サウリン・ラオという名前をGoogleで検索しているあなた、きっと日本ハムファイターズの補強ニュースを見て、「この異色の助っ人、いったい何者なんだ?」と気になっているところでしょう。
彼に関する情報はまだ少ないかもしれませんが、ご安心ください、このブログではwikipediaに負けないように、彼の全てを深掘りしていきます。
元野手という驚きの経歴を持ち、わずか数年でメジャーの舞台に駆け上がったラオ投手の魅力と、日本での活躍への期待を、熱い野球ファンの目線で徹底解説しますね。
サウリン・ラオ|日ハム移籍か?
■突如浮上した移籍:日ハム契約報道と現地の反響
2025年のストーブリーグ、日本ハムファイターズがまたしても「異色」で「サプライズ」な補強に動きましたね。
ワシントン・ナショナルズに所属していた右腕、サウリン・ラオ投手(26歳)との契約合意が、海外の記者によって報じられたんです。
契約は1年契約、そして2年目の球団オプション付きで、総額はなんと300万ドル(約4億6000万円)を超えるという好待遇だとか。
この報道を聞いた時、正直言って「え、マジで!?」と声が出ましたよ。
まだMLBでの実績は少ない、しかも投手転向から日が浅い選手にこの金額を投じるあたり、新庄監督やフロントの「伸びしろ」にかける意気込みを感じますね。
SNSなどでのファンの反響を見てみると、「期待できる」「新庄監督が好きそうなタイプだ」といったポジティブな意見がある一方で、「投手歴3年でこの金額は高すぎるのでは」といった懐疑的な声も多く見られました。
確かに、バーヘイゲン投手など、過去に高額な契約ながら結果が伴わなかった助っ人の例もあるため、不安に感じるのも無理はありません。
しかし、内野手出身だからこそ、過去の助っ人が苦しんだクイックやフィールディングの面で強みがあるのではないか、と期待しているファンもいるんですよ。
私は個人的に、レイエス選手が大当たりの例として示しているように、日ハムは「化ける」選手を見つける嗅覚があると感じているので、今回のラオ投手もその一人になってくれると信じています。
サウリン・ラオ|プロフィール、年齢・身長は?
■異色の経歴を持つサウリン・ラオの基本情報
まずはラオ投手の基本的なプロフィールから確認しておきましょう。
彼のフルネームはサウリン・ラオ、ドミニカ共和国のバラオーナという場所で1999年8月14日に生まれました。
現在の年齢は26歳、右投げ右打ちのピッチャーです。
身長は6フィート2インチ、体重は182ポンドと公表されており、日本的に言えば約188cm、約83kgという、まさに均整の取れたアスリート体型です。
MLBデビューは2025年ですが、2025年シーズン終了時点では、ワシントン・ナショナルズで背番号73を背負うリリーフピッチャーとして登録されていましたね。
ドミニカ出身でまだ若く、将来への大きな可能性を秘めている点が、彼を巡る話題の中心になっているのは間違いありません。
サウリン・ラオ|経歴・成績
■経歴:内野手から投手へ転向した道のりとMLB戦績
ラオ投手のキャリアを語る上で、最もドラマチックなのが「転向」の歴史です。
彼は最初からピッチャーだったわけではありません。
2015年10月2日、わずか16歳でロサンゼルス・ドジャースと国際フリーエージェントとして契約を結んだ際、彼のポジションは内野手でした。
マイナーリーグでは、内野手として7年間プレーし、通算403試合に出場して打率.253、28本塁打、OPS.744という成績を残しています。
しかし、転機が訪れたのは2022年シーズン中、彼はピッチャーへのコンバートを決断したんです。
野手としての限界を感じたのか、それとも彼の肩の強さや制球力が投手として開花すると見込まれたのか、その決断は彼の野球人生を大きく変えました。
投手転向後、2023年にはマイナーで34試合に登板し、4勝0敗、防御率3.79という好成績をマーク。
2024年にはさらにステップアップし、トリプルAにまで到達、20救援登板で防御率3.74という数字を残し、フリーエージェントとなりました。
そして迎えた2025年、シアトル・マリナーズとマイナー契約を結ぶと、4月22日についにメジャーデビューを果たします。
しかし、マリナーズでは2登板で防御率8.10と結果を出せず、DFAとなってしまいますが、ここで救いの手を差し伸べたのがワシントン・ナショナルズでした。
ナショナルズでは再昇格を果たし、6試合に登板して防御率3.52と安定した投球を見せました。
特に9月20日のメッツ戦では、延長10回に登板して無失点に抑え、MLB初勝利を掴んでいます。
2025年シーズンのMLB通算成績は、8登板で1勝0敗、防御率4.91という結果でしたが、わずか11イニングで9つの三振を奪い、WHIPは1.45でした。
トリプルAでは、救援だけでなく19試合で先発も務めるなど、合計25登板で防御率3.01を記録しており、フル回転で投げられるタフネスさも魅力ですね。
サウリン・ラオ|球種・球速は?
■異色右腕の武器:球種と最速
内野手として培った身体能力を武器に転向したラオ投手ですが、彼のピッチングスタイルと球種がどうなっているのかは、日本での成功を占う上で非常に重要です。
彼のストレートは、今季最速で154キロを計測しています。
情報によっては、ハイ90マイル台、つまり150キロ台後半に迫る球速を出すこともあると評価されていた時期もあるようです。
そして、彼の最大の武器とされるのがスライダーです。
平均球速は140キロと非常に速く、2025年シーズンの空振り率は39%という驚異的な数字を記録しています。
報道によると、彼の投球の半分近くがこのスライダーで構成されているとのことで、打者のタイミングを狂わせる「決め球」として機能していることがわかります。
さらに、140キロ台後半のツーシームとチェンジアップも持ち合わせており、球速の幅やボールの「giddy-up(勢い)とspin(回転)」、そして「tremendous movement(驚異的な動き)」が彼の投球の特徴だと言えますね。
これは完全に私の感想ですが、野手として打者を間近で見てきた経験が、投球術や変化球の軌道に生きている可能性は高いでしょう。
まとめ
■日ハムが投じた4.6億円超の価値は?
サウリン・ラオ投手は、内野手としてキャリアをスタートさせ、わずか数年でMLBのマウンドに立ったという、類まれなバックグラウンドを持つ右腕です。
そのポテンシャルは、投手転向後すぐにトリプルAまで駆け上がり、MLBでもナショナルズで一定の結果を残したこと(防御率3.52)からも明らかです。
日本ハムが彼に投じた4億6000万円超という投資は、彼の現在のMLB実績に基づくものではなく、「投手としての伸びしろ」と「異色のバックグラウンドがNPBで化学反応を起こす可能性」に賭けたものだと分析できますね。
特に、内野手時代に鍛えたクイックモーションや守備力が、走者を気にする日本の野球スタイルにフィットするのではないか、という期待も持てます。
彼の最速154キロのストレートと、空振り率約4割の高速スライダーは、パ・リーグの強打者をねじ伏せる力になるはずです。
もちろん、未知数な部分が多いのも事実ですが、日ハムファンとしては、この「異色の助っ人」が新庄野球のピースとして、想像を超える活躍を見せてくれることを心から願っています!
まるで未完成の巨大なパズルピースを手に入れたような感覚ですよ。どこにどうはまるのか、そして完成した絵がどれだけ素晴らしいものになるのか、来シーズンの開幕が待ち遠しいですね。
