いや~、ついにこの日が来ましたね。
僕が中学生の頃から夢中になったあの「あぶない刑事」が、8年ぶりにスクリーンに帰ってきてくれました。
前作で「さらば」と言った時、正直もう会えないんだなって寂しかったんですよね。
でも、またこうして彼らの活躍が見られるなんて、本当に胸熱です。
今回は、僕と同じように「あぶ刑事」が大好きだけど、まだ映画を観てない、もしくはもう一度情報を整理したいって皆さんのために、徹底的に解説していきますね。
帰ってきた あぶない刑事|あらすじネタバレ
前作で刑事を定年退職してニュージーランドで探偵業を始めたタカとユージ。
まさかの現地で警察とトラブルを起こして探偵免許を剥奪されちゃったんですって。
そして、また横浜へ舞い戻ってきて、「T&Y探偵事務所」を開業するんですよ。
横浜に帰ってきた二人のもとに、記念すべき最初の依頼人として現れたのが、土屋太鳳さん演じる永峰彩夏。
彼女の依頼は、20年前に姿を消した母親、夏子を探してほしいというものなんです。
なんとこの夏子さん、かつてタカとユージがそれぞれ愛したことのある女性だったんですよ。
これには僕も「まさか、彩夏は二人のどっちかの娘!?」って興奮しましたね。
夏子の行方を探すうちに、二人は横浜で頻発する殺人事件に巻き込まれていきます。
事件の裏には、カジノ誘致を目論む巨大ベンチャー企業の若き社長、海堂巧の陰謀が渦巻いていたんです。
この海堂、実は以前タカに射殺された暴力団「銀星会」会長の息子で、タカとユージに深い恨みを抱いているんですよ。
タカとユージの元後輩で、今では横浜港署捜査課長の町田透も、二人の破天荒な捜査に振り回されつつ、最終的には彼らをサポートすることになるんです。
物語は、海堂が仕掛ける爆破テロを阻止するため、タカとユージが横浜の街を舞台に大暴れする、まさに「あぶ刑事」らしい展開になっていきます。
帰ってきた あぶない刑事|相関図
伝説のバディと新旧キャラの交錯
今回の「帰ってきた あぶない刑事」は、登場人物たちの関係性も大きな見どころですよ。
まずは、我らが主役、鷹山敏樹(タカ)と大下勇次(ユージ)。
舘ひろしさんと柴田恭兵さんが演じるこの二人は、もう説明不要の最強バディですよね。
70代になってもそのダンディさとセクシーさは健在で、華麗なガンアクションやカーアクション、そしてユージの走りも全く衰えを感じさせませんでした。
そこに加わる新キャラクターが、土屋太鳳さん演じる永峰彩夏。
ハーレーを乗りこなす彼女は、タカとユージ、どちらの娘かもしれないという設定が、物語に新たな深みを与えています。
彼女の母親である夏子は、かつて横浜で人気のクラブシンガーで、タカとユージ、そして岸谷五朗さん演じる華僑の実業家、劉飛龍(フェイロン)とも因縁があるキーパーソンなんですよ。
フェイロンは海堂の計画に関わっているんですが、彼の道義を重んじる一面が、物語に複雑さを加えています。
お馴染みのメンバーでは、仲村トオルさん演じる町田透課長が相変わらず最高でした。
タカとユージの前では昔と変わらずイジられキャラなのに、港署の捜査課長として奮闘する姿は、まさに僕らが知ってる「トオル」そのもので、思わずニヤリとしてしまいます。
浅野温子さん演じる真山薫も、今回はまさかの登場で、良い意味で期待を裏切ってくれますよ。
彼女の登場シーンは、劇場で一番笑いが起こったかもしれませんね。
その他にも、ベンガルさん演じる元同僚の情報屋田中フミオ(ナカさん)や、西野七瀬さん演じる町田の部下、早瀬梨花など、新旧の魅力的なキャラクターたちが物語を彩っています。
帰ってきた あぶない刑事|ロケ地・撮影場所
「あぶない刑事」シリーズといえば、やっぱり横浜ですよね。
今回も、僕らの愛する“ハマ”の街が、最高の舞台として描かれています。
タカとユージがニュージーランドから帰ってきて、横浜の夜景を懐かしむシーンは、横浜ハンマーヘッドの埠頭で撮影されたんですよ。
あの二人が横浜の夜景をバックに佇む姿は、本当に絵になります。
また、タカが情報屋のナカさんと会う海辺のレストラン「Bar Polestar」や、彩夏が母親の形見の指輪を鑑定に出した宝石店「SILVER OHNO」は、どちらも実在するお店で撮影されているんです。
物語の重要なシーンで使われた、タカとユージと彩夏が三人でディナーを楽しむ屋上は、クラフトビアダイニング「THE BAYS」の屋上が使われているんですよ。
彩夏がハーレーの手入れをする場面でも、このビルの外観が登場します。
さらに、中華街や港の見える丘公園、ホテルニューグランド、横浜ロイヤルパークホテルなど、横浜を象徴する場所が数多く登場します。
中には、僕が普段歩いているような見慣れた風景が、タカとユージによって一瞬で非日常に変わるシーンもあって、観ていて鳥肌が立ちました。
横浜市とのタイアップ企画もたくさん行われていたので、映画を観た後にロケ地巡りをするのも最高に楽しいですよ。
まさに「あぶ刑事」は、横浜の街の魅力を最大限に引き出してくれる作品です。
帰ってきた あぶない刑事ネタバレ|最後の結末
今回の映画で、皆さんが一番気になっているかもしれないのが、永峰彩夏の父親が結局誰だったのか、ということですよね。
映画の中では、その明確な答えは示されません。
町田課長がDNA鑑定の結果を見て驚くシーンがあるんですが、その反応からは、タカとユージのどちらでもない、あるいは予想外の結果だった、ということが示唆されているように感じました。
彩夏自身も、「どっちがお父さんでもいいな」というようなセリフを言うシーンがあり、血の繋がり以上に、タカとユージが彩夏を娘として、一つの家族として受け入れる姿が描かれているんですよ。
この「血縁だけが家族の証ではない」というメッセージが、とても温かく心に響きました。
そして、探偵であるタカとユージが、どうやって悪党たちと銃撃戦を繰り広げるのか、という部分もちゃんと解決されます。
最終盤で、町田課長が「一日限定の嘱託刑事」という形で、彼らに拳銃と、あの愛車「日産レパード」を供与するんです。
これには僕も「なるほど!」と唸ってしまいましたね。
このおかげで、タカのハーレーに乗りながらのショットガン乱射や、ユージのキレのある走り、そしてレパードでのカーチェイスといった「あぶ刑事」らしいド派手なアクションが存分に堪能できるんですよ。
クライマックスでは、海堂との激しい戦いの末、タカが見事なアクションで決着をつけます。
この結末は、長年のファンを裏切らない最高のエンターテイメントでした。
「さらば」と言いながらも、こうして「帰ってきた」彼らを見ていると、きっとまたいつか、彼らは横浜の街に帰ってきてくれるんじゃないかって、そんな希望を抱かせてくれるんですよね。
まとめ
この映画は、まさに僕たちの心に残る「原風景」を呼び覚ましてくれる、そんな作品でした。
ぜひ劇場で、彼らの「変わらない」カッコよさと、横浜の街の美しさを体感してみてください。