キングダム最新860話:弓兄弟の弟が命を懸けて挑む!白影使い青華雲との超絶バトル開幕!
ヤンジャン最新号、今週もキングダムの熱量がヤバすぎたぜ!
キングダムwiki|860話(最新話)までの振り返り
■前回859話:飛信隊を襲った「幻の矢」の恐怖
まずは前回の859話までを振り返ろうか。
趙攻略戦から一転、今は昌平君の「三本の柱」という大改革を経て、秦軍は韓の攻略に乗り出している真っ最中だ。
信率いる飛信隊は騰軍とともに英呈平原で韓軍と激戦を繰り広げ、信は韓軍第二将・博王谷を一騎討ちで討ち取る大功を挙げたばかりだ。
そんな戦場に突如として現れたのが、李牧の差し金である中華十弓の一人、青華雲(せいかうん)だ。
青華雲は信の命を直接狙うという、李牧らしい冷酷な策を実行に移してきたんだ。
そして前話で、彼は李信将軍ではなく、まず飛信隊の弓兵長である蒼仁(そうじん)と蒼淡(そうたん)の兄弟をターゲットにした。
青華雲の放った「白影」は、矢が着弾するまで一切視認できないという、もはや物理法則を無視した超常現象レベルの技だ。
この「白影」は、意識や精神に直接ダメージを与える「イメージの矢」であり、実際に楊端和(ようたんわ)をも倒しかけた伝説の技だっていうことが判明したんだ。
仁と淡は、この見えない矢を立て続けに「脳天」に食らい、恐怖に悶絶させられた。
しかし、仁は恐怖を振り払い、自分も「白影もどき」とも言える意識の矢を放ち返し、青華雲の精神をわずかに揺さぶったところで、前話は幕を閉じたんだ。
信を守るための弓使い同士の「意識の戦い」が、ついに火を噴いた瞬間だったね。
キングダム|860話あらすじネタバレ
■860話「十弓への挑戦」:ストーリー解説
今回の860話は、この極限の緊張状態から、予想を遥かに超える感動的な展開に突入したんだ!
青華雲の一撃を受けた仁は、目の前の弓使いが「父よりも、俺たちよりも上」だと冷静に分析する。
そして、こんな弓の達人に信将軍が狙われたら「脳天を撃ち抜かれて死ぬ」と、その危機感を淡と共有した。
淡が「隊長はずっと天幕に隠れていれば」と弱音を吐くと、仁は「そしたら飛信隊の力が半減する」と即座に却下。
仁は、「俺たちは弓の道を極める求道者じゃない、その前に飛信隊の一員だ」と、自分たちが戦場にいる理由を再確認し、「ここで俺たちが敵の弓使いを倒す」と、文字通りの命懸けの覚悟を決めたんだ。
この決意の直後、仁は戦場に「嚆矢(こうし)」を放ち、青華雲に正式な挑戦を叩きつけたんだ。
ここで挿入されたのが、幼い頃の仁と淡が父・蒼源(そうげん)から「中華十弓のしきたり」を聞かされる回想シーンだ。
そのしきたりとは、十弓クラスの弓使い同士が対決する際、この鏑矢(かぶらや)のような「嚆矢」を撃ち鳴らせば、挑戦を受けた者は拒否できず、どちらかが倒れるまで勝負を止められないという、武人としての誇りを懸けた厳格なルールなんだ。
仁の放った嚆矢に、青華雲は「ガキ共」と吐き捨てながらも、十弓の誇りにかけて応じ、自らも嚆矢を撃ち返す。
仁は、自分が青華雲と戦い、その間に淡に相手の矢を見せて戦術を組み立てさせ、二人で勝つというプランを立てる。
しかし、ここで驚くべき行動に出たのが弟の淡だった。
仁が岩の上に立とうとした瞬間、淡は兄を押し倒し、「ごめん兄ちゃん」「俺が先にやる」と代わりに高台に立ってしまったんだ。
淡は震えながらも、「青華雲は怖いよ…でも、目の前で兄ちゃんがやられたりする方がもっと怖いから」と、兄を守るために恐怖を乗り越える強い意志を見せる。
そして淡は、亡き父・蒼源(そうげん)の息子である蒼淡だと名乗りを上げ、青華雲もまた「十弓 青華雲だ」と自ら名乗った。
青華雲が、彼が現十弓の頂点に近い実力者だと知ると、兄弟は再び驚愕する。
仁が制止するのも聞かず、淡は矢を構え、青華雲も「貴様らの弓の矜持見せてみろ」と言わんばかりに矢を放ち、二人の超絶バトルが始まったところで、860話は終わったんだ。
キングダム|860話ネタバレ感想
■弓兄弟の誇り!860話の感想と熱狂
いや、マジで今回の860話は鳥肌モノだった!
前回から始まった弓使いの超人バトルという新境地も凄かったけど、今回は何よりも蒼淡の覚悟に心臓を鷲掴みにされたね。
正直、蒼兄弟は飛信隊の中でも技術力はトップクラスでも、これまでは脇役的な立ち位置が多かったじゃん。
それが、中華十弓の頂点に立つ青華雲(せいかうん)という、人間離れした格上の敵に対して、臆病風に吹かれながらも、「兄ちゃんがやられる方がもっと怖い」という純粋な兄弟愛と、飛信隊の一員としての使命感で、先に死地に飛び込む決意をしたんだ。
これぞキングダムの王道展開! 格上の相手に逃げずに、己の「思いの強さ」だけで立ち向かう姿勢は、本当に胸を打つものがある。
しかも、青華雲が仁の放った矢が自分の「白影」に似ていると認めているあたり、仁の実力もただ者じゃないってことが改めて証明されたわけだ。
仁は父親の跡を継ぐ弓の「求道者」としての冷静さと、飛信隊の副隊長としての使命感を両立させている。
一方の淡は、技術よりも情熱と愛で動く本能型に近いキャラクターとして急成長している気がするんだ。
今回の青華雲の存在によって、キングダムのバトルは剣術や矛術の「武の極致」だけじゃなく、弓術の「極致」にも、龐煖(ほうけん)の武神のような精神的な領域が加わったことがハッキリしたね。
青華雲の「白影」が物理的な矢じゃない可能性も指摘されているけど、仮に「念」のような精神攻撃だとしても、それで大将軍クラスの楊端和がやられてしまうってのは、戦場における恐怖の概念そのものだ。
そんな絶望的な相手に対して、仁と淡が力を合わせる「兄弟の絆」というテーマが加わったことで、この弓対決は単なる弓バトルを超えた、感情的にもドチャクソ熱い戦いになったと言えるだろう。
これは原泰久先生のストーリーテリングの巧さが光る、間違いなくキングダム史に残る名シーンの幕開けだぜ!
キングダム|861話のネタバレ考察
■次回861話の展開予想・考察
さて、激戦必至の次号(※注:次号は休載で、掲載は12月25日発売の合併号だ)で、この蒼淡VS青華雲の戦いがどう転ぶのか、胸が熱くなる予想と考察をしていこう。
蒼淡の「覚醒」と「白影」習得の可能性
まず一番気になるのは、淡の命と、彼の弓の覚醒だ。
青華雲は現中華十弓の頂点クラスの人物であり、淡の今の実力でまともに渡り合えるとは考えにくい。
仁も言っていたように、この「嚆矢」による挑戦はどちらかが倒れるまで終わらないという非情なルールが適用される。
この展開、淡が重傷を負うか、最悪の場合、兄である仁を覚醒させるための犠牲になるという死亡フラグがビンビンに立っているのが怖い。
しかし、淡が「兄ちゃんがやられる方が怖い」と恐怖を乗り越えて前に出たことで、彼の中に眠っていた弓の才能が爆発的に開花する可能性は十分にあるだろう。
兄の仁はすでに「白影もどき」を放っているわけだから、淡が極限の状況下で「本物の白影」を習得し、兄弟二人の「白影VS青華雲の白影」という超絶バトルに発展する可能性に、俺はめちゃくちゃ期待してる。
淡が白影を習得すれば、青華雲も「面白くなってきた」と本気を出し、物語はさらに加速するだろうね。
仁の反撃と「二人で勝つ」戦略の実行
仮に淡が青華雲の初撃や二撃目で致命傷を負ったとしても、仁が立てた「俺一人が負けても、お前は相手の矢を見れる。二人で戦うのが強みだ」という戦略が活きてくるはずだ。
仁は、父・蒼源がかつて中華十弓として活躍した弓の直系だ。
淡の犠牲(観察結果)を無駄にしないために、仁が「白影」の正体を見破るか、対抗策を編み出す展開が濃厚だ。
青華雲が「念」のような精神的な攻撃を使うなら、仁は武将としての経験と冷静な判断力(知略的な側面)で、この超常現象に対処するかもしれない。
仁が覚醒し、淡の仇討ちを果たす、という王道だが熱い展開も考えられるね。
李牧と王翦、戦場全体の動き
この弓使い同士の頂上決戦は、趙攻略戦全体に決定的な影響を与える超重要なポイントだ。
李牧の狙いは李信将軍の暗殺による飛信隊の指揮系統の崩壊であり、青華雲が倒されれば李牧の策略は大きく狂う。
今回は飛信隊と青華雲の対決がメインだったが、次は蒙恬(もうてん)や王賁(おうほん)といった他の将軍たちの動きにも注目が集まる。
特に蒙恬は、前回楊端和(ようたんわ)が狙撃された報告を受けているはずだから、この青華雲の脅威を理解し、何らかの援護策を打ってくる可能性は十分ある。
さらに、趙攻略戦の総大将である王翦(おうせん)が、この極限の状況をどう見ているのか。
王翦が、李信の成長を試すかのように「李信…その器を見せてみろ」と静観するのか、あるいは弓兄弟の戦いをサポートする指示を出すのか、王翦の知略にも期待したいところだ。
個人的には、淡が重傷を負いながらも白影の秘密を掴み、仁と淡の二人がかりで青華雲を討ち取るという、兄弟の絆と弓の極致を極める展開を強く望んでいるぞ!
まとめ
■弓バトルは新時代へ、次回は兄弟の運命が決まる!
キングダム860話は、中華十弓の恐るべき実力者・青華雲に対し、飛信隊の蒼兄弟が命の誇りを懸けて挑む、まさに「武の美学」が詰まった一話だったね。
「白影」という物理を超えた技、そして「嚆矢」という命を懸けた対決のしきたり。
そして何より、「兄を守りたい」という淡の決死の覚悟が、この戦いをキングダム史に残る名勝負の幕開けへと昇華させたんだ。
次回861話は休載を挟んだ後の合併号掲載となるが、淡の運命、そして仁の真の覚醒が描かれる、絶対に目が離せないクライマックスになることは間違いない。
俺たちは、この兄弟が信将軍という「火」を守るために、どれほどの輝きを放つのかを、刮目して見届けようじゃないか!
この熱量を共有できる読者のみんな、次回まで楽しみに待っていようぜ! キングダム最高!!

