朝ドラ「ばけばけ」第78話、皆さんはもうご覧になりましたか?
物語が新しいステージ「カワ、ノ、ムコウ。」に入ってからというもの、毎日の展開が早くて目が離せませんよね。
今回のエピソードは、トキちゃんの可愛らしい英語披露から始まり、最後にはまさかの「お箸」を巡る大騒動まで、笑いと切なさが入り混じった本当に濃い15分間でした。
SNSでもトレンド入りするほど話題になったこの回について、ドラマ狂の僕が徹底的に深掘りして考察していきたいと思います。
ばけばけ(朝ドラ)78話までの振り返り
■前回の第77話では何が起きた?「時の人」になったトキちゃんの戸惑い
まずは、前日の第77話がどんな内容だったか、軽くおさらいしておきましょう。
ヘブン先生の日本滞在記がついに完成し、松野家では山橋さんが腕を振るった西洋料理でお祝いパーティーが開かれましたよね。
そこに現れた新聞記者の梶谷さんが、この一家の日常を記事にする「ヘブン先生日録」の連載をスタートさせたのが全ての始まりでした。
梶谷さんの記事はかなり尾ひれがついていて、トキちゃんは「ステーキは素敵ねと微笑む貴婦人」として松江中の憧れの的になってしまったんです。
町に出れば「貴婦人だ」「英語を話してみて」とジロジロ見られるようになり、トキちゃん本人は「梶谷さん、大げさに書きすぎだわ」と困惑しきりでした。
一方で、天国長屋に残っているサワちゃんやなみさんは、新聞でキラキラと紹介される親友の姿を見て、どこか遠い世界の人になってしまったような寂しさを感じているようでした。
この「光」と「影」の対比が、これからの物語にどう影響していくのか不安を煽るような終わり方だったのを覚えています。
ばけばけ(朝ドラ)78話ネタバレあらすじ
■第78話のストーリー解説:トキの英語披露と山橋薬舗の「3つの顔」
さて、本題の第78話ですが、今日もトキちゃんとヘブン先生の散歩シーンから幕を開けました。
新聞の影響力は凄まじく、町の人だかりから「英語を話して!」とせがまれるトキちゃん。
緊張しながらも、ヘブン先生に耳打ちしてもらいながら「マエ・ネーム・エズ・トキ(My name is Toki)」「アイ・ライク・シジミ(I like shijimi)」と一生懸命に披露しました。
最後は「センキョー・ベルマチ(Thank you very much)」と笑顔で締めくくり、野次馬たちが大喝采する様子は、見ているこちらまで微笑ましくなってしまいましたね。
一方で、サワちゃんは人生を変えるために大きな一歩を踏み出していました。
正規の教員になるための勉強をしようと、紹介を頼りに「白鳥倶楽部」という場所を訪ねるのですが、そこはなんとあの山橋薬舗の2階だったんです。
山橋さんは、薬屋の店主であり、奥では西洋料理店のシェフ、そして2階ではインテリたちが集まる勉強サロンを経営しているという「3つ目の顔」が明らかになりました。
サワちゃんはそこで弁護士志望の門脇さんや土木技師を目指す土江さんと出会い、自分の力で長屋を脱出するという強い決意を新たにします。
その頃、遊郭のなみさんにも衝撃の転機が訪れます。
馴染み客の福間様から「身請けしたい」という申し出があり、店主からも「よかったのう」と促されるのですが、なみさんは「天にも昇る気持ちですが……怖いのございます」と数日の猶予を願い出ました。
ずっと夢見ていたはずの自由が目の前に来たのに、一歩踏み出せないなみさんの表情が、本当に切なくて胸に刺さりましたね。
物語の後半は、一転して松野家のコミカルな日常へ。
またもや取材に来た梶谷さんに対し、母のフミさんが「台所の隙間にお箸を落として困っている」という、およそニュースとは思えない話題を提供します。
しかし梶谷さんは「アリだな!」と食いつき、翌日の新聞に「腕長ヘブン先生でも届かぬ箸。一家を救う者、求む」という煽り記事を掲載しました。
すると翌朝、松野家の前には箸を拾おうとする「挑戦者」たちが長蛇の列を作るという、カオスな展開で幕を閉じました。
ばけばけ(朝ドラ)78話ネタバレ感想
■熟練ブロガーの感想:ふじき脚本の真骨頂!「何も起きない」贅沢な3分間
今回の放送を終えて、僕が一番に感じたのは「脚本のふじきみつ彦さん、本当に天才だな」ということです。
物語のラスト約3分間、ただ落としたお箸が取れないというだけのシーンに時間を割くなんて、普通のドラマではあり得ませんよね。
でも、家が広くなって物が増えたからこそ「隙間」ができたんだとしみじみ語る司之介さんの言葉には、没落から這い上がってきた家族の豊かさが象徴されていました。
「長屋には隙間なんてなかった」というセリフに、かつての窮屈だけど必死だった暮らしが重なり、笑えるシーンなのになぜか少し泣けてきてしまいました。
また、トキちゃんの英語が「センキョー」と聞こえる訛りも含めて、高石あかりさんの演技が最高にキュートでした。
ヘブン先生がそれを「世界で一番かわいい女性です」とノロけて見せるのも、二人の絆が本物であることを感じさせてくれて安心します。
一方で、サワちゃんとなみさんのパートは、トキちゃんの明るい日常とのギャップが激しくて、見ていて少し苦しかったです。
サワちゃんが病気の母・キヌさんの看病をしながら、必死に勉強の時間を捻出している姿には、現代のヤングケアラーにも通じるような重みを感じました。
なみさんの身請け話も、単純に「ハッピーエンド」として描かないところに、当時の女性が置かれた状況の複雑さがよく表れていたと思います。
自由になることが必ずしも幸せとは限らない、そんな明治時代のリアルな不安が見事に描かれていた回でした。
ばけばけ(朝ドラ)78話からどうなる?
■次回第79話の展開予想:錦織への提案と、なみの元を訪れる「福間」
さて、明日の第79話では、さらに人間関係が大きく動き出しそうな予感です。
予告によると、ヘブン先生の人気が過熱しすぎていることを心配した江藤知事が、通訳の錦織さんにある「提案」を持ちかけるようです。
知事はヘブン先生を「島根の宝」と持ち上げてはいますが、政治的な意図が絡んでいるのは間違いありません。
錦織さんがその板挟みになって、困った顔をする様子が目に浮かびますね。
そして、なみさんの身請け問題もいよいよ正念場を迎えそうです。
身請けを申し出た福間様本人が、なみさんの元を訪れるという展開が待っています。
福間様は果たして、なみさんが恐れているような怖い人なのか、それとも彼女の心を解きほぐしてくれるような優しい紳士なのか。
もし、なみさんがこのチャンスを逃してしまったら、再び天国長屋から抜け出すのは難しくなってしまうかもしれません。
サワちゃんが白鳥倶楽部で新しい出会いを見つけ、自力での脱出を目指す一方で、なみさんは「他人の力」で外に出ることにどう踏ん切りをつけるのか。
二人の親友同士が、別々のやり方で自分の運命を切り拓こうとする対比に注目して見ていきたいと思います。
まとめ
■光と影が交差する「ばけばけ」から目が離せない
第78話は、お箸の救出という爆笑必至のエピソードで包み込みながら、実はサワやなみの「自立と不安」を鋭く描いた神回でした。
トキちゃんが「時の人」として持ち上げられるほど、取り残された人々の孤独が際立っていく構成は、本当にお見事です。
明日以降も、錦織さんの苦悩やなみさんの決断など、見逃せないポイントが山積みですね。
僕も映画・ドラマ考察家として、この愛おしい夫婦とその仲間たちの行く末を最後まで全力で追いかけていこうと思います。
皆さんも、ぜひ明日の放送を楽しみにして、一緒にトキちゃんたちの物語を見守りましょう!
明日の朝8時、またテレビの前で会いましょうね。
