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ばけばけ(朝ドラ)58話ネタバレ感想・あらすじ|トキ(髙石あかり)の怪談

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朝ドラ「ばけばけ」58話!トキちゃんの“沼落ち怪談”と錦織先生の切ない気づきを徹底考察!

やあ、どうも!映画とドラマを愛してやまない考察ブロガーです。

いや~、今回の「ばけばけ」第58話、痺れましたね!

この瞬間をどれだけ待っていたことか!ってくらい、ヒロイン・トキちゃん(髙石あかり)の真の個性が爆発した回でした。

松江の静かな日常に、ついに”怪談”という名の旋風が吹き荒れています。

今回は、この記念すべき神回を深掘りしつつ、早くも次回59話で発生する錦織先生(吉沢亮)の切なすぎる葛藤を考察していきますよ!

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ばけばけ(朝ドラ)58話までの振り返り

■怪談熱狂前夜!57話までの道筋

まずは、この怒涛の「怪談フィーバー」が始まるまでの流れをサクッと振り返りましょう。

すべては、ヘブン先生(トミー・バストウ)を連日襲った「金縛り」がきっかけでした。

トキちゃんが一生懸命「お祓い」を勧めようとするものの、日本語がなかなか通じない。

しかも、ヘブン先生は以前「自分は通りすがりの人間だ。誰とも深く関わらない」と宣言してしまったせいで、ショックを受けた錦織先生が、学校以外での通訳を避けるという、なんともすれ違いな状況に。

しかし、トキちゃんが錦織先生から教わった英語を駆使して、ついにヘブン先生を大雄寺へお祓いに連れ出します。

そこで出会った住職さん(伊武雅刀)が語ったのが、松江に伝わる悲しい物語「水飴を買う女」でした。

幽霊となった母親が、生まれたばかりの赤ん坊のために夜な夜な水飴を買いに来るという、その純粋な母の愛の物語に、ヘブン先生は涙を流すほど深く感動してしまうんです。

この瞬間、ヘブン先生の心に「怪談熱」が点火!「もっと怪談が欲しい!」と興奮するヘブン先生に、トキちゃんは意を決して、自分が怪談好きであることを告白しました。

そして、ヘブン先生が発した決定的なリクエストこそが、「本を読むのではなく、アナタノコトバで話してほしい」という、トキちゃんの個性をまるごと受け入れる一言だったんですね。

ばけばけ(朝ドラ)58話ネタバレあらすじ

■トキ覚醒!『鳥取の布団』で沼に引きずり込む

そして迎えた58話、ついにトキちゃんの真骨頂が発揮されます!

ヘブン先生の目の前でろうそくに火を灯し、トキ流の「怪談モード」の雰囲気づくりからスタート。

彼女が選んだ怪談は、最初の夫である銀二郎さん(寛一郎)から教わった「鳥取の布団」。

鳥取の寒い田舎町で、たった一枚の布団を奪われ、雪の中に置き去りにされた幼い兄弟が、凍え死んだ後も「兄さん寒かろう」「おまえも寒かろう」と声を発し続けたという、哀切極まる物語です。

ヘブン先生は、まだ日本語が完璧でないから「半分くらい、いや半分もわからない」と正直に伝えるんですが、その後に続く言葉が最高でしたよね。

カナシイ、トテモカナシイ。デモ、アニ、オトウト、ズットイッショ。ヨカッタ」。

ヘブン先生が惹かれるのは、単なる恐怖ではなく、怪談の中に込められた、死んでも離れない兄弟の絆や、切実な「人間の心のひだ」なんです。

彼の孤立した過去を思えば、この「ずっと一緒」という絆の描写に感動するのは当然かもしれません。

そして、興奮したヘブン先生は「モウイッペン、ネガイマス」(もう一回お願いします)と、まさかの”おかわり”を要求!。

これにはトキちゃんも大喜び。「もちろんです、何遍でも何十回でも話しますけん」と応じ、帰り道には提灯を片手にスキップするほどウキウキでした。

今まで、貧しさや家のしがらみで自分の「怪談好き」という一番の個性を発揮できなかったトキちゃんが、異国の紳士という最高の理解者を得て、心の縛りから解き放たれた瞬間でしたね。

ばけばけ(朝ドラ)58話ネタバレ感想

■プロの語りにネット絶賛!『ずっと一緒』に隠されたヘブンの涙

この58話は、視聴者にとっても非常に印象的な回となりました。

まず、髙石あかりさんの「語り」の才能が圧巻でしたよね!SNSでも「プロの語り」「声色を使い分けるのはほぼ落語」といった絶賛の声が飛び交っていました。

制作統括の方も、この怪談シーンはヒロインオーディションの最終選考の課題でもあったと明かしつつ、本番では二人の関係性ができあがったことで、言葉だけでなく「会話のキャッチボール」が生まれて、オーディション以上の感動があったと語っています。

特に私が感動したのは、ヘブン先生の心に、怪談が「愛の言葉」として響き始めていることです。

怪談を通じて初めて深く心を通わせることができたトキちゃんとヘブン先生の間に、確かに特別な絆が生まれ始めているのが伝わってきました。

そして、もう一つ注目すべきは、トキちゃんが選んだ話が元夫・銀二郎さんとの思い出の怪談だったこと。

トキちゃんが、過去の愛から学んだ「心を通わせる喜び」を、新しい相手であるヘブン先生に伝えている、という構造になっているんです。この選曲は偶然ではなく、物語において深い「伏線」となっているのかもしれませんね。

ばけばけ(朝ドラ)58話からどうなる?

■錦織の悲しすぎる気づき…ヘブンの帰国フラグとトキの運命

さて、トキちゃんとヘブン先生の怪談熱は翌日になっても冷めません。

59話では、ヘブン先生が「学校を休む」と言い出すほど怪談に夢中になり、二人はその日の夜もまた怪談を語り合う約束を取り付けます。

一方で、錦織先生(吉沢亮)ですよ!

彼は中学校で、ヘブン先生が怪談に興味を持っていることを教え子の正木くんから聞かされます。

錦織先生は、ヘブン先生が日本滞在記の「ラストピース」を探していることを知っていますから、この日本の文化である怪談を深く知ることが、きっとヘブン先生のためになると考えるはず。

そこで彼は、怪談に詳しいトキちゃんに協力を依頼しようと動くのですが…ここで、錦織先生は「ある事実」に気づいてしまいます。

それは、トキちゃんが怪談を語り、ヘブン先生の探求が進むほど、滞在記の完成が近づき、ヘブン先生が松江から帰国する日が早まってしまう、ということ。

ヘブン先生を「通りすがり」だと突き放されたショックから立ち直りきれていない錦織先生にとって、この事実はあまりにも切ない気づきです。

友人の滞在を望む気持ちと、友人の探求を応援したい気持ち、そしてトキちゃんの存在。錦織先生の「大磐石」と呼ばれる心も、複雑な三角関係の中で揺さぶられそうです。

まとめ

■怪談は愛の言葉に化けるのか

第58話は、ヘブン先生の孤独な心と、トキちゃんの抑えられていた個性が、怪談という共通言語によって初めて結びついた、愛の始まりを描いた素晴らしい回でした。

二人の関係性が深まる一方で、次回59話では、ヘブン先生の「帰国」というシビアな現実と、それに気づいてしまう錦織先生の葛藤が描かれます。

ヘブン先生はかつて、黒人女性マーサとの結婚で居場所を失った経験から、「誰とも深く関わらない」と決意しています。

しかし、言葉の壁を超えて心を通わせてくれるトキちゃんとの怪談の時間が、彼のその頑なな決意を「化け」させていくはず。

怪談は、いつしか二人の間の最高の「愛の言葉」となって、彼を松江に留まらせてくれる。そんな奇跡を、これからも期待して見守っていきましょう!

それでは、また次のお話でお会いしましょう!

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