wikipediaよりも詳しく、福岡ソフトバンクホークスの内野手、川瀬晃選手について、ネット上の最新情報と彼の知られざるエピソードを徹底的に深掘りしていきますね！
彼のプレーには、ホークスファンでなくても思わず胸が熱くなるような、泥臭い魅力が詰まっています。
地味な男だと自称しながらも、チームに欠かせないピースとして輝き続ける川瀬選手の、知られざる素顔に迫っていきましょう！
川瀬晃｜プロフィール、年齢・身長は？
■「ムネリン2世」川瀬晃の基本プロフィール
まず、川瀬晃（かわせ ひかる）選手がどんな人物なのか、基本的な情報からチェックしていきましょう。
彼は1997年9月15日生まれで、大分県大分市出身のプロ野球選手です。
右投げ左打ちの内野手で、ホークスでは背番号0を背負うユーティリティプレイヤーとして活躍しています。
細身で華奢な体型だった入団当初（175cm/63kg）から、その野球センスと愛されキャラは際立っており、福山龍太郎スカウトが「内野手としてのセンスは川崎2世」と絶賛したほどです。
「ムネリン2世」という愛称の他にも、その童顔からファンからは親しみを込めて「コボちゃん」とも呼ばれていますよ。
ちなみに、彼の名前「晃」には、父親である保生さんが「日に日に光っていきなさい」という願いを込めて名付けたそうです。
この願い通り、彼は年々、チームにとって欠かせない「光」のような存在になっていますよね！
川瀬晃｜経歴
■泥くさい努力で掴んだ栄光の軌跡
川瀬選手のプロ経歴は、地道な努力と勝負強さが凝縮された、まさに「泥くさい」歴史です。
2015年に大分商業高校からドラフト6位でホークスに入団し、背番号00からプロ野球人生をスタートさせました。
プロ初安打は2018年5月24日の西武戦で記録しましたが、その記念球は迷わず両親へ贈られたというエピソードが、彼の家族への思いを表しています。
彼のキャリアの中で特に語り草となっているのが、2020年のオリックス戦での出来事です。
この試合で川瀬選手は守備で2つのエラーを犯し、チームは一時逆転を許してしまう大失態を犯しましたが、試合後、柳田悠岐選手がヒーローインタビューで「お前は悪くない。（投げていた）千賀が悪いんや」と彼を擁護したんです。
この先輩の温かい励ましを糧に、彼は奮起し、その14日後の同じ状況の試合で貴重な2点適時打を放って見事にリベンジを果たし、千賀投手とともにお立ち台に上がりました。
個人的には、このエピソードを聞くだけで、川瀬選手がどれだけチームメイトに愛されているかが分かりますし、あの時の彼の悔しさと、リベンジを果たした瞬間の感動を想像すると、胸が熱くなりますね！
彼はその後も内野のユーティリティプレーヤーとして地位を確立し、2024年には初めて一度も二軍に落ちることなく、自己最多の105試合に出場しました。
さらに、2025年5月にはプロ初本塁打を記録し、この試合の勝利がチームのシーズン初の貯金1に貢献しました。
極め付けは、同年5月2日のロッテ戦で見せた代打逆転サヨナラ二塁打で、監督の小久保裕紀さんもこの試合をリーグ優勝のポイントとして名指しするほど、彼の勝負強さはチームの核となっています。
川瀬晃｜結婚した嫁・奥さんは？
■姉さん女房と愛娘！川瀬家の「明るい」私生活
川瀬選手の活躍を支えているのは、プライベートでの充実した家庭生活に他なりません。
彼は2021年9月1日に、兵庫県神戸市出身の3歳年上の一般女性と結婚していたことを明かしました。
お相手は年上の「姉さん女房」で、2019年頃に神戸市内の共通の知人との食事会で出会い、川瀬選手が一目惚れして猛アタックしたそうです。
結婚する前の2020年12月からは福岡市内で共同生活をスタートさせ、その時、奥さんは料理の腕前を遺憾なく発揮しました。
特に奥さんの手料理は「めちゃくちゃ美味い」そうで、主食はもちろん、前菜や酢の物系の一品まで上手だと、川瀬選手は惚気ています。
彼のフィジカル強化、いわゆる”バルクアップ計画”も、奥さんの作るバランスの取れた食事の賜物なんですね。
奥さんからは「ちょっと後ろ姿とかが大きくなった」と言われたそうで、ボディビル仕様のハードなトレーニングと妻の愛の料理で、着実に進化を遂げているのがわかります。
川瀬晃｜子供は？
そして2022年4月6日には、第一子となる女児が神戸市内の病院で誕生し、一児のパパとなりました。
2023年5月21日の試合では、1歳1カ月の娘さんが初めて球場を訪れた日に、川瀬選手は泥だらけのユニフォームでスクイズを決めてみせるという、最高の親孝行・娘孝行を果たしています。
彼は実家が「にぎやかで明るい」家庭だったことから、自身の家庭についても「楽しいのが一番なんで、そんな家庭を築きたい」と語っています。
川瀬晃｜実家と母親・父親
■父の教えと野球小僧の原風景
川瀬選手の野球の原点は、故郷の大分にあります。
彼の父親である保生さんは、川瀬選手が幼少期から、野球に対する熱い情熱を持って接してくれました。
彼は幼い頃から超がつくほどの野球小僧で、4歳からは自宅の和室で秘密の特訓に励んでいたというから驚きです。
父の草野球のヘルメットをかぶり、父が投げるプラスチックの球をカラーバットで打つという、シンプルですが愛情あふれる英才教育を受けて育ちました。
保生さんは、息子に「大きいのは狙わず。ライナーで内野を抜ければ長打になる」と常に言い聞かせていたそうで、川瀬選手のミート力のある巧打者としての基礎は、ここにあるのかもしれませんね。
2025年にプロ初本塁打を放った際、大分市内の自宅のテレビにかじりついていたという保生さんは、その成長ぶりに「いつか出ると思うとったけど。成長してくれてますね」と声を震わせていたそうです。
また、父は川瀬選手が自主トレを行う際に球拾いを手伝ったことがあり、その時「昔は定位置にしか飛ばなかったが、肩幅も大きくなりスイングも速くなった。何より今年は私を越えていく打球の伸びが見るからに違ったんですよね」と、息子の確かな成長を肌で感じていたと言います。
親子二人三脚で築き上げてきた野球人生は、本当に感動的です。
川瀬晃｜兄弟は？
■5人兄弟の絆！オリックス・堅斗との熱すぎるライバル関係
川瀬家は男ばかりの5人兄弟で、川瀬選手は四男にあたります。
そして、川瀬選手の末っ子の弟（五男）もプロ野球選手なんです！
弟の名前は川瀬堅斗（かわせ けんと）投手で、オリックス・バファローズに所属する右腕です。
なんと、2024年シーズンには一軍の公式戦で兄弟対決が実現しました。
結果は、兄・晃選手が二ゴロに打ち取られ、弟・堅斗投手に軍配が上がったのですが、晃選手は対戦後に「夜に毎日キャッチボールしていた弟とまさかこういう舞台で対決できるとは思ってなかった。夢のような時間というのは、こういうものなのかなと思いました」とコメントを残しています。
しかし、勝負の世界ですから、ただ感動しているだけではありません。
兄弟合同自主トレを打ち上げた際には、負けた方が「家族全員に高級すし店でごちそうする」という公約を交わしています。
特に晃選手は、実家に帰った際に親戚一同から「弟に負けたね」と言われるのが「一番腹立つ」と語っており、兄の沽券にかけてリベンジに燃えています。
2025年のオフには、堅斗選手に甘えを断ち切って独り立ちしてほしいという兄の思いから、兄弟での自主トレは解散となりましたが、「仲が悪いわけではないですよ（笑）」と強調しており、互いを高め合う良きライバルであり続けていることが伝わってきます。
ちなみに、晃選手は幼い頃、福工大の二塁手だった3番目の兄・誠也さんの守備を参考にしていたこともあり、川瀬家全体が野球一家なんですね。
川瀬晃｜出身高校は？
■地元大分商での切磋琢磨とポジションへの決断
川瀬選手は地元大分県大分市で育ち、高校は大分県立大分商業高等学校に進学しました。
大分商時代には、後に広島東洋カープのエースとなる森下暢仁投手と同学年、そして1学年先輩にはプロでチームメイトとなる笠谷俊介投手という、すごいメンバーに囲まれていました。
実は、高校入学当初、川瀬選手はエースを目指して森下選手と切磋琢磨し、投手（最速143km/h）と遊撃手を兼任していたんです。
しかし、森下投手との投球内容に差が出始め、2年秋に「諦めきれなかったけど、野手で勝負する道を選んだ」という苦渋の決断を下しました。
森下選手が野球雑誌の1面を飾った時は悔しかったそうで、その悔しさをバネに守備を磨き、最終学年では主将・1番・遊撃手としてチームを牽引し、夏の大会では打率.389を残して準優勝に貢献しました。
甲子園には1年生の夏にベンチ入り（出場なし）したのが唯一ですが、野手転向という大きな決断があったからこそ、今のユーティリティプレーヤーとしての川瀬晃選手がいると思うと、胸が熱くなりますね。
川瀬晃｜出身中学・小学校は？
■軟式野球からの出発点！中学時代は「剛腕」投手！？
川瀬選手の野球人生は、大分市立賀来小学校に入学する前から、「賀来ヤンキース」で軟式野球を始めたのが出発点です。
中学は大分市立賀来中学校に進み、硬式野球の「湯布院ボーイズ」でもプレーしましたが、学校では軟式野球を続けていました。
中学時代、彼は投手としてプレーしており、非常に印象深い試合として、秋の大会での一戦を挙げています。
中学野球は通常7回までですが、その試合では延長10回まで投げ抜きました。
球数が200球に達するほどの力投でしたが、結果はサヨナラ負け。
「今までにない肩の疲れ、疲労…めっちゃくちゃ頑張ったなっていう思い出はあります」と、その時の悔しさと奮闘を今でも鮮明に覚えているそうです。
このタフな経験が、後のプロでの粘り強さにつながっていることは間違いないでしょう。
まとめ
川瀬晃選手は、地味な男を自称しながらも、その「泥くさい」全力プレーと、内野のどこでも守れるユーティリティ性、そしてここぞという場面での勝負強さで、福岡ソフトバンクホークスに欠かせない存在となっています。
彼の活躍の裏には、大分での野球小僧時代の父親との特訓や、5人兄弟、特にプロでライバルとなった弟・堅斗投手との切磋琢磨、そして3歳年上の美人で料理上手な奥さん、そして愛娘という、明るい家族の支えがあります。
来季に向けて、長打力を求めたバルクアップ計画を進行中という川瀬選手。
今後、彼が「スーパーサブ」から脱却し、レギュラーとして定着し、パ・リーグを席巻する日が来るのが本当に楽しみですね！
