受験生のみんな、こんにちは！
いよいよ共通テストが近づいてきて、勉強も大詰めだと思うけれど、ふと気になるのが「試験会場ってどうなるんだろう？」ということだよね。
初めての共通テスト会場、慣れない場所での受験は、想像以上にメンタルに影響するものだから、事前にしっかりと情報を確認しておくことが本当に大切だよ。
特に2026年度（令和8年度）以降に受験する人にとっては、運営方法に大きな変更があったから、ここでバッチリ確認して、心の底から安心して勉強に集中できる状態を作っておこう！
【共通テスト会場】「いつ」「どう」決まる？2026年度変更点と浪人生のリアルな事情を徹底解説！
共通テスト2025概要
■制度大変更！共通テストの仕組みとWeb出願
そもそも大学入学共通テスト（共テ）は、独立行政法人「大学入試センター」と各大学が共同で実施する、全国規模のビッグイベントだ。
これは、高校で培った基礎学力の到達度や、単なる知識だけではない思考力・判断力・表現力を多角的に評価することを主な目的としているんだね。
試験は毎年1月中旬の土日の2日間にわたって行われるのが通例だ。
国公立大学を目指す人にとっては、このテストの受験が原則として必須になるのはもちろんのこと、私立大学も「共通テスト利用方式」を幅広く採用しているから、多くの受験生にとって避けては通れない試験なんだ。
そして、受験生が真っ先に知っておくべき運営上の大きな変更が、出願方法の電子化（Web出願）だ。
これまでの現役生は学校経由で郵送での出願が多かったけれど、2026年度（令和8年度）入試からは、高校生も含めた全ての志願者が、パソコンやスマートフォンを使って個人でオンライン出願を行うことになる。
出願にあたっては、まず共通テスト出願サイトでマイページを作成する必要があるんだ。
このマイページが、出願内容の登録や訂正、そして後述する受験票の取得に至るまで、すべての手続きの窓口になるんだよ。
紙の書類が減るのは時代の流れかもしれないけれど、出願期間を逃さないこと、そして特にマイページでの手続きを忘れないことが、これまで以上に重要になるね。
共通テスト受験会場どこ？決め方は？いつわかる？
■会場はいつ確定？受験票マイページ取得の時期と方法
じゃあ、一番気になる「いつ会場がわかるの？」という疑問に答えるよ。
共通テストの会場は、受験票に記載されているんだ。
そして、先ほど話した2026年度からの大きな変更により、受験票はもう自宅に郵送されてくるのを待つ時代じゃなくなったんだ。
受験票は、大学入試センターの「受験者マイページ」から、自分でダウンロードして印刷する必要がある。
具体的にいつから取得できるかというと、例年だと12月10日（水）10:00以降（令和8年度の場合）にマイページ上で取得・印刷が可能になる予定だ。
ちょうど入試直前の追い込み時期に会場が確定するから、受験票を取得したらすぐに確認作業をしよう。
くれぐれも注意してほしいのは、スマートフォンなどで画面表示しただけでは試験場に入場できないということ！
必ず紙に印刷して当日持参してね。
会場が判明したら、すぐに「会場までのアクセス」「所要時間」「交通手段」を調べ、できれば試験当日の集合時刻に合わせてシミュレーションしておくのが鉄則だよ。
1月は雪や交通機関の遅延リスクもあるから、複数のルートや代替手段を把握しておくことが、当日の「動じない精神力」につながるんだ。
私自身、受験指導をする中で、試験会場の場所を直前まで曖昧にしていたせいで当日の朝に焦ったという受験生を何人も見てきたから、この「事前の準備」こそが、学力以外の「試験力」を高める鍵だと声を大にして言いたいな。
共通テスト受験会場は高校ごと？
■現役生は高校単位で決まる？公平性の議論と例外
次に、会場の決め方のルールについて見ていこう。
結論から言うと、会場は自分で自由に選ぶことはできないんだ。
大学入試センターが、志願者数の分布や試験場の収容数、設備の状況などを総合的に考慮して、受験会場を決定・指定するよ。
現役生の会場決定ルール
高等学校（全日制など）に在籍している現役生の場合、会場指定の基本となるのは在学している高校の所在地（都道府県）だ。
大学入試センターは、同じ高校の生徒については、可能な限り同一の試験場に指定するよう考慮しているんだ。
だから、「だいたい学校ごとに同じ会場になる」という認識は概ね正しいと言えるね。
ただし、同じ高校の生徒であっても、受験する科目数の組み合わせが異なったり、受験上の配慮が必要な場合など、さまざまな理由によって別々の試験場に指定されるケースもあるので注意が必要だ。
「自校受験」が引き起こす公平性の議論
多くの受験生は大学のキャンパスを会場として利用するけれど、一部の地域では、高校の校舎が試験場として使われることがあるんだ。
特に大学の収容人数が足りない大都市圏の一部（福岡県内の進学校など）や、地理的に不利な離島などの高校では、その高校自体が会場となる「学外試験場」が設定されることがある。
この場合、その高校の生徒の多くは、慣れ親しんだ自校で共通テストを受けることになるんだ。
これに対して「不公平ではないか？」という議論が起こるのは当然だよね。
慣れた環境で受けられるというのは、移動の負担がない、建物の構造やトイレの場所も知っているなど、計り知れないメリットがあるのは確かだ。
私自身、受験会場の「アウェイ感」をどう乗り越えるか、というのは受験戦略の一つだと思っているから、自校受験の生徒が有利だと感じる気持ちはよくわかるよ。
ただ、自校受験の経験者によると、建物が古くて暖房がヒーターのみで暑い/寒い場所ができるとか、机の間隔が狭くて集中しづらいといった「学校の設備的な問題」で苦労したという声もあるんだ。
また、学校側もカンニングなどの不正を防ぐために、生徒の机やロッカーの中身をすべて持ち帰らせたり、先生方が入念にチェックしたりと、対策は徹底しているみたいだよ。
だから、慣れた場所であるメリットと、環境が必ずしも快適ではないかもしれないというデメリットを理解して、「どんな会場でも実力を出し切る」という覚悟を決めることが大切だよ。
共通テスト受験会場浪人生は？
■浪人生の会場はシビア？住所ベースの決定ルールと私の経験
現役生と対照的に、浪人生（既卒生、通信制高校の卒業見込み者など）の会場決定ルールはシンプルだ。
浪人生の試験会場は、原則として出願時に登録した現住所の試験地区内から、大学入試センターが指定するんだ。
ここで受験生がよく勘違いしやすいのは、「自宅から一番近い会場になる」わけではないということだ。
会場は「各志願者に対して不平等にならないよう」、志願者数の分布や会場のキャパシティを考慮しながら割り振られる。
僕の指導経験から言っても、浪人生は「自宅から徒歩数分の大学が会場になるだろう」と期待していたら、公共交通機関を使って片道1時間や2時間かかる遠方の会場に割り当てられて、愕然とするケースが少なくないんだ。
実際、ある浪人生の保護者の方は、自宅のすぐ横に試験会場になる大学があるのに、電車で40分かかる場所になったと憤慨していたという話もあるくらいだ。
浪人生の会場決定は、まさに「運命のガチャ」のような側面があるけれど、これには「特定の受験生だけが極端に有利になるのを避ける」という、公平性を保つための配慮があるんだ。
浪人生の孤独な闘い
会場の場所だけでなく、浪人生ならではの環境の違いもある。
浪人生が受験するのは、多くの場合、現役生と同じ会場、同じ教室だ。
当然、周りは制服を着た現役生が圧倒的に多いから、私服の浪人生は良くも悪くも浮いてしまうことがある。
現役生はクラスメイトに囲まれて緊張感が薄れる場合もあるけれど、浪人生は「最初から1人の闘い」となり、その孤独さに圧倒される人もいるんだ。
私自身は、浪人時に敢えて周りが知らない人ばかりの環境で試験に臨んだことで、気が楽になり、自分のペースで集中できたという話を聞いたことがあるから、「孤独は集中力に変えられるチャンスだ」と前向きに捉えてほしいな。
また、もし出願後に引っ越しなどで住所が変わった場合は、出願内容の確認・訂正期間（令和8年度は2025年10月10日～10月17日）に変更手続きを行えば、新しい住所地の試験場が指定されるよ。
まとめ：会場不安を消し去るための行動リスト
共通テストの会場に関する情報は、受験生の不安の種になりやすいから、今のうちに正しい知識で武装しておこう。
今年の大きな変更点も含めて、大事な点をまとめて確認だ！
| 項目 | ポイントと変更点（2026年度/令和8年度） |
|---|---|
| 試験の仕組みと運営上の変更 | Web出願に完全移行。全ての志願者が個人でマイページから出願手続きを行う。 |
| いつわかる？ | 12月10日（水）10:00以降に、マイページから受験票をダウンロードして確認。 |
| 確認方法は？ | マイページから受験票をダウンロードし、紙に印刷して確認する。郵送はされない。 |
| 決め方は高校ごと？ | 現役生は高校の所在地ベースで、同じ高校の生徒は可能な限り同一会場になるよう考慮される。会場の変更は不可。 |
| 浪人生は？ | 出願時の現住所ベースで指定される。必ずしも最寄りの会場になるとは限らず、遠方になる可能性もある。 |
会場が確定したら、すぐに「アクセス確認」「交通手段・宿泊の手配」「会場の下調べ（特にトイレや休憩場所）」の3点をクリアしよう。
特に宿泊が必要な場合は、共通テスト前後は全国的に混み合うから、早めの予約が絶対におすすめだ。
受験は、学力勝負であると同時に、万全の準備と冷静な判断力を問う持久戦でもある。
会場への不安は、知識と計画で完全に消し去ることができるから、自信を持って最高のコンディションで本番に臨んでほしい。
君たちの努力が報われることを心から祈っているよ！
