テレビ番組「人生の楽園」で紹介された、福井県小浜市の「古民家の宿こはる」が今とても熱い視線を浴びていますね。
明治末期に建てられた築120年という気の遠くなるような歴史を刻んだ建物は、それ自体が放つ圧倒的な存在感に包まれています。
都会での生活を経験したオーナーの小田伸子さんが、大切なご両親の待つ故郷へUターンし、夫の幸紀さんと二人三脚で始めたこの場所には、単なる宿泊施設を超えた深い愛情が満ちているんです。
私がこの宿の話を聞いて一番心に響いたのは、92歳のお父様である正幸さん、通称「幸せじぃ」との心温まる交流が多くのゲストを魅了しているという点です。
人生の楽園|小浜市の古民家の宿は「こはる」
幸せじぃに会える明治の家
一歩足を踏み入れれば、黒光りする立派な梁や柱が目に入り、まるでタイムスリップしたかのような非日常感を味わえること間違いありません。
一日一組限定という贅沢なスタイルだからこそ、他人の目を気にせず、里山の静寂や薪ストーブの柔らかな炎を独り占めできるのが最大の魅力ですね。
お楽しみの食事は、かつて農作業の場だった土間を美しく改装したダイニングで、若狭牛のステーキや若狭かれいの焼き物といった地元の贅を尽くした料理が並びます。
さらに、家族で丹精込めて育てた自家製米を土鍋で炊き上げたご飯は、お米本来の甘みが際立ち、一口食べるごとに幸せが全身に染み渡るような感覚になれるでしょう。
93歳の和菓子作り名人であるお母様、道子さんも含めたご家族との語らいは、忙しい日常で忘れかけていた「本当の豊かさ」を思い出させてくれるはずです。
小浜市の古民家の宿は「こはる」場所・アクセスは?
宿の詳細とアクセス方法
気になる宿の場所は、福井県小浜市上田41-1に位置しており、静かな里山の原風景に抱かれた最高のロケーションです。
宿泊料金は一泊二食付きで大人一人20,000円からとなっており、選ぶプランや季節によって変動しますが、この特別な体験を考えれば納得の価値があると感じます。
公共交通機関を利用する場合は、JR小浜駅からタクシーに乗って約15分から25分ほどで到着しますし、事前に相談すれば送迎の対応をしてもらえる可能性もあります。
バスを利用するなら、JR小浜駅から小屋・須縄線に乗り込み、上田バス停で下車して徒歩3分というルートが便利で、のんびりと車窓からの景色を楽しむのもいいですね。
お車でお越しの方は、舞鶴若狭自動車道の小浜インターチェンジから約15分から25分ほど走れば、無料の駐車場が10台分も用意されているので安心です。
小浜市の古民家の宿は「こはる」周辺の観光情報
旅を彩る周辺の癒やしスポット
せっかく小浜まで足を運ぶのなら、宿の周辺にある素晴らしい観光スポットもぜひセットで訪れてほしいと思います。
例えば、日本海の荒波が作り出した芸術的な奇岩や洞窟を間近で見られる「蘇洞門(そとも)めぐり」の遊覧船は、心が洗われるような絶景に出会えますよ。
また、名水百選にも選ばれている「瓜割(うりわり)の滝」は、冷たい水と澄んだ空気が漂う癒やしの空間で、散策するだけでエネルギーがチャージされるのを感じるでしょう。
歴史好きの方には、国宝の本堂を持つ「明通寺」や、美しい十一面観世音菩薩が安置されている「羽賀寺」といった古刹を巡り、小浜の深い文化に触れるのも贅沢な時間の使い方です。
お土産やグルメを欲張りたい欲求には「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」や「道の駅 若狭おばま」が応えてくれ、新鮮な海の幸や地元の特産品が並ぶ様子は見ているだけでワクワクします。
まとめ
心のふるさとを見つけに行こう
「古民家の宿こはる」は、単に寝泊まりする場所ではなく、疲れた心を癒やし、明日への活力をチャージしてくれる「心のふるさと」のような場所なのだと感じます。
人生の様々な荒波を乗り越えてきた小田さんご夫妻が、ご両親と一緒に温かい笑顔で迎えてくれるその空間は、現代人が求めてやまない安らぎに満ちています。
私自身、30代という節目の年齢になり、たまにはスマホを置いて、こんな風に人生の大先輩からお話を伺いながら自分を見つめ直す時間を作りたいと強く思いました。
予約は公式サイトや電話から可能ですが、テレビ放送の影響で予約が取りづらくなることも予想されるため、早めのチェックをおすすめします。
あなたも、幸せじぃの優しい笑顔と、里山の美しい息吹を感じに、福井・小浜へと旅立ってみませんか?
