PR

ばけばけ(朝ドラ)マーサの実在モデルは?女優はミーシャ・ブルックス!【ネタバレ考察】

スポンサーリンク
はるを 朝ドラ

朝ドラ「ばけばけ」第53話、皆さんご覧になりましたか?

あまりにも切なくて、朝から胸が締め付けられるような回でしたね。

レフカダ・ヘブン先生(トミー・バストウ)の口から語られた過去の結婚生活、その中心にいたのが、優しくも悲劇的な女性、マーサです。

ヘブン先生が日本に来るまでの「漂泊の人生」の、最も深い傷跡となったであろうマーサについて、今回はその役どころから、演じる女優ミーシャ・ブルックスさんの驚異的なプロフィールまで、徹底的に深掘りしていきます。

いや、本当に、このマーサ役のミーシャさんの経歴を知ったら、二度びっくりすること間違いなしですよ!

スポンサーリンク

ばけばけ(朝ドラ)マーサとは?【ネタバレ考察】

■マーサの役割とヘブンの過去の傷

マーサは、第11週「ガンバレ、オジョウサマ。」の第53回で、ヘブン先生が江藤リヨさん(北香那)からの求愛を前に打ち明けた、最初の妻として登場しました。

物語の舞台は1800年代後半のアメリカ、オハイオ州シンシナティです。

マーサは黒人のルーツを持つ女性で、下宿屋で下働きをする過酷な境遇にありました。

そんな彼女の優しく品のある姿に、居場所を求め世界を転々としていたヘブン先生は強く惹かれ、「居場所を見つけた」と感じて結婚します。

しかし、当時のアメリカは異人種間の結婚が州法で禁止されていた時代であり、二人の愛は社会的偏見と厳しい現実にさらされます。

ヘブンは新聞社を解雇され、社会的迫害に耐えきれなくなったマーサは心を病んでしまい、結果的に二人は別離を選ばざるを得ませんでした。

ヘブンがリヨのプロポーズを「私は一箇所にとどまれない人間なのです」と断ったのは、このマーサを守れなかったという深い後悔と、「自分は愛を壊してしまうのではないか」というトラウマが影響しているんですよ。

マーサの存在は、ヘブン先生の孤独なパーソナリティーと、彼が日本に来るまでの苦難の背景を、視聴者に強烈に印象づける重要な役割を果たしています。

ばけばけ(朝ドラ)マーサの実在モデルは?

■マーサのモデルは実在したのか?

マーサの物語があまりにもリアルで切実だったので、「これって本当にあった話なの?」と気になっている方も多いはず。

結論から言うと、マーサには実在のモデルがいる可能性が極めて高いです。

ヘブンのモデルである小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)には、アメリカ時代に最初の妻がいました。

その女性はアリシア・フォリーさん、愛称はマティです。

アリシアさんは、白人の農園主の父と黒人奴隷の母を持つ混血の女性で、奴隷制廃止後にシンシナティの下宿屋で働いていたという史実があります。

ドラマのマーサと史実のアリシアさんには、黒人のルーツを持つこと、シンシナティ時代に結婚したこと、当時の異人種間結婚が法律で禁じられていたこと、そして愛称の「マティ」と「マーサ」が非常に似ていることなど、多くの共通点が見られます。

八雲は、この違法な結婚が原因で勤めていた新聞社を解雇されており、わずか数年で結婚生活は破綻しました。

史実では、八雲がこの失敗を深く悔やみ、「もはやどんな女性も愛せない」と絶望したと言われるほど、彼にとって大きな出来事でした。

ドラマでは、八雲の人生の「もう一つの可能性」としてフィクションが加えられているとのことですが、マーサの悲劇的な愛は、八雲の人生の孤独と、彼がその後、日本の文化や怪談に深く傾倒する原動力の一つになったのは間違いないでしょう。

ばけばけ(朝ドラ)マーサの女優はミーシャ・ブルックス!

■ハーバード・MIT卒!ミーシャ・ブルックスの素顔

マーサという繊細かつ重要な役を演じきったのは、ミーシャ・ブルックス(Meisha Brooks)さんです。

彼女のプロフィールを知って、私は思わず「え、マジで!?」と声を上げてしまいました。

なぜなら、ミーシャさんは超絶な才女なんです。

まず、彼女はハーバード大学で機械工学学士(BS)を取得しています。

さらに、MIT(マサチューセッツ工科大学)では、ヒューマノイドロボット工学や人工装具、ヒューマンインターフェイスまで専門的に学んでいたというから驚きです。

エンジニアとしてキャリアを築いた後に女優に転身したという、まさに型破りな経歴の持ち主です。

そして、朝ドラ出演の決め手の一つとなったのが、彼女の日本語能力です。

ミーシャさんはアメリカで生まれ育ちましたが、幼少期に奈良県で留学生活を送っていた経験があり、なんと日本語がペラペラなんですよ。

制作統括の方も、ヘブン役のトミー・バストウさんよりも日本語が堪能だと絶賛しています。

彼女の多才さはこれだけにとどまりません。

大学時代はD1トラック選手として400m走やリレーに出場していた元アスリートであり、さらにアクションコンバットやジークンドー、日本の殺陣(Tate – Japanese sword fighting)の訓練まで受けているというから、凄すぎます。

まさに「才色兼備」という言葉がぴったりで、短期間の出演ながら、その優雅で強い存在感は、この驚異的なバックグラウンドに裏打ちされていたんですね。

彼女は現在、東京のFree Waveを含む国際的なエージェンシーに所属し、今後は映画『Out of Order!』など国際的な作品での活躍が控えています。

日本で芝居がしたいというミーシャさんの情熱が、今回のマーサ役という素晴らしい形で実を結んだのは、一ドラマファンとして本当に嬉しい出来事です。

■まとめ:マーサの愛はトキの未来を照らす

マーサの物語は、ヘブン先生にとって「一か所にとどまれない」という自身の宿命を深く刻んだ悲劇的な愛の記憶です。

しかし、裏を返せば、マーサとの愛や別れの経験が、ヘブン先生に異文化の壁や差別、そして「埋もれた人々の声に耳を傾ける優しさ」を与えたはずです。

この優しさこそが、彼が後にトキ(小泉セツ)と出会い、彼女の語る怪談を通して日本の文化を世界に紹介する作家、小泉八雲となるための欠かせない要素だったのです。

ヘブン先生が心に秘めた「忘れられない傷と愛」であるマーサの存在は、これからのトキとの関係に、どのような影響を及ぼすのでしょうか。

過去を乗り越え、トキという新たな「安息の地」を見つけられるのか、今後の展開にますます目が離せませんね!

ミーシャ・ブルックスさんの今後の活躍にも期待しつつ、朝ドラ「ばけばけ」の奥深い人間ドラマを引き続き考察していきましょう!

タイトルとURLをコピーしました