ヴューダ・ネグラ: 黒蜘蛛の企み(netflix映画)感想｜あらすじ・キャストは？実話がモデル！

こんにちは、はるをです！

この記事ではnetflixで5月30日に配信開始されたばかりの新作スペイン映画「ヴューダ・ネグラ: 黒蜘蛛の企み（英語版タイトル：A Widow’s Game、原題：La viuda negra）」について解説しています。

「ヴューダ・ネグラ: 黒蜘蛛の企み」はスペインの実話に基づいたサスペンス作品。

2017年にスペインのバレンシアで発生した「アントニオ・ナヴァッロ事件」を基にしています。

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夫殺害の容疑者となる若き未亡人マヘが、複数の愛人との二重生活を送りながら夫の殺害を計画したという衝撃的な実話が軸に展開されるよ

ヴューダ・ネグラ: 黒蜘蛛の企み(netflix映画)｜あらすじ

物語は、2017年のスペイン、バレンシアで起きたある事件から始まります。

駐車場でひとりの男性の亡骸が発見されるのですが、その捜査が進むにつれて、誰もが善良だと思っていた被害者の若き妻、マヘの「完璧な仮面」が少しずつ剥がされていくんです。

彼女は、表面上は悲劇の未亡人として振る舞いながらも、実は複数の愛人を持つという二重生活を送っていたんですって。

事件の真相は、夫の殺害を計画し、愛人を操っていた彼女の恐ろしい企みが浮き彫りになるという、まさに「黒蜘蛛の企み」というタイトルがぴったりな内容でした。

この映画を観ていて、本当に心を掴まれたのが、主要な登場人物を演じた俳優さんたちの演技力でしたね。

まず、事件の中心人物であるマヘを演じたのは、イバナ・バケロさん。

彼女の演技は本当に素晴らしくて、見た目は美しくて可憐なのに、その内側に秘めた狂気やずる賢さがじわじわと伝わってくるんです。

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彼女がスクリーンにいるだけで、なんとも言えない緊張感が漂っていました。

そして、冷静沈着なベテラン刑事、エバ警部役のカルメン・マチさんも、すごく印象的でした。

感情的になりがちな事件の中で、常に冷静にマヘと対峙し、真実を追っていく姿は、本当に「カッコいい」の一言に尽きます。

マヘに操られてしまう愛人のサルバを演じたトリスタン・ウヨアさんも、彼の役柄の情けなさや、マヘへの盲目的な愛が、観ていて切なくなるほど伝わってきました。

この映画に対する感想は、私自身もそうだったのですが、本当に賛否両論あるみたいです。

私としては、この映画が実話に基づいているという点に、まず大きな衝撃を受けましたね。

まさか、こんな恐ろしい事件が実際にあったなんて、信じられない気持ちでした。

映画を観終わった後、しばらく「え、怖……」って言葉が出なかったほどです。

イバナ・バケロさんの演技が本当に説得力があって、観客を陰謀の渦に引き込む力が半端なかったです。

特に、マヘとエバ警部の対決は、

「真実 vs 嘘」
「冷静 vs 感情」
「理性 vs 欲望」

のバトルを見ているようで、見応えがありました。

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テンポも良く、サスペンスに満ちた雰囲気も素晴らしかったです。

一方で、一部の人からは「結末が最初から分かってしまうから、サスペンスとしては物足りない」という声や、「登場人物に感情移入しにくい」という意見もあったようです。

確かに、題名が「黒蜘蛛」と聞けば、ある程度想像はついてしまうかもしれませんね。

でも、個人的には、結末が分かっていたとしても、「なぜ人は罪を犯すのか？」という人間の心の奥底に迫る心理劇として、十分に引き込まれる作品だと感じました。

私が思うこの映画の一番の見どころは、やはり主人公マヘの人間性が描かれているところです。

彼女がなぜ、愛人を操って夫を殺害するに至ったのか。

その動機や、彼女を取り巻く人間関係がリアルに描かれているんです。

まるで、普通に見える人の心の中に潜む「異常性」を覗き見ているような感覚になるんですよ。

そして、人間の欲望、依存、支配、裏切りといった、普遍的なテーマが深く描かれている点も、見逃せません。

恋愛が狂気へと変わっていく様や、愛ゆえに利用されてしまう人々の姿は、観ていてゾッとしますが、同時に「もし自分だったらどうだろう？」と考えさせられる部分もあります。

また、映像の美しさや、緊迫感のある演出も素晴らしいです。

特に、マヘとエバ警部という、異なるタイプの「強い女性」たちが繰り広げる心理的な駆け引きは、この作品の大きな魅力ですね。

皆さんも、もし「実話に基づいた衝撃的なサスペンスを観てみたい」「人間の心理の闇に触れてみたい」と思ったら、ぜひNetflixでチェックしてみてくださいね。

きっと、観終わった後には色々な感情が湧いてくるはずですよ！