ようこそ、英検準2級プラス合格を目指す熱心な学習者の皆さん。
資格取得への情熱に突き動かされる30代のブロガーとして、新設された「英検準2級プラス」について、皆さんが本当に知りたい情報を深く掘り下げていきましょう。
この新しい級が、あなたの英語学習にどのような「プラス」をもたらすのか、一緒に見ていきましょう。
英検準二級プラス難易度は?
■新設準2級プラス、レベルはどれくらい?
2025年度から導入された英検準2級プラスは、長年の受験生や指導者の悩みに応える形で誕生した、まさに「待望の級」なんです。
あなたはもしかして、「準2級に受かったけど、2級の過去問を見たら急に難しくて心が折れそうになった…」という経験はありませんか?
それもそのはず、英検協会自身も、準2級と2級の間には大きなレベルのギャップがあると認めているんです。
実際、3級から準2級への合格には平均8.8ヶ月かかるのに対し、準2級から2級合格までにはなんと平均13ヶ月以上、データによっては約2年近くかかっているんですよ。
この大きな壁を乗り越えるための「橋渡し」として、準2級プラスは設定されました。
レベルの目安としては、高校上級程度、つまり高校2年生から3年生レベルを目指す方にとって最適だとされています。
準2級が主に「日常的な話題」を扱うのに対し、準2級プラスでは「身近な社会的な話題」について理解し、運用する力が求められます。
抽象的な表現や語彙のレベルも、準2級よりは一段階上がりますが、2級ほど「学術的」ではないため、無理なくステップアップできる設計になっているのです。
私の個人的な感想ですが、この級の新設は、2級を目指す多くの学習者にとって、挫折を防ぐための命綱になると思っています。
英検準二級プラス何割で合格?
■合格の目安は何割?具体的な目標点
「英検は何割取れば合格できるのか」これは受験生なら誰もが気になる、最も実用的な質問ですよね。
英検はCSEスコアという独自の採点システムを使っているので、一概に「何問正解すればOK」とは言えないのが難しいところです。
しかし、英検協会が公表している合格基準スコア(CSEスコア)と、多くの学習塾の分析から、明確な目標が見えてきます。
準2級プラスで合格に必要なCSEスコアは、合計で1,829点です。
内訳を見ると、一次試験(リーディング・ライティング・リスニングの合計)で1,402点、二次試験(スピーキング)で427点が必要となります。
この基準スコアは、満点スコアから考えると、一次試験は約75%、二次試験は約68%に相当します。
さらに具体的な「何割取れば安心か」という目安(素点換算)ですが、一次試験全体で約62%(58点/93点)の正答率を目指すと合格圏に入ってくると推定されています。
特に大切なのは、リーディング、ライティング、リスニングのバランスです。
どの技能も満点スコアは均等に625点ずつ配分されているので、得意なパートで高得点を稼げると、苦手なパートのミスをカバーしやすいという戦略が有効です。
例えば、形式が掴みやすく高得点を狙いやすいライティングやリスニングで80%以上を確保できれば、リーディングで少し苦戦しても合格ラインに届く可能性が十分にあります。
もちろん、CSEスコアは毎回変動するものなので、「最低でもこれだけは取る」というラインを自分で決めておくことが、合格への戦略を立てる上で非常に重要になるでしょう。
英検準二級プラス意味ない?
■準2級プラスは意味ないって本当?
「新設されたばかりの級なんて、どうせ知名度がなくて意味ないんじゃないの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
確かに、「意味がない」と言われるのには、いくつかの理由があります。
一つは、新設されたばかりで企業や大学での認知度がまだ低いという点です。
そして、資格の国際指標であるCEFRで見ると、準2級も準2級プラスも同じA2レベルに分類されてしまうため、履歴書や入試で「資格の格上げ」として機能しない可能性があるからです。
さらに、多くの大学入試の優遇措置が「英検2級以上」を条件としているため、準2級プラスを取得しても入試でのメリットが限定的になってしまうケースがあるのも事実です。
しかし、私は断言します。学習のステップとして見れば、準2級プラスは全く意味がなくなんかない、むしろ非常に実用的な級です。
最大のメリットは、2級の難しさでモチベーションを失うことなく、着実に英語力を高められることです。
また、この級の学習を通じて、2級と同じ形式の問題(要約問題など)に、比較的易しい難易度で慣れることができるのは、本当に大きなアドバンテージです。
私の個人的な見解としては、英検は単なる資格ではなく、学習のモチベーションを維持するための「マイルストーン(道標)」です。
準2級プラスは、その道標をより細かく刻んで、誰もが挫折しにくいように設計された、学習者のための優しい配慮だと感じています。
英検準二級プラス・英検2級と違いは?
■英検2級との違いは?出題形式とレベル比較
準2級プラスは「易しい2級」とも表現されますが、具体的に2級とは何が違うのでしょうか。
形式、難易度、そして求められる英語力という3つの観点から比較してみましょう。
1. 形式の類似性と違い
準2級プラスと2級は、試験時間も問題数もほぼ同じです。
一次試験の筆記は85分、リスニングは約25分、二次試験の面接は約7分と、時間配分まで共通しています。
最も注目すべき違いはライティングです。
どちらの級も、2024年度以降の改定で導入された「英文要約問題」と「意見論述問題(英作文)」が出題されます。
しかし、求められる語数が明確に異なります。
| 項目 | 準2級プラスの目安 | 2級の目安 |
|---|---|---|
| 要約問題 | 25~35語 | 45~55語 |
| 意見論述 | 50~60語 | 80~100語 |
特に要約問題では、2級が約100語の長文から要点を抽出するのに対し、準2級プラスはパッセージが少し短く、要約に必要な語数も少ないです。
ただ、これは私の個人的な経験に基づく意見ですが、語数が短い要約問題は、論理的な構成を完璧に詰め込むのが逆に難しいと感じることもあります。
2. 難易度と求められる知識
決定的な違いは語彙力です。
準2級プラスが必要とする語彙数が約4,000語前後であるのに対し、2級は約5,100語と、その差は1,000語以上もあります。
この差は、単に単語の暗記量を指すだけでなく、2級で頻出する抽象的・学術的なトピックを理解できるかどうかに直結します。
求められる文法も、準2級プラスでは関係副詞や仮定法など2級に近い内容が含まれますが、2級ではさらに高度な表現力と論理構成力が要求されます。
英検準二級プラス・英検2級どっちがおすすめ?
■2級とどっちがおすすめ?戦略的な選択
準2級に合格し、次に2級を目指すにあたって、準2級プラスを受験すべきかどうかは、あなたの「現在の実力」と「最終的な目標」によって変わってきます。
【準2級プラスがおすすめな人】
もしあなたが準2級に「ギリギリ」で合格した(CSEスコアが合格基準に近い、または得意・苦手の偏りがある)と感じているなら、無理をせず準2級プラスを経由することを強くおすすめします。
特に、2級で新たに加わる要約問題や、社会的な話題を扱う長文・リスニングに不安があるなら、形式に慣れるための予行演習として準2級プラスは最高の選択肢です。
さらに、2級の難しさに直面してモチベーションを失いかけているなら、「次の目標」として準2級プラスの合格を挟むことで、「やればできる」という成功体験を積み、2級への意欲を再燃させることができます。
【2級をいきなり受けるのがおすすめな人】
逆に、準2級でCSEスコアが2042など高得点で合格している(準2級の合格基準は1728)なら、準2級プラスをスキップして2級に挑戦しても十分に合格の可能性があります。
また、大学受験などで「2級以上の資格」が必須とされている場合や、時間と費用を節約したいという「資格取得」が目的の中心にある場合も、準2級プラスは飛ばして2級に集中する方が合理的です。
私の個人的な感覚ですが、英検は安全策が吉です。
2級合格という最終目標の前に、準2級プラスという「確実な中間地点」を設けておけば、たとえ2級に一度落ちたとしても、準2級プラスの合格実績は残りますし、受験対策で得た知識は決して無駄になりません。
焦らず、着実に力をつけることが、資格取得の最短ルートだと私は信じています。
まとめ:準2級プラスは未来の自分への投資
英検準2級プラスは、従来の準2級と2級の間に存在する、大きな難易度の壁を埋めるために2025年度から新設された級です。
これは単なる「級の増加」ではなく、学習者が2級という高い目標に向けて、モチベーションを維持しながら段階的に英語力を伸ばすための、戦略的なステップです。
難易度は高校上級程度で、合格の目安はCSEスコア1829点(一次試験は素点換算で約62%が目安)。
「意味がない」という声もありますが、それは主に資格の格付け上の話であり、学習効果や2級対策の予行演習という側面では、大きな価値があります。
2級との違いは、問題形式は似ているが、求められる語彙力やライティングの語数が少なく、社会的な話題がより身近なものに限定される点です。
あなたの現在の英語力や学習ペースに合わせて、準2級プラスを賢く活用し、2級合格、そしてその先の未来へと繋がる英語力を手に入れましょう。
資格は、ゴールではなく、あなたが努力した証であり、さらなる成長への道を開く鍵になるはずですよ。

