毎週土曜日の夕方に放送されている『人生の楽園』を観ていると、自分の足で現地へ飛び出してその空気感を味わいたくてたまらなくなります。
2026年9月12日の放送でスポットが当てられたのは、佐賀県武雄市にあるコロンビア料理店「EL COLOMBIANO(エル・コロンビアーノ)」です。
歴史ある温泉街の情緒溢れる路地裏で、陽気な南米の風を感じられる特別な空間が大きな話題を呼んでいます。
今回は、テレビを見てお店の雰囲気が気になった方や、実際に足を運んで本場の味を楽しみたいと考えている方に向けて、お店の魅力や歴史、アクセスから周辺の観光情報まで詳しくお伝えしていきます。
人生の楽園|佐賀・武雄市 コロンビア料理「エル・コロンビアーノ」
■お店の特徴とこだわり
武雄温泉街の路地を進むと現れる「エル・コロンビアーノ」は、九州では非常に珍しい本格的なコロンビア家庭料理を味わえるお店です。
店内に一歩足を踏み入れると、南米のカラフルな装飾や国旗が迎えてくれ、まるで現地へ旅行に訪れたかのようなワクワク感に包まれます。
コロンビア料理と聞くと辛いスパイスを連想されるかもしれませんが、実際には素材の旨味を大切にした優しくまろやかな味わいが特徴です。
看板メニューの「アレパ」は、香ばしく焼き上げたトウモロコシ粉の生地に、ジューシーな牛肉やコクのあるチーズ、フレッシュなアボカドを挟み込んだボリューム満点の一品です。
サクサクとしたトウモロコシ生地でほぐした鶏肉を包んで揚げた「エンパナーダ」は、香ばしい食感と一口ごとに溢れる肉汁がたまらない美味しさです。
さらにガッツリ食べたい時には、黄色いご飯や豆の煮込み、カリカリに揚げた豚皮のチチャロン、チョリソなどが一皿に盛られた豪快な「バンデハ・パイサ」も見逃せません。
手作りのタコスや具材がぎっしり詰まったブリトーもあり、温泉で温まった後に冷えたビールと一緒に味わう時間は至福のひとときと言えます。
店主のペロロさんが見せてくれる明るい笑顔や、時には披露されるちょっとしたパフォーマンスもお店の大きな魅力となっています。
佐賀・武雄市 コロンビア料理「エル・コロンビアーノ」開業の経緯|人生の楽園
■サーカスから厨房へつながる開店の経緯
お店を営むマルチネス・バルガス・アレハンドロさん(通称ペロロさん)は、コロンビアのサーカス一家に生まれ、5歳からパフォーマーとして活躍してきた素晴らしい経歴の持ち主です。
空中ブランコや大車輪といった大技で世界中を沸かせていたペロロさんは、日本へ渡った後も全国を巡業し、華やかな舞台で人々を魅了し続けていました。
しかし約16年前、公演中の事故によって大車輪から落下し、大ケガを負って入院するという大きな試練に見舞われます。
失意の中にあったペロロさんを支えたのが、知人の飲食店で出会った武雄市出身の下村かおるさんでした。
二人は結婚し、娘のエミリーさんが誕生してからもトレーラーハウスで暮らしながら家族でサーカス巡業を続けていきました。
やがて40代を迎え、ケガや体力の限界を感じ始めたペロロさんに対して、かおるさんが提案したのが「長く続けられる料理店の開業」だったのです。
巡業時代から仲間や家族のために母直伝のコロンビア家庭料理を作り続けていたペロロさんは、その言葉に背中を押されて新たな人生を決意しました。
かおるさんの故郷である武雄市に移住したご夫妻は、自宅兼店舗を借りて2024年8月1日に「エル・コロンビアーノ」をオープンさせました。
観客を楽しませる舞台はサーカスの空間から料理の温かい食卓へと変わりましたが、人々に笑顔を届ける情熱は今も変わらず受け継がれています。
佐賀・武雄市 コロンビア料理「エル・コロンビアーノ」場所・アクセス|人生の楽園
■お店の場所とアクセス方法
エル・コロンビアーノは、佐賀県武雄市武雄町大字武雄7266-28に位置しています。
最寄り駅であるJR武雄温泉駅から徒歩で約9分から10分という歩きやすい距離にあり、温泉街の散策を楽しみながら向かうことができます。
象徴的な佇まいを誇る武雄温泉楼門からも徒歩数分と非常に近く、お風呂上がりのぶらり旅にも最適なロケーションです。
営業時間はランチタイムが11時または12時から14時まで、ディナータイムが18時から22時までとなっています。
定休日は月曜日で、第1火曜日もお休みとなる場合がありますので訪問前の確認をおすすめします。
お車でお越しの際も店舗裏手などに約3台分の駐車場が用意されているため安心して利用できます。
佐賀・武雄市 コロンビア料理「エル・コロンビアーノ」周辺の観光情報|人生の楽園
■一緒に巡りたい武雄温泉の周辺観光スポット
お店を満喫した後は、武雄温泉が誇る歴史と自然の魅力を存分に体感していただきたいです。
まず絶対に外せないのが、東京駅の設計でも知られる辰野金吾が手がけた国の重要文化財「武雄温泉楼門」です。
竜宮城を思わせる朱塗りの楼門の2階天井には4つの干支が彫られており、東京駅の8つの干支と合わせると十二支が揃うという歴史ロマン溢れる仕掛けが存在します。
楼門を潜った先にある元湯などの大衆浴場では、1300年の歴史を持つ「美人の湯」を心ゆくまで堪能できます。
次にお参りしてほしいのが、樹齢3000年を超える圧倒的な存在感を放つ御神木が鎮座する「武雄神社」です。
竹林の奥に佇む巨木「武雄の大楠」の前に立つと、自然の持つ強大なエネルギーと神秘的な空気に包まれます。
さらに、季節ごとの花々が美しい「御船山楽園」や、最新のデジタルアート展、殿堂入りサウナ「らかんの湯」を体験するのも最高の贅沢です。
おしゃれな空間で本やコーヒーを楽しめる「武雄市図書館」や、名物の温泉湯豆腐が味わえる「佐嘉平川屋」など、立ち寄りたくなるスポットが街中に溢れています。
まとめ
人生の新たなステージとして武雄の地に咲かせた「エル・コロンビアーノ」は、情熱と家族の絆が詰まった素敵なお店です。
サーカス時代に養われたおもてなしの心と、お母さんから受け継いだ優しい家庭料理が、訪れる人々の心を優しく解きほぐしてくれます。
心温まる物語に触れた後は、ぜひ武雄温泉街へ足を運び、美味しいコロンビア料理と温かい笑顔を直接体感してみてください。
素晴らしい景色と素晴らしい美食に出会う旅は、きっとあなたの人生をより豊かで味わい深いものにしてくれるはずです。
