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The W審査員・粗品コメントまとめ|エルフ・荒川「スカしたな」とは?

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はるを 速報

THE Wに新風を吹き込んだ粗品の審査スタンス

女芸人たちの熱い戦いが繰り広げられたTHE W 2025ですが、優勝したニッチェ以上に世間の視線を釘付けにしたのは、間違いなくあの男、霜降り明星・粗品氏だったと言えるでしょう。

賞金1000万円という大金がかかったこの賞レースにおいて、彼は大会前から「レベルが低すぎる」「日テレが血の海になったらすみません」と不穏な予告を放ち、大きな注目を集めていました。

かつてytv漫才新人賞で見せた、忖度を一切排除した論理的で厳格な審査が評価されての抜擢だったわけですが、本番でもその牙が鈍ることは一切ありませんでしたね。

番組冒頭で彼が語った「性別による先入観を持たず、真摯に審査する」という言葉には、お笑いを一過性のバラエティとしてではなく、命懸けの「芸事」として捉える彼の矜持が滲み出ていました。

お笑いファンとして見ていても、彼が座った瞬間に会場の空気がスッと引き締まり、心地よい緊張感が走ったのを今でも鮮明に覚えています。

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The W審査員・粗品コメントまとめ|エルフ・荒川「スカしたな」とは?

物議を醸した辛口コメントの真実

決勝戦の各ブロックで彼が放った言葉は、まさに劇薬のような鋭さを持っていました。

Aブロックの「もめんと」に対しては、構成のテンポ設計の甘さを構造レベルで分解し、4分近くに及ぶ長尺の講評で改善点を具体的に突きつけました。

また、ピン芸人の「とんでもあや」へは「自分でネタを作っていないのではないか」という痛いところを突く指摘を投げ、本人性やネタの説得力について深く踏み込んでいましたね。

Bブロックではさらに加速し、「パンツ万博」に対して「正直、1秒も面白くなかった」とバッサリ切り捨てる場面もあり、SNS上では悲鳴のような反響が相次ぎました。

特に話題をさらったのがエルフとのやり取りで、「普段、質の悪い客の前でやっているから、荒さが目立つ」と、観客の質にまで言及する爆弾発言を投下したのです。

これにエルフの荒川氏が「Wから出ていってください、迷惑なんです」と食ってかかると、彼は冷徹に「スカしたな、お前もスカしたな」と返し、笑いとピリついた空気が同居する異様な名シーンを生み出しました。

彼が多用した「スカす」という言葉は、ボケに乗らずに逃げたり、カッコつけてまともに取り合わなかったりする行為を指しており、まさに逃げ道を塞ぐような厳しい愛の鞭だったのかもしれません。

The W審査員・粗品コメント|視聴者の反応は?

世論を二分した視聴者と現場の反応

放送直後からネット上は、まさに彼の狙い通り、あるいはそれ以上の大炎上と絶賛の嵐に包まれました。

肯定派からは「ここまで根拠を明確に言語化してくれる審査員は貴重だ」「大会に本物の緊張感が戻った」という、熱烈な支持の声が多く寄せられています。

一方で、「言葉が強すぎて見ていてしんどい」「客を質の悪いと呼ぶのは傲慢だ」といった拒絶反応も根強く、賛否は真っ二つに分かれました。

現場の空気も穏やかではなかったようで、他の審査員である笑い飯の哲夫氏が、自分のコメント機会が極端に少なかったことについて、プロデューサーから「粗品さん中心でやっているので」と謝罪されたという裏話まで飛び出しています。

番組サイドとしても、大会の注目度を上げるための劇薬として彼を起用したのでしょうが、その影響力は予想を遥かに上回るものだったようです。

個人的には、これほどまでに一言一句が検索され、議論を呼ぶ審査コメントは、かつての島田紳助氏や松本人志氏以来の衝撃だったのではないかと感じています。

まとめ

新たな賞レースの形を見せた大会の終焉

最終的にニッチェが栄冠を掴みましたが、大会の記憶を「粗品の言葉」が塗り替えてしまった感は否めません。

彼は最後まで「1000万円という賞金に見合うレベルの大会であってほしい」というプロ意識を貫き、単なるお祭り騒ぎに終わらせない厳格さを保ち続けました。

放送後の反省会でも、女性芸人たちが彼に対して本音で反論し、それがまた新たなエンターテインメントとして昇華されていたのは、皮肉にも彼の「ガチ審査」がもたらした功績でしょう。

「お笑いは好みの問題だ」と言ってしまえば楽ですが、そこに技術や構造、そして「人生」を求める彼の姿勢は、間違いなく今のぬるいお笑い界に一石を投じました。

今回の彼の言動は、単なる毒舌ではなく、この大会がM-1やキングオブコントと並ぶ権威を持つための「通過礼」だったように私には思えてなりません。

来年、彼が再びあの席に座るのか、あるいは別の劇薬が投入されるのか、今から楽しみで仕方がありません。

お笑いを愛する者として、今回のヒリつくような夜を忘れることはないでしょう。

まるで、熱すぎるスパイスが効いた料理を食べた後のような、ヒリヒリとした充足感が今も心に残っています。

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