5月の爽やかな風が吹き抜ける季節になりましたが、大学受験を目指す皆さんにとっては、まさに自分自身の記述力と向き合う熱い季節の幕開けとなりましたね。
2026年度の第1回全統記述模試を終えて、手応えに自信を深めた人もいれば、記述式の壁の高さに言葉を失っている人もいるかもしれません。
私自身、この時期の模試がどれほど精神的に削られるか、そして同時にどれほど大きな成長の種を秘めているかを熟知しているつもりです。
今回の記事では、この激戦となった模試の全貌を徹底的に掘り下げ、皆さんが次の一歩を力強く踏み出すための指針を示していきたいと思います。
全統記述模試2026第1回の実施内容
模試の実施内容と出題の狙い
2026年5月10日に主要な日程が設定された今回の全統記述模試は、国公立大学の二次試験や難関私立大学の記述・論述入試を強く意識した構成となっていました。
対象は高校3年生と高卒生で、会場受験だけでなく5月下旬には自宅受験の選択肢も用意されるなど、非常に大規模な母集団を形成しています。
試験の出題範囲については、年度初めということもあり現役生の学習進度に配慮されていますが、それでも決して甘い内容ではありませんでした。
数学III型を例に挙げると、本格的な微分・積分や数学Cの「平面上の曲線」などは範囲から除外されていましたが、複素数平面などは既習事項としてしっかりと出題されていました。
物理は物理基礎の全範囲に加えて力学と波動、化学は理論分野の多くが含まれるなど、基礎を固めた上でどれだけ応用力がついているかが試される内容でした。
朝から夕方まで続く長丁場のスケジュールは、まさに本番さながらの忍耐力が試される場であり、お昼休みを挟んで集中力を維持することの難しさを痛感した人も多いはずです。
全統記述模試2026第1回の難易度・難しかった?平均点は?
難易度と平均点のリアルな予想
全体的な難易度は、共通テストレベルより一段階高く、一方で二次試験の難問よりは解きやすい「標準から応用」のレベルに設定されていました。
自己採点をして点数の低さに絶望している受験生もいるかもしれませんが、この模試は平均点が非常に低くなることで有名です。
多くの科目が得点率3割から4割台に落ち着くことが予想されており、半分以上の得点ができていれば、その分野においては現時点でかなり優秀な部類に入ると言って良いでしょう。
英語に関しては、特にアインシュタインに関連した長文の内容理解が難しく、正確な精読力がなければ太刀打ちできない「やや難」のレベルだったと感じています。
数学も同様で、記述答案としての論理構成が厳しくチェックされるため、答えが合っていてもプロセスの言語化が不十分な受験生は大幅に減点される可能性があります。
偏差値についても、現役生のみの模試とは異なり、記述対策を積んできた浪人生が母集団に多く含まれるため、マーク模試よりも5から10程度低く出るのが一般的です。
全統記述模試2026第1回の受験生の感想
受験生の生々しい感想と反応
SNSや掲示板を覗くと、今回の模試がいかに過酷だったかを物語る受験生の悲痛な叫びや、逆に確かな手応えを感じたという声が溢れています。
「共通テストの優しさが一切ない」「数学III型は微積がないのに概念的な問いでボコボコにされた」という感想は、多くの現役生が抱いた共通の想いでしょう。
英語では「アインシュタインの和訳が壊滅的だった」という声が目立ち、記述式ならではの自己採点の難しさに頭を抱える姿が見て取れます。
また、浪人生との実力差を肌で感じ、「去年の受験を経験している人たちの記述の完成度に圧倒された」と肩を落とす現役生も少なくありませんでした。
一方で、国立理系志望の受験生からは「数学をあえてII型に下げようか迷ったが、判定のために無理をしてでもIII型を受けて良かった」という前向きな反省も見られました。
自分の答案を振り返り、「なぜこの一手が思いつかなかったのか」とボロボロの解答用紙を前に涙を流した経験こそが、秋以降の爆発的な伸びに繋がると私は信じています。
全統記述模試2026第1回|復習の重要性
模試の終了後に絶対すべき復習法
模試を受け終わった瞬間に、皆さんの「本当の試験」が始まったと言っても過言ではありません。
最も大切にしてほしいのは、解答解説をすぐに読み込む前に、もう一度「時間制限なし」で自力で解き直してみることです。
これにより、その失点が「知識不足」によるものなのか、それとも「時間配分のミス」や「思考スピードの不足」によるものなのかを明確に仕分けることができます。
復習の優先順位としては、「解説を読めばすぐに理解できた問題」や「時間があれば解けたはずの問題」を最優先に攻略すべきです。
これらは皆さんに最も近い「伸び代」であり、ここを完璧に潰すだけで次回の模試での偏差値は劇的に向上します。
逆に、解説を読んでも理解不能な超難問については、今は深追いせず、基礎が固まる夏以降に回すという「捨てる勇気」も、限られた受験期間では重要です。
まとめ
今回の2026年度第1回全統記述模試は、皆さんの現在の立ち位置を残酷なまでに浮き彫りにしたかもしれません。
しかし、模試の結果はあくまで「健康診断」の結果のようなものであり、その後の治療方針、つまり学習計画の修正こそが合格へのカギを握ります。
判定が悪かったとしても一喜一憂しすぎる必要はありません。現役生はこれからの演習量でいくらでも逆転が可能です。
今回見つかった弱点、例えば「数学の答案構成力の甘さ」や「英語の構文把握の未熟さ」を、一つひとつ丁寧にノートにまとめていきましょう。
その地道な作業こそが、数ヶ月後の皆さんの顔に自信に満ちた笑みを浮かべさせる唯一の道だと確信しています。
次回の8月に実施される第2回模試に向けて、この悔しさを燃料に変えて、最高のスタートを切っていきましょう。
