朝の静かな時間にそよ風のような感動を運んでくれる朝ドラ「風、薫る」ですが、いよいよ第3週のラストを飾る第15話が放送されましたね。
物語が大きく動き出す予感に、テレビの前で思わず身を乗り出してしまった方も多いのではないでしょうか。
今回のエピソードは、偽りの自分と本当の望みの間で揺れ動く直美の葛藤や、捨松が明かす衝撃の過去など、見どころがこれでもかと詰め込まれていました。
これまでの伏線が鮮やかに回収されつつ、次週への期待を高める見事な構成に、ドラマ好きの僕も胸が熱くなってしまいました。
そこで今回は、第15話のあらすじを振り返りつつ、ファンの間で話題となっているポイントや、第4週に向けた熱い考察をたっぷりとお届けします。
風、薫る(朝ドラ)15話までの振り返り
■家族の絆と恋の波乱が交錯した第14話のプレイバック
まずは、物語の土台となった前回14話の展開を少しだけおさらいしておきましょう。
栃木から突如として東京へ押し寄せた母・美津と妹の安によって、りんの穏やかだった一人暮らしは一気に賑やかな4人暮らしへと変貌を遂げましたね。
豪胆な性格の美津は、りんが働く「瑞穂屋」にまでズカズカと乗り込み、店主の卯三郎を相手に一騒動起こすなど、その行動力には圧倒されるばかりでした。
その一方で、鹿鳴館で身分を偽りながら働く直美は、ついに海軍中尉の小日向と館の外で密会するという大胆な一歩を踏み出していました。
アメリカ帰りのエリートである小日向の誠実な眼差しに、直美の心が少しずつ解きほぐされていく様子が、実に見事に描かれていたのが印象的です。
しかし、二人のロマンスが加速する裏側で、直美が積み上げてきた「お嬢様」という嘘のメッキが剥がれかけているという、不穏な空気も漂い始めていました。
風、薫る(朝ドラ)15話ネタバレあらすじ
■捨松の器の大きさと直美の決意が光った第15話のストーリー
注目の第15話では、ついに直美の隠し事が「鹿鳴館の華」こと捨松の知るところとなります。
身分を偽って近づいていたことがバレてしまい、絶体絶命のピンチかと思われましたが、捨松の対応は予想外に慈愛に満ちたものでした。
彼女は直美を責めるどころか、自分たちが組織する婦人慈善会の炊き出しを手伝ってほしいと優しく微笑みかけます。
ここで明かされた捨松の幼少期の記憶、すなわち会津戦争で籠城し、飢えに苦しむ中でおむすびをもらったという経験は、視聴者の涙を誘うのに十分すぎるほど重みがありました。
「結婚はゴールではなく、自分の人生を生きるための手段」という彼女の言葉は、当時の女性たちにとってどれほどの救いになったことでしょう。
一方のりん側では、お隣さんのマツたちの協力を得て家の片付けが進み、東京での暮らしがようやく地に足の着いたものになりつつありました。
そしてエピソードの終盤、直美はついに意を決して、小日向にある真っ直ぐな想いを伝えます。
偽りの自分ではなく、一人の女性として向き合おうとする彼女の勇気が、画面越しにビンビンと伝わってくる名シーンでしたね。
風、薫る(朝ドラ)15話ネタバレ感想
■捨松の言葉の深さに震えた第15話の個人的な感想
いやあ、今回の放送で一番心に響いたのは、なんといっても多部未華子さん演じる捨松の気高さです。
彼女が語った会津での壮絶な体験は、単なる昔話ではなく、今の彼女の行動理念そのものなんだと感じさせてくれました。
泥まみれになりながらおむすびを頬張った少女が、今は華やかなドレスを纏って社会を変えようとしているというコントラストが、あまりにも美しいじゃありませんか。
また、直美が小日向に対して抱いている感情も、単純な恋心以上の何か、つまり「自立への渇望」のように見えて仕方がありませんでした。
藤原季節さん演じる小日向が放つ、スピード感あふれるアプローチも、物語に良いテンポを与えていて最高にニヤニヤさせてくれます。
その一方で、りんの母親である美津の、あのカラッとした強引さが、殺伐としがちな明治の世相を和らげてくれる良いスパイスになっています。
ダブルヒロインがそれぞれの場所で、泥臭くも懸命に生きる姿を見ていると、明日への活力が湧いてくるような気がしてなりません。
風、薫る(朝ドラ)15話からどうなる?
■運命の誘いと事件の予感!第4週「私たちのソサイエティ」を徹底考察
さて、気になるのは来週月曜日から始まる第4週の展開ですが、どうやら物語のステージが一段階上がるようです。
予告映像やあらすじを見る限り、直美が手伝うことになった炊き出しの現場で、なんと吉江やりんと鉢合わせるという気まずい展開が待っています。
そこで体調を崩した男の子を救おうと、りんたちがとっさに駆け寄るシーンがあるそうですが、これこそが二人の天職、つまりナースへの道に繋がる運命の瞬間になるのでしょう。
捨松が二人の素質を見抜き、「トレインドナース」への道を提案するという流れは、まさに胸熱な展開と言わざるを得ません。
ただ、すんなりと事は運ばないようで、りんの母・美津が猛反対し、さらには横浜の造り酒屋との縁談まで持ち出してくるというから驚きです。
また、栃木に残した娘の環を取り戻すための戦いや、小日向が隠し持っている「別の顔」を直美が目撃してしまうなど、不穏な影もちらついています。
さらに、酒に溺れて暴れているという元夫・亀吉の存在も、りんの行く手を阻む大きな壁になりそうで目が離せません。
いよいよ「看護」という本題に斬り込んでいく第4週は、これまで以上に怒涛のスピードで物語が加速していくに違いありません。
まとめ
■春一番のきざしが嵐を呼ぶ予感
第3週の締めくくりとなった第15話は、直美と捨松の絆が深まり、新たな人生の目標が朧げながら見えてくる素晴らしいエピソードでした。
文明開化の華やかな光と、貧民街の影が交差する中で、二人のヒロインがどう自分たちの居場所を見つけていくのか。
これまでのアットホームな雰囲気から一転して、社会の厳しさや専門職としての自覚が問われるフェーズへと突入していくようです。
Mrs. GREEN APPLEの主題歌「風と町」が流れるたびに、彼女たちの未来を応援したくなるのは僕だけではないはず。
果たして美津の猛反対をどう押し切り、二人は白衣の道へと進んでいくのでしょうか。
波乱万丈な予感が漂う第16話の放送を、週末のダイジェストを観ながらじっくりと待ちたいと思います。
