こんにちは、はるをです!
この記事ではジェイソン・ステイサム主演、ガイ・リッチー監督の映画「キャッシュトラック(英語版タイトル:wrath of man)」について解説しています。
「キャッシュトラック」は寡黙で冷酷なHの正体が徐々に明かされる中、現金強奪計画が絡み合い、予測不能な展開を見せるクライムサスペンスです。

「ステイサムが出てきたらそりゃ逃げる」と思わせるほどの存在感で、悪党どもを震え上がらせるよ!
キャッシュトラック(映画)|あらすじ

『キャッシュトラック』は、ロサンゼルスにある現金輸送専門の警備会社「フォーティコ・セキュリティ」を舞台に物語が展開します。
この会社では、日々巨額の現金を運んでおり、常に危険と隣り合わせ。
そんな中、パトリック・ヒルという英国出身の男が、通称「H」としてこの警備会社に採用されます。
採用試験ではギリギリ合格だったHですが、いざ強盗に遭遇すると、驚くほど冷静かつ圧倒的な戦闘スキルを発揮し、周囲を驚かせます。
しかし、Hの正体は謎に包まれており、同僚たちは彼が一体何者なのか、疑念を抱き始めます。
実はHは、数ヶ月前に現金輸送車が襲撃され、その際に最愛の息子を亡くしたギャングのボス、メイソン・ハーグリーヴズだったのです。
彼は、息子の仇を見つけ出し、復讐するためにこの警備会社に潜入したのでした。
物語は、Hが警備員としての日常を送りながら、息子の事件の真相を探り、やがて全米で最も現金が動く「ブラック・フライデー」に計画された大胆な強盗事件へと繋がっていきます。
復讐心に燃えるHと、大金を狙う強盗団との間で、激しい攻防が繰り広げられることになるのです。
キャッシュトラック(映画)考察|最後のシーン・Hの部下はなぜ逃げた?
さて、映画を見た人の多くが気にされている最後のシーンでHの部下はなぜ逃げたのか?についてですが、これは映画の中でも非常に印象的な場面でしたね。
Hが初めて現金輸送車を襲撃してきた強盗たちと対峙した際、彼らはHの顔を見た瞬間に、何も奪わずに逃げ出してしまいます
この理由ですが、彼らはHが変装しているとは知らず、その正体が自分たちのボスであるメイソン・ハーグリーヴズだと気づいたからなのです。
ハーグリーヴズは裏社会では名の知れた存在で、その冷酷さと力は部下たちもよく知っていました。
まさか自分たちが襲撃しようとした現金輸送車の警備員の中にボスがいるとは夢にも思わず、恐怖を感じて逃げ出した、というわけです。
まるで悪霊でも見たかのように、一目散に退散していく様子は、Hのただならぬオーラと、彼らが抱く畏怖の念を物語っていましたね。
キャッシュトラック(映画)|評価は?
最後に、この映画の評価についてですが、批評家の評価と一般の観客の評価には少し差があるようです。
批評家からは、ストーリーの複雑さや、過去のガイ・リッチー作品のようなエスプリの欠如などを指摘する声も上がっています。
しかし、一般の観客からは、ステイサムのアクションや、骨太な復讐劇として高く評価されているようです。
Rotten Tomatoesでは、批評家の評価はやや低めですが、観客の評価は非常に高いというデータもあります。
この映画は、2004年のフランス映画『ブルー・レクイエム』のリメイクであり、クライムアクションスリラーというジャンルに分類されることが多いですね。
総合的に見ると、『キャッシュトラック』は、単なるアクション映画を期待すると、少し戸惑うかもしれません。
しかし、ジェイソン・ステイサムのハードなアクションと、復讐という重いテーマをじっくりと描いた、見応えのある作品だと思います。
ガイ・リッチー監督の新たな一面も垣間見ることができるかもしれません。
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