いつものようにタイムラインを眺めていたら、急に画像や動画の主張が強くなったと感じて、設定画面を彷徨うことになった方は多いのではないでしょうか。
特に、仕事中や外出先でこっそりチェックしたい時、タイムラインに画像や動画が表示されないように設定するために「メディアのプレビュー」をオフにできる機能は、私たちにとって生命線とも言える大切なものでした。
実は2026年の今、X(旧Twitter)を取り巻く環境は劇的な変化を迎えており、多くの方が同じ戸惑いを感じている真っ最中です。
今回は、なぜあの便利な設定項目が消えてしまったのか、そして今の私たちが取れる最善の策は何なのか、徹底的に掘り下げていきたいと思います。
x(旧:twitter)設定「メディアのプレビュー」ない?消えた?iPhone/iOS
■かつて私たちが愛した「メディアプレビュー」オフの手順を振り返る
かつてのX、あるいはTwitterと呼ばれていた頃のアプリには、タイムラインをテキスト中心に保つための非常にシンプルな設定が存在していました。
タイムラインに画像や動画が表示されないように設定するには設定とサポートから「アクセシビリティ、表示、言語」へと進み、「表示」や「画像とサウンド」の項目を開けば、そこには確かに「メディアのプレビュー」というスイッチがあったのです。
このスイッチをオフにするだけで、画像や動画はただのリンクに変わり、私たちのタイムラインは驚くほどコンパクトで読みやすいものになりました。
データ通信量を節約したい時や、不意にショッキングな画像が目に飛び込んでくるのを防ぎたい時、この機能はまさに守護神のような存在だったと言えます。
私もかつてはこの設定を愛用しており、文字情報だけが整然と並ぶタイムラインに、どこか懐かしい掲示板のような安心感を覚えていたものです。
x(旧:twitter)設定「メディアのプレビュー」ない?消えた原因
■なぜ消えた?2026年1月のアップデートという衝撃の事実
平穏な日々は、2026年1月上旬に配信されたiOS版アプリのアップデートによって、唐突に終わりを告げることになりました。
多くのユーザーが報告している通り、この更新を境に設定画面から「メディアのプレビュー」を制御するトグルスイッチが完全に姿を消してしまったのです。
この変更はX側から何のアナウンスもなく行われたため、ネット上では「バグではないか」という声や、設定の場所が変わっただけだと信じて探し回る人が続出しました。
Redditなどのコミュニティでは、この変更によってタイムラインが以前の3倍も長く感じるようになり、スクロールの手間が増えたことへの不満が爆発しています。
なぜこのような極端な変更が行われたのか、その正確な理由は公式には語られていませんが、プラットフォーム側がメディアの表示回数を増やしてエンゲージメントを高めようとしている意図が透けて見えます。
イーロン・マスク氏の掲げるプラットフォームの簡略化や、新しい体験の押し付けとも取れるこの動きに、多くの熟練ユーザーが「改悪だ」と嘆いているのが現状です。
今のXで設定項目を探しても見つからない理由
現在、iPhoneなどのiOSデバイスでアプリを最新版にしている場合、どれだけ深く設定の森を探索しても、メディアプレビューをオフにする項目は見つかりません。
項目自体がシステムから物理的に削除されているため、私たちがアプリの設定から以前のような表示に戻すことは、現時点では不可能になってしまったのです。
一方で、Android版のアプリを使っているユーザーからは、まだ設定項目が残っているという報告も一部で上がっています。
しかし、これも時間の問題である可能性が高く、iOS版に追従する形で近いうちに削除されるのではないかと戦々恐々としているユーザーは少なくありません。
Web版(ブラウザ版)についても同様で、タイムライン全体のメディアを非表示にするような強力なコントロール機能は提供されていないのが実情です。
運営側は、私たちがどのような形であれ画像や動画を「見せられる」状態をデフォルトにしたいと考えているのでしょう。
x(旧:twitter)設定「メディアのプレビュー」代替案は?
■完全に消すことはできなくても、少しでも快適にするための知恵袋
公式のスイッチがなくなった今、私たちが指をくわえて見ているしかないのかと言えば、決してそうではありません。
まず試してほしいのが、「ビデオの自動再生」を完全にオフにすることです。
「設定とプライバシー」から「データ使用量」へと進み、自動再生を「使用しない」に設定すれば、少なくとも動画が勝手に動き出すストレスからは解放されます。
画像は表示されたままになりますが、動画が静止画として留まってくれるだけでも、視覚的な騒がしさは随分と軽減されるはずです。
次に、「データセーバー」モードをオンにすることも検討してみてください。
これによって画像が低解像度で読み込まれるようになり、表示の負荷やデータ消費を抑えるという、かつての機能に近い効果を間接的に得ることができます。
また、「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」のチェックを外しておくことで、一部の過激な画像をフィルターにかけることも可能です。
完璧な解決策とは言えませんが、これらの設定を組み合わせることで、暴走するタイムラインを少しだけ大人しくさせることができるでしょう。
まとめ
■これからのXとの付き合い方を考える
今回の変更は、長年Twitter時代からこのアプリを愛してきた私たちにとって、非常に重い課題を突きつけているように感じます。
ユーザーの利便性やアクセシビリティよりも、プラットフォーム側の数字や広告効果が優先されている現状に、私も一人のユーザーとして強い寂しさを禁じ得ません。
もし、どうしても以前のようなテキスト中心の閲覧環境を取り戻したいのであれば、リスクを承知でサードパーティ製のアプリを検討するか、ブラウザの拡張機能を利用する道も残されてはいます。
ただし、近年のAPI制限の影響でこれらの代替手段も非常に不安定になっており、以前のような快適さを保証するものではないのが辛いところです。
私たちができる最も建設的な行動は、@Xや関係者のアカウントに対して、この機能の復活を求めるフィードバックを粘り強く送り続けることかもしれません。
かつてユーザーの声によって復活した機能も少なくありませんし、私たちの「使いにくさ」への訴えが、いつか運営の心を動かすことを願ってやみません。
今のタイムラインは、まるで情報の洪水が押し寄せてくる巨大なスクリーンのようですが、時にはアプリを閉じて、自分にとって本当に必要な情報は何だったのかを問い直す良い機会なのかもしれませんね。
