『ズートピア2』は傑作!興行収入・上映期間から「最高すぎる続編」の理由を考察
待望のディズニー・アニメーション最新作『ズートピア2』、ついに日本でも公開されましたね!
私も公開初日に劇場へ駆けつけたんですが、もう、本当に「9年間待った甲斐があった」と心から叫びたい気持ちです。
前作『ズートピア』が社会現象を巻き起こしてから約9年、この続編がどんな世界を見せてくれるのか、期待と不安が入り混じっていたファンも多いはず。
ですが、世界中で記録的なロケットスタートを切っているというニュースを聞けば、その不安は一気に吹き飛ぶでしょう。
今回は、今作が叩き出した驚異的な興行成績から、気になる上映期間の予測、そして世界中のファンと私の心を鷲掴みにした「最高の続編」の秘密まで、徹底的に考察していきます。
『ズートピア2』が単なるヒット作で終わらない、歴史を塗り替える傑作だと確信した理由を、ぜひ最後まで読んでくださいね。
映画ズートピア2|興行収入は?
■規格外の興行収入!国内外で歴史を塗り替えたその数字
まず、公開直後から飛び込んできた興行収入のニュースには、誰もが度肝を抜かれたんじゃないでしょうか。
アメリカを含む世界各国では、公開初週末のわずか5日間で約5億5600万ドル、日本円にして約866億円を超える興行収入を記録しています,,。
この数字、ただごとではないんです。
これは、あの『アナと雪の女王』の記録さえ打ち破り、ディズニー・アニメーション映画史上最高の世界オープニング記録なんです,。
さらに恐ろしいことに、全世界で公開されたアニメーション映画としても歴代NO.1を達成し、実写大作も含めた世界オープニング記録でも『アベンジャーズ/エンドゲーム』などに次ぐ歴代4位という、規格外の快挙を成し遂げています,,。
北米市場でも、感謝祭期間の5日間で推計1億5600万ドル(約242億円)という、昨年の『モアナと伝説の海2』に次ぐ歴代2位の好成績を収めています,。
そして、日本国内でのスタートダッシュも凄まじいですよ。
12月5日の公開初日だけで、興行収入4億1223万円、動員27万8185人という数字を叩き出し、洋画アニメーション史上、そしてディズニー&ピクサー作品史上でも歴代NO.1の初日興収記録を樹立しました,,。
これは、国内興収133.6億円超えの大ヒットとなった『アナと雪の女王2』の初日記録(3億2600万円)や、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の記録(3億253万円)をも軽々と超えてきたんですから、正直震えました。
前作が国内で興行収入76億円を突破したことを考えると、今回のロケットスタートは、最終的に世界興収1,500億円を突破する可能性が極めて高いと、アナリストたちも期待を寄せているようです。
特に、中国市場では北米市場をはるかに超える興収(約422億円)を記録し、世界最大の市場としてこの快進撃を牽引している点も注目すべきポイントでしょう,,。
映画ズートピア2|上映期間はいつまで?
■いつまで上映?ロングランを予感させる要因
この歴史的な大ヒットぶりを見ると、次に誰もが気になるのは「いつまで劇場で見られるのか」という点ですよね。
一般的に、映画の上映期間は約1ヶ月から3ヶ月ほどで、特に大規模公開作品でも約2ヶ月が目安とされています,。
しかし、映画の上映期間は公開後の観客動員数や話題性によって変動し、興行収入が高ければ高いほど、上映期間は長く設定される傾向があります,。
『ズートピア2』は、先述の通り、記録的なスタートを切っており、これはまさに「ロングラン確定」を予感させる何よりのサインです。
過去のディズニー大ヒット作では、『トイ・ストーリー4』などが約3ヶ月間上映を続けた例があります。
また、映画館にとって「稼げる作品」はそう簡単には手放しません。
これだけの好成績を叩き出している『ズートピア2』であれば、年末年始のファミリー需要、そして冬休み明け以降も、話題性が尽きることはないでしょう。
特に受験期を終えた学生さんなど、3月中旬頃まで上映しているか心配な方もいるかと思いますが、これほどの大作でロングランが期待できる作品なら、主要なシネコンでは3月中旬まで粘って上映している可能性は非常に高いです。
ただし、映画館のスケジュールは1週間ごとに決まり、動員が落ちると1日の上映回数が1回に減ったりしますから,、「そろそろ危ないぞ」というサインを見逃さないように、お近くの映画館のスケジュールはこまめにチェックすることをおすすめします。
映画ズートピア2感想・良い評価
■絶賛の嵐!「最高の続編」と評価される理由
興行収入のデータだけ見ても圧倒的ですが、内容の評価がまたすごいんです。
辛口で知られる全米映画批評家サイト「Rotten Tomatoes」では、批評家スコアが91%、そして観客スコアが驚異の95%という超高評価を獲得しています,。
これは、作品が単に話題性だけでなく、真に観客の心を捉えた証拠ですよね。
実際に鑑賞したファンからは、「期待をはるかに超える素晴らしい作品」「ディズニー・アニメーション史上の最高傑作」といった、最高の賛辞が飛び交っています。
個人的に最も胸を熱くしたのは、やはりジュディとニックの絆が描かれた部分です。
前作で最高のバディとなった二人が、今作では警察官として新たな試練に立ち向かうのですが、その中で二人の関係性が「単なる同僚や親友という枠を超え」て描かれているんです。
SNS上でも「致死量のニクジュディを感じられる最高の映画だった」という声が多く見られますが、まさにその通りで、ニックがジュディをどれだけ大切に思っているか、その感情の機微が丁寧に描かれすぎていて、私は鑑賞中に何度か胸がキュッと締め付けられました,。
前作が個人の可能性(「誰でも何にでもなれる」)をテーマにしていたのに対し、今作は、ズートピアから歴史的に排除されてきた爬虫類の存在を通して、「社会の構造的な差別」や「真の多様性」といった、より重く深淵なテーマに踏み込んでいます,。
それでも、物語のテンポは「超ハイテンポ・ハイテンションのお祭りムービー!」のようで、ハラハラするアクションシーンがノンストップで続くので、飽きる暇なんて全くありません,。
さらに、前作から9年を経て進化したCG技術が、動物たちの「もふもふ感」や躍動感をこれ以上ないクオリティで描き出しており、「現代アニメーションとして世界最高峰の作品」だと言い切ってしまいたくなりますね。
新キャラクターのヘビのゲイリーや、山田涼介さんが日本語吹き替えを担当したオオヤマネコのパウバートも、個性が強烈で、このスケールアップした物語に大きな魅力をもたらしています,。
本当に「2025年頑張ったご褒美みたいな映画」でした。
映画ズートピア2感想・悪い評価
■惜しい?賛否を分けた「詰め込みすぎ」の評価
これだけ絶賛されている『ズートピア2』ですが、中には「前作の方が好きだった」「完璧ではない」という声があるのも事実です。
特に目立つのは、ストーリーの情報量とテンポの速さに関する意見です。
「色々詰め込みすぎで、終始マシンガントークのような印象」を受けたという感想や、「話が割と込み入っていて途中で少し飽きてしまい長く感じた」という声も聞かれます,,。
確かに今作は、ジュディとニックのバディ関係の試練、ズートピアの歴史に隠された「爬虫類排除」の謎、そして新しい市長や新キャラたちの思惑など、複数の要素がめまぐるしく展開します。
その結果、「小さいお子様は中盤辺りから飽き始めてしまった」という親御さんの意見もあり、前作よりも対象年齢が上がったようにも感じられます。
また、前作が完璧すぎただけに、「1作目ほどの衝撃はない」と感じるファンもいるようです。
ジュディがまたもや組織の指示を無視して暴走したり、ニックがジュディに振り回されているように見える描写に対して、「前作のような息ぴったり感があまり活かされていなかった」と、二人の関係性の描かれ方に物足りなさを感じた人もいました,。
しかし、これらの「詰め込みすぎ」とも取れる要素こそが、私にとっては「どこを見ても楽しめるサービス精神」だと感じました。
ミステリーの謎解き部分に物足りなさを感じる人もいるようですが、それ以上に、アクションのハチャメチャぶりや、前作では描かれなかったズートピアの地下世界や新エリアの描写など、世界観の拡張に対する製作陣の熱量が凄まじく、多少の粗は飲み込めてしまうほどのパワーがありました。
まとめ
■考察まとめ 世界を救った「もふもふバディ」の力
『ズートピア2』は、興行収入の面でも内容の面でも、ディズニーアニメーションの歴史に新たな金字塔を打ち立てた傑作です。
単なる続編ではなく、前作が描いた「誰もが何にでもなれる」という希望の街の裏側にある「暗い過去」や「構造的差別」というテーマに、真正面から挑んでいます,。
そして、その重いテーマを、ジュディとニックという愛すべきバディの「試される絆」の物語として昇華しているのが、この映画の最大の成功要因でしょう。
私自身、ニックがジュディのために自分を犠牲にしようとするシーンや、クライマックスで本音をぶつけ合うシーンでは、涙腺が緩みっぱなしでした。
「他者と完全に理解しあうのは不可能。だからこそ人は自分を、他人を知ろうと努力する」という、人生における普遍的な真理を、もふもふの動物たちが教えてくれるんです。
現在、世界中で驚異的な大ヒットを記録しているこの作品は、間違いなく今後数ヶ月にわたって劇場を賑わせ続けるでしょう。
もし鑑賞を迷っている方がいるなら、言えることはただ一つです。
このスケールアップしたアクション、深化し続けるテーマ、そして何よりメロすぎるジュディとニックの絆を、ぜひ最高の環境である映画館で体感してください。
エンドロール後には、次回作の可能性を匂わせる「鳥類」のヒントもあるようですから,、長めのエンドロールも最後まで席を立たずに、その未来を見届けてほしいと願っています!
まさに、映画館で何度も観て、家族や友人と「多様性」について語り合いたくなる、今年最高のバディムービーです。
