崩壊スターレイル:幻の惑星「江戸星」のすべて
崩壊スターレイルをプレイしている開拓者の皆さん、こんにちは!
次に列車が向かう星の話題となると、どうしても名前が挙がってしまうのが「江戸星(Edo Star)」ですよね。
私たち日本人プレイヤーにとって、この日本モチーフの惑星への期待感は、他の星とは比べ物にならないほど高かったはずです。
この江戸星は、初期の頃からその存在が確認されていながら、ついには実装が予定されていたバージョンで、別の星に差し替えられてしまったという、なんとも不遇でドラマチックな運命を辿ってしまいました。
ここでは、江戸星が一体どんな星だったのか、なぜ多くのファンが期待し、そしてどうして実装が見送られたのか、現時点で判明している情報を徹底的に掘り下げていきます。
崩壊スターレイル攻略wiki|江戸星とは?
■江戸星:概要と幻の日本モチーフ星
江戸星のロアは、崩スタの世界観の中でも特にロマンをかき立てるものでした。
その名前は、私たちの国の歴史的な都、江戸時代の「江戸」(現在の東京)に由来しており、まさに日本風の文明が広がっている星だと予想されていました。
設定上の居場所は、広大なイオンストームエリアの中に隠蔽されている孤立した惑星です。
このため、スターピースカンパニー(IPC)や星穹列車がアクセスするのは非常に困難で、神秘的なベールに包まれた星だとされています。
文化的な特徴として特筆すべきは、星には「音楽の家屋(Houses of Music)」が存在し、美しい古いバラードが歌い継がれているという記述です。
日本の伝統的な音楽や祭りを思わせる、風情のある文化が想像できますよね。
そして驚くべきは、過去には「壊滅」の星神ナヌークが率いる反物質レギオンの大規模な襲撃を受けながらも、現地勢力がこれを自力で撃退したという歴史を持っていることです。
IPCによって一時的に通行禁止措置が取られていたものの、この「災厄に立ち向かう」という背景は、侍や妖怪といったモチーフと相まって、開拓者として赴くのが楽しみになる要素満載でした。
崩壊スターレイル|江戸星いつ実装?削除?
■ゲーム内言及と投票イベントの真相
江戸星はメインストーリーの舞台としては登場していませんが、ゲーム内でその存在を匂わせる箇所がいくつか存在します。
まず初期から確認できるのが、列車組が受ける「依頼(Assignment)」リストの中です。
具体的には、反物質レギオン討伐ミッションである「壊滅者の覆没」の目的地候補の一つとして、江戸星の名前がランダムに表示されます。
そして、最も有名でファンの中で大きな期待となった言及は、ピノコニー編の終盤、開拓クエスト「日はまた昇る」の中で描かれた「次の目的地投票」のシーンでしょう。
ここでは、列車の燃料不足という危機を解決するため、次の行き先として江戸星を含む複数の候補が議論されました。
江戸星は、緊急信号が途絶したためカンパニー(IPC)が星穹列車に救援を要請し、候補に挙がっていましたね。
結果として、ブラックスワンの介入と提案により、次の目的地は「永遠の地、オンパロス」に決まり、江戸星行きは一旦「没」という形になりました。
また、実装前の裏情報として、江戸星には「弁才天国(Benzaitengoku)」という日本読みの都市名が存在するというリークもあり、これが変更後の新世界「二相楽園」の名称変更にも影響を与えたと見られています 。
崩壊スターレイル|江戸星いつ実装?削除?
■実装はいつ?なぜ削除・変更されたのか
さて、最も多くの開拓者が気にしている、江戸星の行方について深掘りしましょう。
当初、江戸星はオンパロス編(第4章)の後に続く、Ver.4.0で新世界として実装されると強く期待されていました。
しかし、皆さんもご存知の通り、事態は急展開を迎えます。
Ver.3.8の期間が異例の8週間へと延長され、その理由が「Ver.4.0コンテンツのブラッシュアップ」、つまり大幅な調整だと公式から示唆されました。
そして、リーク情報を通じて明らかになったのは、この調整の背景には、現実の日中関係の政治的な緊張があったということです。
日本モチーフ色が強かった江戸星や関連キャラクター、例えばSP花火などの要素が、中国国内の検閲や批判に晒されるのを避けるため、大規模な修正や削除の対象となってしまったのです。
結果、Ver.4.0で登場する新地域は、日本モチーフを薄めた「二相楽園」(Planarcadia)へと名前と設定が変更されました。
「弁才天国」という日本読みの地名が、「ラフカディオ」という別名義に差し替えられたのは、日本のイメージをかろうじて残しつつ、規制に対応しようとした苦心の跡なのかもしれません。
個人的な意見ですが、開発に1年以上かかる大掛かりなコンテンツを完全に削除することは現実的に難しいため、マップやストーリーの根幹は残しつつも、名称や装飾品など「日本風」と特定される要素を徹底的に削る方向で修正が入ったのだと推測しています。
楽しみにしていたものが政治的な理由で変わってしまうなんて、一開拓者として、本当に心が折れそうになりますよね。
まとめ
■江戸星は幻となったのか?
崩壊スターレイルの「江戸星」は、私たちの期待を一身に集めながら、現在は「二相楽園」という名の新しい星に姿を変えてしまいました。
この変更は、中華ゲームを遊ぶ上で避けて通れない、現実の政治的リスクを痛感させられる出来事だったと言えます。
しかし、希望はまだ捨てていません。
江戸星で登場が期待されていたSP花火や八重桜といったキャラクターは、ver4.xのロードマップに名前が挙がっており、彼女たちが活躍する「愉悦」の運命が中心のストーリーは「二相楽園」に引き継がれています。
名前や見た目は変わっても、根底にある楽しかったはずの「愉悦」の世界観が、どこかで江戸星の魂を引き継いでいると信じたいものです。
もし状況が好転し、運営が「ブラッシュアップ」の真の意味で、いつの日か日本モチーフを復活させてくれる日が来るのなら、その時は盛大にお祭り騒ぎをしたいですね。
今は、ver3.8の延長期間を乗り越え、新しい星「二相楽園」の冒険と、今後の公式発表を、心を強く持って待ちましょう!
