どのチャンネルを回しても、あるいは映画のスクリーンを見つめても、そこに当たり前のように存在する「名バイプレーヤー」といえば、野間口徹さんの顔が真っ先に浮かぶのではないでしょうか。
今回は、そんな彼が歩んできた道のりや知られざる素顔について、Wikipediaよりも詳しく、そして誰よりも愛を込めて深掘りしていこうと思います。
野間口徹｜プロフィール、年齢・身長は？
野間口徹の基本プロフィール
野間口さんは1973年10月11日生まれで、2025年現在で52歳を迎えられました。
福岡県北九州市八幡西区で生まれ育ち、身長は172センチ、血液型はAB型というスマートな佇まいが印象的ですよね。
所属事務所は「ダックスープ」で、メガネが似合う知的な雰囲気は、彼の育った環境や経歴から滲み出ているのかもしれません。
特技は水泳だそうで、その落ち着いた身のこなしにもどこか納得してしまいます。
野間口徹｜出身高校は？
教師を夢見た高校時代
福岡県立北筑高校を卒業されている野間口さんですが、ここは偏差値60前後という地元でも有名な進学校でした。
当時は漠然と「生物の教師になろうかな」と考えていたそうで、理系科目が得意な、少し控えめな生徒だったようです。
ラグビー部に入ったものの上下関係の厳しさから1年で退部し、その後は漫画研究部に所属していたというエピソードも、彼らしい親しみやすさを感じます。
昔は「軍隊の北筑」と呼ばれるほど校則が厳しかったそうですが、そんな環境でコツコツと努力する土台が作られたのでしょう。
野間口徹｜最終学歴は大学？
演劇に目覚めた信州大学
高校卒業後は、親元を離れたいという思いや動物好きが高じて、国立の信州大学農学部に進学されています。
実はセンター試験（共通一次）だけで受験できる国立大学を探した結果だったという、ちょっぴり意外で合理的な選択だったようです。
大学生活では映画にのめり込みすぎて履修届を出し忘れ、1年生を留年するという、今の完璧そうなイメージからは想像もつかないような失敗も経験されています。
そして運命の3年生、伊那キャンパスに移った際に、お芝居の上手な先輩に誘われて演劇サークルに入ったことが、俳優・野間口徹の始まりでした。
野間口徹｜経歴
遅咲きの下積みと大転機
大学卒業後に上京したものの、オーディションは全滅で、一時期は俳優の道を諦めて居酒屋やタクシー会社の無線担当のアルバイトに明け暮れていました。
それでも1999年にコントユニット「親族代表」を結成し、舞台での表現を続けてきた情熱には、同じ30代として胸が熱くなります。
「30歳までにメディアの仕事が来なければ辞める」と決めていた彼に、29歳でCMの仕事が舞い込み、そこから運命の歯車が回り出しました。
34歳の時に出演したドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』の田中一郎役で、あの不気味で圧倒的な存在感を放ち、ついに世間に見つかったのです。
野間口徹｜年収
気になる推定年収の全貌
数多くの作品に出演し続ける彼の年収、正直気になってしまうのがファンの心理ですよね。
具体的な数字は公表されていませんが、出演本数やCM契約から推測すると、近年は3,000万円から5,000万円程度ではないかと言われています。
2024年以降も年間を通して多くのドラマや映画に出演されており、SansanのCMのような長期シリーズも大きな収入の柱になっているはずです。
脇役としての信頼度がずば抜けて高いため、1本あたりの単価もベテランの域に達していると考えられます。
野間口徹｜結婚した嫁(妻)は？
愛妻・千鶴さんとの絆
野間口さんの私生活を語る上で欠かせないのが、2006年に結婚された元舞台女優の奥様、千鶴さんです。
出会った頃の千鶴さんには別の恋人がいましたが、野間口さんは「彼と別れたらうちにおいで」とストレートに口説いたという、なんともドラマチックなエピソードがあります。
極貧の下積み時代を支え、「もうアルバイトをしなくても大丈夫」と背中を押してくれた奥様は、まさに勝利の女神といえる存在でしょう。
好きなタイプを聞かれて「妻です」と即答する野間口さんの姿は、同じ男性として本当にかっこいいなと憧れてしまいます。
野間口徹｜子供は？
宝物である3人の子供たち
家庭では3人のお子さん（長男、長女、次男）に恵まれ、賑やかで温かな毎日を送られているようです。
子供たちの名前には全員「心」という一文字が入れられており、ご夫婦の深い愛情と願いが込められています。
長男の心優（しゅう）さんはテレビ番組で親子共演を果たしたこともあり、お父さんの背中を追う姿がとても微笑ましかったですね。
次男の心平（しんぺい）さんの10歳の誕生日には、過去の病気やピンチを乗り越えて元気に育ってくれたことへの感謝をSNSで綴られており、深い慈しみを感じました。
野間口徹｜母親・父親は？
厳格な実家と教育者の両親
野間口さんの実家は、福岡県北九州市にある非常に厳格な教育一家です。
お父様は中学校の教師、お母様は保育園の園長を務めておられたそうで、親戚にも教師が非常に多い環境でした。
幼少期はバラエティ番組を見ることさえ制限され、お小遣いもお年玉だけという厳しい規律の中で育ったといいます。
そんな中でも、俳優になりたいという息子の意志を最終的に尊重してくれたお父様の深い愛情が、今の彼の活躍を支えているのでしょう。
野間口徹｜兄弟は？
優秀すぎる姉の存在
1歳年上のお姉さんも、実はとてつもなく優秀な方で、徳島大学大学院の教授をされています。
医学博士として新型コロナウイルスの研究など、社会的に大きな貢献をされている姿は本当に素晴らしいですよね。
かつては優秀な姉と比較されることがプレッシャーだったと語っていますが、今は互いの専門分野で輝く良き姉弟関係を築かれています。
実家の両親のためにスマートスピーカーを設置して見守るなど、お姉さんと共にご両親を大切にする姿勢も素敵です。
野間口徹｜出身中学・小学校は？
小学校と中学校の足跡
出身中学校は北九州市立永犬丸（えいのまる）中学校で、実はプロ野球の今永昇太選手と同じ学校なんです。
小学校は明言されていませんが、校区から永犬丸小学校などの近隣校に通っていた可能性が高いと言われています。
小学1年生から中学3年生までスイミングスクールに通い詰め、選手クラスで努力を重ねていた経験が、今の彼の粘り強さを形作ったのかもしれません。
「ネクラな子どもだった」と自称する少年が、水泳に打ち込み、やがて日本を代表する役者へと羽ばたいていったストーリーには勇気をもらえます。
まとめ
野間口徹という俳優の魅力は、単なる演技力だけでなく、厳しい家庭環境や長い下積みを経て培われた「誠実さ」にあるのだと感じます。
教師の道ではなく表現の道を選び、愛する家族に支えられながら一歩ずつ階段を登ってきた彼の人生は、まるで一本の良質なドラマのようです。
これからも、メガネの奥に光る鋭い知性と、時折見せる優しいパパの顔で、私たちを楽しませてほしいですね。
彼が演じる「普通の人」の奥深さを、これからも一ファンとして長く長く追いかけ続けたいと思います。
