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YouTube広告「福井県百年眼鏡工」は本物?偽物で詐欺?

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はるを 速報

2026年に入ってもなお、YouTubeを開くたびに「福井県百年眼鏡工」という言葉が目に飛び込んできて、正直なところ、僕も少しうんざりしている部分があります。

職人さんが眼鏡を丁寧に研磨する美しい映像が流れると、伝統を大切にしたいという僕たちの心理がどうしてもくすぐられてしまいますよね。

でも、その「応援したい」という温かい気持ちを逆手に取った卑劣な罠が、今のネット広告には潜んでいるんです。

最近、SNSや検索エンジンでもこの話題が尽きないのは、それだけ多くの人が「これって本当なの?」と疑問を感じている証拠でしょう。

今日は、そんなネット上のノイズをかき消して、この広告の裏側にある真実を徹底的に掘り下げていきたいと思います。

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YouTube広告「福井県百年眼鏡工」とは?

■福井県百年眼鏡工を名乗る広告の巧妙な正体

YouTubeで突然流れてくるこの動画広告は、5秒から30秒程度の短い時間で僕たちの視線を奪い去ります。

「福井県百年眼鏡工」や「鯖江市百年眼鏡工房」といった、いかにも歴史がありそうな名前を巧みに使い分けているのが特徴ですね。

驚くべきは、その広告で謳われている眼鏡のスペックで、例えば「調光オートフォーカス」や「自動調整レンズ」といった、まるで魔法のような機能が紹介されています。

近視も遠視も老眼もこれ一本で解決できるなんて、技術の進歩を信じたい僕たち世代にとっては、ついクリックしたくなる魔法の言葉です。

しかも、価格設定が絶妙で、通常なら高価なはずの眼鏡が2個セットで7,000円前後という、手が出しやすい安さで販売されているんです。

「為替の影響で輸出が減って在庫が余っている」とか「工場が経営危機なので助けてほしい」といった、同情を誘うストーリーが添えられていることもあります。

広告の映像自体も、鯖江市の風景や職人の手元を映し出した非常にクオリティが高いもので、一見すると本物のプロモーション映像にしか見えません。

しかし、実際にはこれらは既存の映像素材を繋ぎ合わせたものや、合成で作られた可能性が極めて高いのが現実なんです。

YouTube広告「福井県百年眼鏡工」は本物?偽物で詐欺?

■なぜこの広告が詐欺だと疑われ続けているのか

この広告が「産地偽装詐欺」だと断言される根拠は、あまりにも明白な矛盾がいくつも重なっていることにあります。

まず決定的なのが、福井県鯖江市の公式サイトが2026年1月13日に「中国製の偽物を鯖江産と偽る詐欺に注意」という警告を直々に出しているという事実です。

⚠️鯖江市を騙る広告にご注意ください – めがねのまちさばえ 鯖江市
「めがねのまちさばえ」福井県鯖江市の公式ホームページです。鯖江市は、国内シェア96%の日本随一の眼鏡フレームの聖地です。

市役所や眼鏡協会の調査によれば、そもそも「百年眼鏡工」という名称の工房は実在すらしていません。

彼らが主張する「オートフォーカスで自動的にピントが合う」という機能も、現代の科学技術では実現不可能か、著しく誇張された表現だと言わざるを得ないんです。

僕も自分で調べてみて驚いたのですが、販売サイトのドメインを解析すると、すでにブラックリストに入っているような怪しいものばかりでした。

会社の住所を確認しても、福井県どころか海の向こうの某C国になっていたり、連絡先がメールアドレス一つしかなかったりと、あまりに不透明です。

さらに、広告動画のクオリティがあまりに高いことから、これは個人ではなく組織的な詐欺グループが莫大な広告費を投じて仕掛けているものと考えられています。

普通の物販であれば到底回収できないような金額を広告に注ぎ込んでいるのは、その後に個人情報を抜き取るといった別の目的があるからかもしれません。

YouTube広告「福井県百年眼鏡工」詐欺の手口

■実際に起きている被害の声と僕たちが取るべき防衛策

もしこの広告を信じて注文してしまうと、代引きで届くのは、福井県の職人技とは程遠いプラスチック製の安っぽい粗悪品です。

「レンズが曇って何も見えない」「ピント調節なんて全く機能しない」といった、怒りと悲しみが混ざった報告がX(旧Twitter)などのSNSで何百件も飛び交っています。

さらに恐ろしいのは金銭的な損失だけではなく、入力した住所や氏名、クレジットカード情報が抜き取られて悪用される二次被害のリスクです。

クレジットカード詐欺の入り口になっているという指摘もあり、安易に情報を入力することがどれほど危険か、僕たちも再認識する必要がありますね。

もし不幸にも注文してしまった場合は、商品が届いた際に「受け取り拒否」をして、運送会社にその旨を伝えるのが最も有効な対策です。

すでに支払ってしまった後であれば、すぐに消費者ホットライン「188」や警察の相談専用ダイヤル「#9110」に連絡して、専門家のアドバイスを受けてください。

YouTube広告に遭遇したときは、決してクリックせずに「詐欺」として動画を報告することが、自分だけでなく他の誰かを守ることにも繋がります。

正規の眼鏡ブランドもこの事態を重く見て注意喚起を行っているので、まずは公式サイトなどで正しい情報を確認する癖をつけたいものです。

本物の福井県眼鏡産業が歩んできた誇り高き歩み

今回の詐欺広告がこれほどまでに広まったのは、皮肉にも「福井の眼鏡は素晴らしい」という本物の名声があったからに他なりません。

福井県、特に鯖江市は、日本で作られる眼鏡フレームの95%以上を生産している、世界に誇る一大産地です。

その歴史は1905年(明治38年)、増永五左衛門という人物が雪深い農村の冬の貴重な収入源として、大阪から職人を招いて眼鏡作りを始めたことから始まりました。

分業体制を確立し、職人たちが互いに切磋琢磨することで、福井の眼鏡技術は飛躍的に向上していったんです。

大正時代にはすでにセルロイドフレームの生産が始まり、昭和に入ってからは軍需や戦後のサングラスブームを経て、日本一の産地としての地位を不動のものにしました。

特に1981年に世界で初めて開発に成功した「チタン製眼鏡」は、軽くて丈夫で金属アレルギーも起こしにくいという、眼鏡業界の革命でした。

平成以降は「THE 291」という産地統一ブランドを立ち上げ、200以上の工程を熟練の職人が手作業で仕上げる、圧倒的な品質を維持し続けています。

今では「めがねミュージアム」などの観光施設もあり、単なる製造拠点ではなく、文化を伝える場所として2026年現在も進化を続けているのが本物の姿です。

まとめ

■ネットの海で騙されないために大切なこと

「福井県百年眼鏡工」という広告は、歴史ある産地の名前を汚し、僕たちの善意を搾取しようとする極めて悪質なものです。

本物の鯖江の眼鏡には100年以上の重みがありますが、それは決して数千円という安価な広告でバラ撒かれるような軽いものではありません。

「誰でも簡単に」「驚きの高機能が格安で」といった甘い言葉には、必ずと言っていいほど裏があるのがこのネット社会の現実です。

僕もガジェットやネットの話題が大好きですが、便利な技術の影には、それを悪用する人間が常にいることを忘れずにいたいと思っています。

もし本当に素晴らしい眼鏡を求めているなら、公式の眼鏡協会が認定している店舗や、信頼できる直営店を自分の足で訪ねてみてください。

そこには、偽物の広告動画には決して映らない、職人たちの本物の誇りと情熱が宿った一本が必ず待っているはずです。

今回の情報が、あなたの心強い盾となり、怪しい広告から身を守るきっかけになれば、ブロガーとしてこれほど嬉しいことはありません。

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