最近、テレビやSNSで福岡県の糸島がこれまで以上に熱い注目を集めていますね。
2026年6月、あの人気番組「人生の楽園」の1時間スペシャルで、糸島の豊かな自然と共に生きる素敵なご夫婦が紹介されました。
僕もネットでその反響を追いかけていたのですが、画面越しに伝わってくる甘夏の香りと、店主の情熱にすっかり心を奪われてしまいました。
今回深掘りするのは、糸島市二丈福吉にある「お菓子と暮らしの物 りた」という、わかまつ農園が営むオーガニックカフェです。
ただのカフェと呼ぶにはもったいないほど、そこには深いストーリーと、訪れる人を包み込むような温かい時間が流れています。
糸島へのドライブを計画している方や、自分らしい生き方を模索している方にとって、きっと新しい発見があるはずですよ。
人生の楽園|福岡・糸島市わかまつ農園カフェ「お菓子と暮らしの物 りた」
■心と体が整う「りた」の妥協なきこだわり
お店の名前に冠された「りた」という言葉、これは仏教用語の「利他」からきているそうです。
自分だけでなく、関わる全ての人に幸せになってほしいという願いが、店内の隅々にまで息づいています。
特に注目したいのは、有機農法で大切に育てられた甘夏やオリーブをふんだんに使ったメニューの数々です。
看板メニューの天然酵母ピザは、福岡県産の全粒粉や強力粉を使い、もっちりとした食感と小麦本来の香ばしさがたまりません。
自家製のトマトソースを使った「マリナーラ」や、旬の野菜をたっぷり乗せた「季節の農園ピザ」は、一口食べるごとに大地の力強さを感じさせてくれます。
甘いもの好きの僕がどうしても外せないのが、月に約400本も売れるという無添加のロールケーキです。
自家製の甘夏マーマレードやイチゴ、さらにはオリーブの葉を練り込んだものまであり、素材の味を邪魔しない優しい甘さが心に染み渡ります。
さらに2026年には、平飼い卵や糸島産の牛乳にこだわった新作の「BAKED DONUT」も登場し、早くも話題を呼んでいます。
カフェに併設された物販スペースでは、農園から生まれた「農香シリーズ」の洗剤や精油、保湿バームなどが並んでいて、暮らしそのものを丁寧に見直したくなりますね。
福岡・糸島市わかまつ農園カフェ「りた」開業の経緯|人生の楽園
■元航空整備士が糸島の大地に夢を描くまで
店主の若松潤哉さんは、かつて東京で航空機の安全を守る整備士として第一線で活躍していました。
そんな彼の人生を大きく変えたのが、2011年の東日本大震災でした。
社会のシステムが揺らぐ中で「自分の食べるものは自分で作りたい」という切実な思いが芽生えたといいます。
さらに追い打ちをかけるように、潤哉さんは脳腫瘍という大きな病を経験し、命の尊さと向き合うことになりました。
「明日は来ないかもしれない」という恐怖を乗り越え、2013年に家族と共に移住の地に選んだのが、この糸島でした。
最初は10年以上放置された耕作放棄地から始まり、光も通らない竹藪を一つずつ切り拓いていったそうです。
当初からの夢だった「人と人が繋がれる場所」を作るために農業を志したというエピソードは、何度聞いても胸が熱くなります。
2021年のオープン以来、かつての木材置き場だった大きな倉庫を自分たちの手でリノベーションし、温もりあふれる空間を作り上げました。
福岡・糸島市わかまつ農園カフェ「りた」場所・アクセス|人生の楽園
■福吉駅から徒歩圏内!迷わないアクセス情報
「りた」は糸島の中でも比較的西側に位置する福吉エリアにあります。
最寄り駅はJR筑肥線の「福吉駅」で、そこから歩いてたったの3分から4分という好立地です。
博多や天神から地下鉄とJRを乗り継いで、のんびりと電車の旅を楽しむのも最高に贅沢な時間になるでしょう。
車で訪れる場合も安心で、店舗の前や少し離れた場所に合計で十数台分の駐車場が用意されています。
以前の店舗から2024年に現在の場所へ移転し、より広々とした空間に生まれ変わっています。
さらに、2階には「りたの宿」というホステルも併設されており、糸島の星空や潮風を夜まで堪能できるようになりました。
ドミトリーや和室のプライベートルームがあり、旅人同士が語り合える温かい拠点となっています。
福岡・糸島市わかまつ農園カフェ「りた」周辺の観光情報|人生の楽園
■カフェと一緒に巡りたい糸島の絶景スポット
せっかく福吉まで行くなら、周辺の観光スポットも欲張って楽しみたいですよね。
まず僕がおすすめしたいのは、歩くとキュッキュッと音が鳴ることで有名な「姉子の浜」です。
この美しい「鳴き砂」のビーチは、海沿いのドライブコースとしても最高で、特に夕暮れ時の美しさは格別です。
また、海の上に浮かぶように佇む「箱島神社」も、ぜひ立ち寄ってほしいパワースポットの一つです。
恋愛成就や耳の神様として信仰されており、潮が引いた時にだけ渡れる参道がとても幻想的です。
さらにもう少し足を伸ばせば、落差約24メートルの「白糸の滝」でマイナスイオンをたっぷりと浴びることもできます。
夏なら名物のそうめん流しやヤマメ釣り、6月から7月にかけては鮮やかなあじさいが楽しめますよ。
糸島はどこを切り取っても絵になりますが、この福吉エリアにはまだ知られていない穏やかな魅力が詰まっています。
まとめ
■糸島の「りた」で本当の豊かさに触れる休日
わかまつ農園の「りた」が教えてくれるのは、単においしい食事だけではありません。
土に触れ、作物を育て、それを必要とする誰かに届けるという、シンプルな循環の大切さです。
若松さんご夫妻が試練を乗り越えて築き上げたこの場所は、僕たち現代人が忘れかけている「心の余裕」を思い出させてくれます。
人生の楽園を観て興味を持った方は、ぜひその空気感を肌で感じに福吉を訪れてみてください。
一口のピザ、一杯の甘夏ジュースが、明日からの毎日を少しだけ明るくしてくれるかもしれません。
僕も今度は一人でふらりと、あの高い天井の下で読書をしながら、ゆっくり流れる時間を楽しもうと思っています。
糸島の自然と人の温もりに触れる旅が、あなたにとって最高の思い出になりますように。
