレビ放送では「聖棍棒」のシーンなど、過激なグロ描写が規制に引っかかる可能性があったから、劇場版という形で制作されたという側面もあるみたいだね。
だからこそ、原作ファンとしては、あの濃密なストーリーを大画面で観られるのが最高に嬉しいところだよ。
オーバーロード聖王国編ネタバレ｜ラスト・最後の結末は？
■衝撃の結末とアインズ様の英雄譚
聖王国編の最大のサプライズは、魔導王アインズ・ウール・ゴウンが、魔皇ヤルダバオトとの決戦で敗北し、死亡するという報せが流れることだ。
もちろん、これはすべて演技で、アインズ様が自ら仕組んだ壮大な茶番なんだ。
彼が死を偽装した目的は、デミウルゴスの計画が上手くいっているか不安だったことと、部下たちに「自分が死んだと想定したときの対応」を試すナザリックの防災訓練という、なんとも情けない理由から来ているんだ。
彼の内心は「失敗を隠すための言い訳」だったわけだけど、結果としてこの行動が神がかった成果を生むことになる。
アインズ様は復活し、再びヤルダバオトと対峙して、今度は瞬く間に勝利するんだ。
聖王国の民からすれば、一度は敗北し命を落としながらも、約束を果たすために死をも超えて復活し、最強の敵を打ち倒した「真の英雄」に見えるわけだ。
この劇的な展開によって、聖王国はアインズ様への狂信的な崇拝者が増え、事実上の魔導国の支配下に置かれることになる。
一方、アンデッドを嫌悪し、アインズ様を使い潰そうと考えていた聖騎士団長レメディオスは、心の支えだった妹や聖王女を喪い、度重なる判断ミスと行き過ぎた言動のせいで立場を失い、最終的には騎士団長を解任されてしまう。
ちなみに、彼女はこの後しばらくして死亡することになるんだ。
聖王国編の結末は、ナザリックの「やっていることの残酷さ」と「結果の滑稽さ」のギャップが、読者の胃袋を掴んで離さない、まさに勘違いコントの最高傑作と言えるよ。
オーバーロード聖王国編ネタバレ｜ネイア・バラハの最後は死亡？
■ネイアの生死と狂信者への道
ネイア・バラハの運命は、この聖王国編における最大の注目ポイントだよね。
彼女は、亜人軍との戦いの最中に、アインズ様から借り受けたルーン製の弓を手に奮闘するんだけど、残念ながら一度戦死してしまうんだ。
アインズ様から見れば、ネイアは「怖い目の女の子だけど、唯一少し仲良くできた現地人」だった。
デミウルゴスからの「ナザリックに心酔する人間を確保しろ」という密命を果たせていないことに焦りを感じていたアインズ様は、彼女を蘇生させるという行動に出るんだ。
ネイア自身は自分が一度死んだことを知らないまま、アインズ様の第九位階信仰系魔法《真なる蘇生》によって文字通り「生まれ変わり」を果たすんだ。
彼女はアインズ様という絶対的な力を持つ「正義」を目の当たりにし、その蘇生という奇跡を経て、アインズ様への狂信者として覚醒するんだ。
終戦後、彼女はアインズ様の素晴らしさを広めるための新興コミュニティーの教祖となり、「顔なしの伝道師」という異名で聖王国の北部で絶大な影響力を持つようになる。
この「顔なし」って呼ばれるのは、アインズ様から借りたバイザー型ミラーシェードを常に装着しているからで、実はアインズ様が彼女の「殺し屋のような目つき」を隠させるために貸したのが理由なんだ。
ネイアの教えは「弱者のまま努力しない者は悪であり、全員が強者になるべく努力すべきである」という、聖騎士の精神を現実的に捉え直したもので、結果的に聖王国の復興に大きな影響を与えることになるんだ。
両親を亜人の侵攻（ナザリックの策略）で亡くした彼女が、その張本人であるアインズ様を「正義」として崇拝し、聖王国の新たな宗教のリーダーになるなんて、皮肉が効きすぎてて胸が痛くなるけど、だからこそこの聖王国編は最高にエモいんだよ。
アインズ様自身は、彼女にそこまで熱烈に慕われていることを知らずに、「あの怖い目の女の子は俺のこと嫌いだったんじゃないかな」って内心ビクビクしてるっていうのも、また笑えるポイントだね。
まとめ
聖王国編は、アインズ様の「胃痛」と、ネイアの「狂信」が織りなす、最高のダークファンタジー体験だ！
映画を観た人も、これから観る人も、ぜひ原作小説の12巻・13巻で、この濃密すぎる物語を追体験してみてくれよな！
