物語が残りわずかとなり、ついにあの「名前」が響き渡った瞬間に、胸が震えた方も多いのではないでしょうか。
ついにレフカダ・ヘブンが「雨清水八雲」という日本名を手に入れ、物語は歴史的な瞬間を迎えましたね。
今日は、涙なしには語れない第114話の深すぎる展開を、皆さんと一緒にじっくり振り返っていきたいと思います。
ばけばけ(朝ドラ)114話までの振り返り
■葛藤の第113話をおさらい!家族の絆と錦織の拒絶が交錯した昨日
まずは、少しだけ昨日の第113話の出来事を思い出してみましょう。
ヘブンは、愛するトキと息子の勘太のために、イギリス国籍を捨てて日本人になるという大きな決断を下しました。
しかし、その手続きは一筋縄ではいかず、島根県知事の承認を得るために親友である錦織友一の助けを借りに向かったのです。
再会を喜ぶかと思いきや、錦織は協力を拒み、その真意が見えないままヘブンとトキは困惑の色を隠せませんでした。
一方で、松野家の両親がトキの実家である雨清水家のタエを訪ね、三人を雨清水の籍に入れる許可をもらうという、家族の温かさが沁みる展開もありましたね。
「雨清水トキ」になることを喜びつつも、どこか寂しさを抱えるトキの表情が印象的でした。
しかし、物語の裏側では錦織が血を吐きながらも滞在記を読みふけるという、不穏で切ない影が忍び寄っていたのも忘れてはいけません。
ばけばけ(朝ドラ)114話ネタバレあらすじ
■第114話ストーリー詳報!「雨清水八雲」爆誕と知事の冷徹な一蹴
それでは、今日放送された第114話の詳しい内容を見ていきましょう。
ヘブンとトキは、日本人になるための許可を求めて、島根県知事である江藤安宗のもとを直接訪ねました。
かつてはヘブンを「島根の宝」とまで絶賛していた知事ですが、自分に黙って松江を去り熊本へ行ったヘブンの行動にヘソを曲げており、取り付く島もなく突き放してしまいます。
落胆したトキは、望みをかけて錦織を訪ねに松江中学校へと足を運びました。
校庭では、なんと庄田多吉と結婚して校長夫人となっていた親友のサワと再会し、束の間の喜びを分かち合います。
しかし、現れた錦織は以前よりもさらに痩せ細っており、知事の信頼を失っている自分には力になれないと、冷たく背を向けてしまいました。
「日本人にならない方がよいと思っているからだ」という錦織の言葉は、トキの心に深い謎と悲しみを残しましたね。
そんな失意のどん底にいる二人の前に、トキの祖父である勘右衛門が、妻のタツと共に現れました。
勘右衛門は自らが「上野」の籍に入ることでトキたちの邪魔にならないように配慮しており、さらにはヘブンのために新しい名前を考えてきてくれたのです。
筆をとった勘右衛門が記したのは、「雨清水八雲(あましみず やくも)」というあまりにも美しく、そして運命的な名前でした。
『古事記』に記された日本最古の和歌から取られたその名を聞き、ヘブンは「ワタシ、ニホンジンニナッタノキモチ」と涙を流して感激したのです。
こうして、歴史に名を残す「八雲」が誕生しましたが、翌朝、松江の町へ繰り出したヘブンは、かつて感じたような感動を風景に見出せず、激しく狼狽してしまいます。
霧深い松江大橋の上で、震えるヘブンの前に立っていたのは、幻か現実か、あの錦織でした。
ばけばけ(朝ドラ)114話ネタバレ感想
■私の個人的な感想!「ラストおじじ」の愛と錦織の「幽玄の美」に震える
今回の放送を観て、まず私が叫びたくなったのは「おじじ様、最高すぎる!」という感謝の気持ちです。
これまで「ペリー」と呼んでヘブンを遠ざけていた勘右衛門が、最後に「八雲」という最高の名を授け、初めてその名で呼んだ瞬間は、涙腺が崩壊しました。
小日向文世さんの、厳格ながらも慈愛に満ちた「幸せになりなさい」という言葉には、明治を生きる武士の誇りと孫への深い愛が詰まっていましたね。
また、吉沢亮さん演じる錦織の、あの儚くも恐ろしいほどの美しさには、画面越しに息を呑みました。
病に侵されながらも、ヘブンに対してあえて厳しい言葉をぶつける姿は、単なる嫉妬ではなく、物書きとしてのヘブンを愛するがゆえの苦渋の決断だったのではないでしょうか。
SNSでも「異界の演出のようだ」と話題になっていましたが、朝靄の橋の上に立つ錦織の姿は、この世のものとは思えないほど幻想的でした。
サワちゃんが校長夫人として元気に再登場してくれたのは救いでしたが、物語全体を包む「終わりの始まり」のような空気に、少しだけ胸が締め付けられる思いです。
ばけばけ(朝ドラ)114話からどうなる?
■次回第115話の展開を大胆考察!錦織が突きつける「物書きの死」とは?
さて、気になる明日の第115話ですが、ヘブンの内面に渦巻く嵐がさらに激しくなりそうです。
公式の予告にもある通り、松江の朝を迎えながらも何も感じられなくなったヘブンに、錦織が容赦ない現実を突きつけます。
錦織が帰化に反対していた本当の理由は、「日本人になったら、物書きとしてのヘブンは死ぬ」と予見していたからではないかと思うのです。
異邦人としての新鮮な驚きや視点があるからこそ、ヘブンの文章は輝いていたのであり、日本に馴染みすぎてしまえば、その才能が枯渇してしまうという危惧でしょう。
錦織の「作家としてオワコンだ」という言葉に対し、ヘブンがどう答え、どうやって自分だけの「日本の心」を書き上げていくのかが最大の見どころになりそうです。
おそらくヘブンは、日本人になったからこそ見える「闇」や「怪談」の世界を、再び紡ぎ出すことで錦織の予想を超えていくのではないでしょうか。
錦織の容態も非常に心配ですが、彼が最後にヘブンの「日本滞在記」を手に取り、何を想うのか、ハンカチの準備が欠かせませんね。
まとめ
朝ドラ「ばけばけ」第114話は、まさに物語の集大成とも言える、美しくも残酷な神回でした。
「雨清水八雲」という名に恥じぬよう生きようとするヘブンの決意と、それを阻むかのような自己の感性の変化。
家族の深い愛情に包まれながらも、作家としてのアイデンティティを問われる展開に、目が離せません。
錦織とヘブン、二人の秀才が魂をぶつけ合うクライマックスを、全力で見届けたいと思います。
明日の放送も、期待して待ちましょう!
