ああ、もう、今週の「ばけばけ」は本当に最高!
先週までの切ない空気を一気に吹き飛ばしてくれて、テレビの前で大笑いしちゃいましたよね。
さあ、ヘブン先生がついに松江に降り立ち、トキちゃんの人生が大きく「化け」始める第22話。
あの興奮と笑いを、私と一緒にじっくり振り返りましょう!
ばけばけ(朝ドラ)22話までの振り返り
■借金と別れを越えて:21話の復習
前週の第4週「フタリ、クラス、シマスカ?」では、トキ(髙石あかり)が最初の夫である銀二郎(寛一郎)とのつらい別れを決断しましたよね。
トキは松江に戻ってからも貧しい暮らしから抜け出せず、生計を立てるためにしじみ売りをしていました。
そんな中、物語は急展開!
トキが常連の花田旅館を訪れた際、主人である平太(生瀬勝久)から、島根県知事の江藤安宗(佐野史郎)が招いた外国人英語教師が松江にやって来るという話を聞いたんです。
明治23年(1890年)8月30日、松江に初めて来る外国人を一目見ようと、トキは幼馴染みのサワ(円井わん)と一緒に船着き場へ駆けつけました。
そこでトキは、上京していた錦織友一(吉沢亮)と再会しましたね、彼は無事試験に受かって中学の教師になっていたんです。
そしてついに、小汽船が到着して、ヘブン(トミー・バストウ)が上陸!
トキは初めて見る異人の姿に思わず「天狗だ…」とつぶやき、胸を高鳴らせていました。
このヘブン先生の「降臨」で、物語は西洋と東洋の対比が鮮明になる新章に入った、という感じがたまらないのよ。
ばけばけ(朝ドラ)22話ネタバレあらすじ
■22話のストーリー:運命の握手とペリー襲来
第22話は、トミー・バストウさん演じるレフカダ・ヘブン先生が本格的に登場し、ドタバタ喜劇の幕開けとなりました。
大興奮の観衆の中、江藤知事や通訳として呼ばれた英語教師の錦織さんが出迎えるのですが、ヘブン先生は群衆を前に「カミガミノクニ…マツエ、キテ、ウレシイ…ケン!」と日本語を交えて挨拶し、大きな拍手を受けました。
群衆に押されたトキとサワは、ひょんなことからヘブン先生の前に出てしまい、トキは彼と握手を交わします。
この握手の瞬間、トキに“電流”が走ったかのような感覚があり、これがまさに運命の出会いを予感させましたね、「ビビビときた?」なんてネットでも話題になりました。
ところが、知事らに連れられて歓迎式典に向かうはずのヘブン先生は、初めて訪れた日本に興味津々で、錦織さんの話も聞かず勝手に興味がある方へ歩き出してしまいます。
先生が足を止めたのは、対岸の遊郭から聞こえてくる三味線の音色でした、「シャミセン、イッツワンダフル」と感激し、音に合わせて踊り出す始末。
「ここは音楽ホールですか?」と英語で尋ねるヘブン先生に、英語が分からないトキとサワは困惑しますが、サワが「ここ…てんごくゆうかく(天国遊郭)」と教えると、先生は「天国(ヘブン)?アイムヘブン!!わかります!!」と大喜び。
もう、この自由奔放さがたまらない!
慌てた錦織さんはトキとサワにヘブン先生を連れ戻してほしいと懇願しますが、次の瞬間、ヘブン先生は路地裏へ吸い込まれ、松野家の敷地内でトキの祖父、勘右衛門(小日向文世)を発見するんです。
髷姿で木刀の稽古を続ける勘右衛門を見たヘブン先生は「サムライ…。本物だ!」と感動し、懐から侍の写真を取り出して近づきます。
ところが、勘右衛門は殺気を漂わせながら「ペリー!覚悟ぉ!」と叫び、ヘブン先生に木刀で斬りかかります。
そう、錦織さんが「あの人がキミが以前言っていたラストサムライか?」とつぶやいていたように、勘右衛門こそが、時代の変化を拒む最後の侍だったのです。
最終的に、ヘブン先生は知事が用意した豪華な堀尾旅館ではなく、平太さんの花田旅館に宿泊することになりましたが、錦織さんの胃が心配になるほどのドタバタ劇でしたね。
ばけばけ(朝ドラ)22話ネタバレ感想
■視聴者の感想:ラストサムライVSヘブン先生
この第22話は、とにかくネット上のトレンドを席巻しましたね。
X(旧ツイッター)では「ラストサムライ」と「ヘブン先生」、そして「錦織さん」がトレンド入りするほどの盛り上がりを見せました。
視聴者からは「ヘブン先生自由すぎるw」といったコメントが相次ぎ、その好奇心旺盛で奔放な振る舞いが大きな話題になりましたね。
特に、勘右衛門の「ペリー覚悟ぉ!」という叫びと、木刀で追いかけられるヘブン先生が満面の笑みを浮かべているシーンには、「朝から吹いた」「腹筋崩壊」と爆笑のコメントが多数上がっていました。
錦織さんを演じる吉沢亮さんの「通訳かっこいいぜ!」という声も上がる一方で、ヘブン先生に振り回されてあたふたする様子を見て、「錦織さんの胃が心配」と共感する声も多かったです。
そして、トキちゃんとヘブン先生の運命的な握手について、「ビビビときた?」「どさくさ紛れに握手 運命感じたかな?」と、二人の未来を予想する声も多く、これから始まるロマンスに期待が高まっているのを感じました。
個人的には、勘右衛門が本当に「ラストサムライ」を地で行っていて、時代の大きなうねりの中で一人戦い続ける姿に、笑いながらもグッときてしまいました。
ばけばけ(朝ドラ)22話からどうなる?
■23話の予想:トキとヘブンの生活圏
明日、10月29日に放送される第23話は、ヘブン先生が松江にやってきて一夜が明けたところからスタートします。
ヘブン先生は、憧れの「神々の国の首都」松江で迎える幻想的な朝景色に、さぞ感動を覚えるでしょうね。
一方、トキちゃんは、遊女のなみ(さとうほなみ)から、ヘブン先生へのお使いを頼まれることになります。
なみさん、第21話で英語教師に化けて遊郭から抜け出す作戦を提案していたり、今後の物語で重要な役割を担いそうですよね。
トキちゃんは、ヘブン先生が宿泊している花田旅館へ向かい、そこで彼の生活の様子を垣間見ることになります。
第22話でヘブン先生が座布団に座り、錦織さんが椅子に座るという、異文化間のちょっとしたやり取りがありましたが、トキちゃんはヘブン先生の部屋で一体何を見るのか、気になりますよね。
そして、気の毒なのは錦織さんで、江藤知事からヘブン先生の世話をしっかりするようにと、重圧をかけられ続けるようです。
錦織さんは優秀な人だからこそ、予測不能なヘブン先生の行動に一番疲弊していそうで、そのコミカルな展開にも注目したいところです。
まとめ
■東洋と西洋が出会うとき、恋が「化ける」
第5週に入り、ついにヒロインのモデルである小泉セツと、夫となる小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルとしたトキとヘブンが、松江で劇的に出会いましたね。
明治という時代が急速に西洋化していく中で、異文化に対する好奇心と、旧来の武士の矜持がぶつかり合う様子が、勘右衛門の「ペリー!」発言に凝縮されていて、見ごたえがありました。
トキちゃんが彼と握手した時に感じた「ビビビ」は、これから二人の間で始まる、文化も言葉も超えた共同作業と夫婦愛の始まりを象徴しているのでしょう。
史実のセツさんは、ハーンの創作活動において、単なる助手ではなく、怪談の語り手として、また共同制作者として不可欠な存在でした。
次回、トキちゃんがヘブン先生の生活を垣間見ることで、二人の距離がさらに縮まるはず!
この奇妙で愛おしい二人の物語が、これからどう「化けて」いくのか、来週からも目が離せませんね!
