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良いこと悪いことネタバレ考察|真犯人最終回はうなる?9話のピアノで宇都美の口パクは?

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考察ミステリーの最高傑作、ここに極まれり!

毎週土曜日の夜9時半が待ち遠しくて仕方がない「良いこと悪いこと」、ついに第9話「カノン」が放送され、考察沼の住人としては脳がショートしそうなほどの衝撃を喰らいましたね。

実行犯の正体が判明したと思いきや、最終回は「真犯人、だーれだ?」という公式からの挑戦状!

一体、宇都見刑事は何を呟いたのか?

そしてキング(高木将)の運命は?

今回は、興奮冷めやらぬうちに、9話までの怒涛の展開を振り返りつつ、残された最大の謎である「黒幕」の正体について、徹底的に深掘りしていきます!

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良いこと悪いこと|8話までの振り返り

■8話までの軌跡

事の発端は、鷹里小学校の同窓会で掘り起こされたタイムカプセルから出てきた、仲良し6人組の顔が塗りつぶされた卒業アルバムでした。

そこから始まった同級生たちの連続不審死は、彼らが22年前に描いた「将来の夢の絵」になぞらえられており、貧ちゃん(武田敏生)、ニコちゃん(中島笑美)、カンタロー(桜井幹太)、ちょんまげ(羽立太輔)が次々と犠牲になっていきました。

いじめをしていた側のリーダー格・キング(間宮祥太朗)と、いじめられていた側の「どの子」こと猿橋園子(新木優子)が、過去の罪と向き合いながらバディを組んで真相を追うという構図は、本当に胸が痛くなる展開でしたよね。

そして、物語が大きく動いたのが、ちょんまげを追う中で存在が明らかになった7人目の同級生、「博士」こと森智也(古舘佑太郎)の登場です。

森先生は、キングの娘・花音の担任になっていたという驚愕の事実とともに、彼が隠し持っていたDVDから、さらに強烈な秘密が明かされました。

それが、園子(どの子)が転校してくる前にいじめられていた、もう一人の「ドの子」瀬戸紫苑の存在です。

紫苑の夢はピアニストで、オープニング映像で意味深に映し出されていたピアノの描写が、ここでついに繋がったんですよね。

良いこと悪いことネタバレ考察|9話のストーリー開設

■9話:運命の「カノン」

第9話「カノン」は、怒涛の勢いで事件の核心に迫るクライマックス回でした。

まず明らかになったのは、瀬戸紫苑がリコーダーの「ド」の音をミスしたことをきっかけに「ドの子」といじめられ、ピアノの工作を壊されたり、孤立させられたりという壮絶な過去です。

そして、その紫苑の婚約者こそが、スナック「イマクニ」の常連客だった刑事・宇都見啓だったという事実には、心底震えました。

紫苑は一度はピアニストになるという夢を叶えていましたが、去年の夏、キングが娘の花音(カノン)のピアノ教室見学に訪れたことが引き金となり、いじめのトラウマが再燃してピアノが弾けなくなり、自ら命を絶っていたのです。

宇都見は、紫苑の死の原因を「高木たち同級生と、大人たちが見て見ぬふりをした結果」だと受け止め、復讐のために連続殺人を実行に移しました。

そして、残るターゲットの一人、ターボー(小山隆弘)は、宇都見によってVRゴーグルをつけたまま宇宙空間で絞殺されるという、彼の「宇宙飛行士になる」という夢を逆手に取った、あまりにも残酷で象徴的な方法で殺されてしまいました。

宇都見はキングの自宅に現れ、「全員、俺が殺したんだ」と告白しましたが、キングの命は奪わず、「お前は、ずっとそのままの悪い子でいろ」という言葉を残して去っていきました。

最終的に、宇都見は紫苑の追悼コンサートで、彼女を救った曲「カノン」を演奏した後、高木がカッターナイフを手に駆け寄る直前に警察に逮捕されますが、物語はこれで終わりではありませんでした。

良いこと悪いことネタバレ考察|真犯人は?

■実行犯は宇都見の悲劇的な動機

第9話で、同級生連続殺人事件の実行犯が宇都見啓(木村昴)であることは、彼の自白によって確定しました。

警察官という立場を利用し、事件を事故として処理させたり、ターゲットの情報や動向を入手したり、そして何より、紫苑の夢になぞらえて残酷な方法で復讐を遂行したのです。

彼の動機は、愛する婚約者・瀬戸紫苑の自殺への復讐であり、それは単なるサイコパスによる犯行ではなく、「いじめの加害者が忘れていた罪を、強制的に思い出させる」という、このドラマのテーマに直結したまっとうな復讐劇として描かれています。

しかし、宇都見が逮捕されたにもかかわらず、公式の最終回予告には「真犯人、だーれだ?」という、視聴者の魂を揺さぶる一文が掲げられています。

宇都見は「犯人」だが「真犯人」ではない、つまり、彼を裏で操った黒幕が存在するということを、制作側があえて匂わせているわけです。

この謎こそが、最終回に向けて私たちが解き明かすべき最後のピースなのです。

良いこと悪いことネタバレ考察|9話のピアノで宇都美の口パクは?

■宇都見の「無言のメッセージ」

第9話のラスト、宇都見が舞台上でピアノの演奏を終え、警察に取り押さえられる直前に観客席に向かって何かを口パクで呟いたシーンは、視聴者間で最も熱い議論を呼んでいます。

宇都見の口の動きをスロー再生で検証した結果、現時点で最も有力とされているのは、「あとは頼んだ」あるいは「あとは任せた」というフレーズです。

もしこの言葉が真実なら、彼は自身の逮捕を織り込み済みで、復讐の続きを共犯者に託したことになります。

宇都見が視線を向けた客席には誰がいたのか?

有力候補として、キングの妻・加奈が挙げられています。

彼女は終盤で意味深な笑みを浮かべており、娘の名前が「花音(カノン)」であることからも、紫苑の姉妹など、宇都見との間に何らかの繋がりがあるのではないかと疑いが深まっています。

また、スナック「イマクニ」の店主・今國一成や、園子の同僚の東雲晴香も、黒幕候補として名前が挙がっています。

特にHuluのオリジナルストーリー9.5話「犬」で、東雲と今國が幼少期に紫苑と同じ「タクト学園」にいたことが示唆されたことで、彼らが宇都見と協力して復讐を主導していた可能性が一気に高まりました。

宇都見の口パクは、単なる復讐のバトンではなく、キングに対する「お前の罪は、まだ終わらない」という、地獄への招待状だったのかもしれませんね。

良いこと悪いことネタバレ|9話の感想

■考察沼の住人として9話を語る

宇都見の「全員、俺が殺した」という告白シーンは、本当にショッキングでした。

特に、ターボーがVRで宇宙体験をしている最中に絞殺されるという、あの殺害方法のエグさには背筋が凍りました。

あれは単なる復讐ではなく、キングたちがいじめによって紫苑の夢を破壊し、命を絶ったことへの、最も皮肉的で象徴的な罰です。

そして、キングを殺さずに「ずっと悪い子でいろ」と言い残した宇都見の憎悪の深さが、何よりも恐ろしいと感じました。

キングは、自分自身が殺されるよりも、自分のせいで親友が次々と死に、妻や娘が加害者家族の烙印を押されるという、一生消えない十字架を背負うことになったわけです。

いじめの加害者側だったキングに同情の余地はないはずなのに、この地獄のような連鎖の果てに、視聴者としては「あまりに重すぎる」と感じてしまうのが、このドラマのテーマの深さだと思います。

私自身、子どもの頃のちょっとした意地悪を思い出して、胸がざわつくようなモヤモヤ感を味わいましたよ。

良いこと悪いことネタバレ考察|最終回はうなる?

■最終章!真犯人と連鎖する罪の行方

最終回で「真犯人、だーれだ?」という問いが出た以上、私たちは宇都見の背後にいる黒幕を特定しなければなりません。

宇都見が6年1組の同級生ではないのに、あだ名や「森のくまさん」の替え歌、さらには「将来の夢の絵」の内容まで詳細に把握していたのは、誰かからの情報提供があったからです。

真犯人(黒幕)の最有力候補は、宇都見の口パクでメッセージを受け取った可能性が高い、東雲晴香(深川麻衣)今國一成(戸塚純貴)の2人でしょう。

2人は幼少期の写真の背景が紫苑の夢を語った場所と酷似しており、また、イマクニのロゴマークが紫苑が通っていたタクト学園のマークと似ているという考察もあります。

もし彼らが紫苑の親友で、いじめで苦しむ彼女を見ていたなら、宇都見に協力して復讐を計画し、情報提供役や裏工作を担った可能性は高いです。

また、キングの妻・加奈にも依然として怪しい点があります。

第9話で彼女が買ってきたマラサダドーナツは、ポルトガル語で「充分火が通っていない」という意味があり、焼死したはずのカンタロー(桜井幹太)が実は生きていて、真犯人として関わっているというカンタロー生存説を暗示しているかもしれません。

加奈が紫苑の姉や親戚だった場合、夫のキングを殺すよりも、彼に一生贖罪を背負わせるという、より陰湿で長期的な復讐を選んだとも考えられます。

最終回は、宇都見がキングに背負わせた「罪の連鎖」に、キングがどう向き合うのかが焦点になるはずです。

ヒーローになることを夢見ていたキングが、今度こそ誰かを守る真のヒーローとして、自らの命や家族の危機を顧みずに行動するのか。

それとも、宇都見が仕組んだ通り、復讐の果てに自らも人殺しとなり、「永遠の悪い子」として地獄を彷徨うのか。

私は、キングが最後に猿橋園子を守って真犯人と対峙し、自らの過去の罪と正面から向き合う、痛みのあるカタルシスが描かれると予想しています。

まとめ

■結論:忘れられない罪と向き合う物語

「良いこと悪いこと」は、単なる犯人当てドラマではなく、「やった方は忘れ、やられた方は忘れられない」という、いじめの根深いトラウマを真正面から描き切った社会派ミステリーです。

宇都見啓という「分かりやすい犯人」が逮捕された今、最終回で問われるのは、「誰が悪いのか」ではなく、「誰が、いじめという罪から目を背けたのか」という、私たち視聴者自身の倫理観なのかもしれません。

全ての伏線が回収され、誰もが納得できる結末が訪れるのか。

それとも、誰も救われないバッドエンドが待っているのか。

最後の最後まで、画面から目を離さずに、この深い考察の海を泳ぎ切りましょう!


(考察の炎は消えそうにありませんね。最終回の放送まで、私も全シーンをもう一度見返して、黒幕の正体を突き止めたいと思います!)

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